国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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ビジネスエクスプレスの審査でもチェックされる、ユーザーが離脱する原因 など10記事(海外&国内SEO情報)

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海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • グーグルマップSEOの上位表示でバックリンクに相当する要因「サイテーション」
    (WebmasterWorld)

    通常のウェブ検索では、言うまでもなくバックリンク(被リンク、リンクしてもらうこと)が上位表示に大きく影響する要因だ。しかし、グーグルマップにおける地図検索では「Citation(サイテーション、引用の意味)」または「Web Reference(ウェブリファレンス、ウェブ上の参照)」と呼ばれる要因が被リンクに相当すると推測される。日本語では言及または参照という意味になり、具体的にはそのサイトについて触れているページを指す(必ずしもリンクが張られているとは限らない)。サイテーションの数は、グーグルマップに表示された店舗の詳細ページにある「この場所の詳細」で確認できる。

    Googleマップ「この場所の詳細」
    ※このサイトは263のサイテーション(=バックリンク相当)を獲得している。

    サイテーション元にはレビューサイトやグルメサイト、タウン情報サイトのほか一般のブログなども含まれている。リンクがなくてもサイテーションによって上位表示されている例もあるようなので、ローカル検索に登場している他のサイトのサイテーション元ページを調査し、自分のサイトも掲載できるようなら掲載してもらいサイテーションを増やすと良い結果がでるかもしれない。なおサイテーションに含まれる説明文や所在地などの情報には、同一の記述を使った方がいいようである。

  • Googleウェブマスターツールでクロールの速度を変更できないドメイン名
    (Google Webmaster Central Help Forum)

    Googleウェブマスターツールには、Googlebotがサイトをクロールする際に送信するリクエストの間隔を変更するオプションがある。

    クロール速度の変更

    この設定はサブドメインレベルでも変更できるとヘルプでは書かれているが、

    サイトのクロール速度(Googlebot がサイトをクロールする時間)は、www.example.com や http://subdomain.example.com などのルート レベルで変更できます。www.example.com/folder のように、ルート レベルではないサイトのクロール速度は変更できません。
    ※強調は筆者によるもの

    グーグル公式ヘルプフォーラムでのグーグル社員の説明によるとこの記述は間違いで、実際には、example.comのようなルートレベルのドメイン名かwww.example.comのようにwwwの付いたサブドメイン名でしか変更できないようだ(ディレクトリ単位での調整はもとも不可)。つまりsubdomain.example.comサブドメインでは変更できない。

    また同じフォーラムの別のスレッドでは、.tvドメイン名のサイトはクロール速度の変更ができないと公式コメントが返されている。こちらはバグのようだ。

  • 拡張子の違いは検索結果に影響を与えるか?
    (High Rankings Forum)

    結論から言うと、拡張子の違いによって検索順位が影響を受けることはない。「.html」「.htm」「.php」「.asp」「.aspx」「.cgi」、どれも差別されない。

    気を付けるべき点としては、すでにインデックスされているページの拡張子を変更する場合がある。拡張子といえど変更がなされたらURLが変わることになり、それは検索エンジンにとっては別ページである。つまり、まったく新しいページだとして認識されるため、これまで受けていたリンクの評価などは引き継がれない。やむを得ずページの拡張子を変更するときは .htaccessに以下のように記述することで、変更前の状態を変更後のページに引き継げる。

    例:拡張子 .htmlを拡張子 .phpに変更するケース(ルートディレクトリに配置した.htaccessの場合)
    RewriteCond ${REQUEST_URI} \.html$
    RewriteRule ^(.*)\.html$ /$1.php [R=301,L]
  • BingはきれいなHTMLコードが好き
    (Bing Webmaster Forum)

    Bingウェブマスターセンターのプログラムマネージャ、ブレット・ヤント氏はフォーラムで次のようにコメントした。

    きれいなコードは、すべてのサーチエンジンに対して多少なりともインデックスする手助けになる。サイトを作り始めたばかりなら、W3Cにそったテンプレートを探した方がいい。

    HTML文法が正しいからといって検索順位が上がるわけではない。文法が間違っていても今の検索エンジンは間違いを修正して正しく読み取ってくれる。上位表示されているサイトの文法をチェックしてみれば、現状ではHTML文法の正しさと検索エンジンの順位は、まったくといっていいほど関係がないことがわかるだろう。そうは言っても、文法にそった正しい記述でコーディングすることは心がけるべきである。ロボットのクローリングのしやすさやブラウザでの意図したとおりの表示に関わってくることもあるだろうし、タグの閉じ忘れで重要なコンテンツを読んでもらえなかったら、それこそSEO的にもマイナスである。

  • AJAXサイトをくまなくクロール/インデックスさせる方法 by Google
    (Google Code)

    Googleは、米サンタクララで開催されたSMX WestでAJAXで生成されるWebページをクロール可能にするためのルールを発表し、技術ドキュメントも公開された。なかなかトリッキーな手法に思われるし、サーバー側で特別な対応をする必要があるため簡単に実装するのは難しいかもしれないが、日本語での解説も出されているので、AJAXを用いてサイトを作成している場合は、エンジニアに読んで検討してもらうといいだろう。

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