ステップ式! CMS活用 はじめの一歩

Wiki系の無料CMS+ホスティング

[Sponsored]

Wiki系の無料CMS+ホスティング

入力書式や操作性が独特なために敷居が高かったWikiを、一般ユーザーでも使いやすいように操作性を改良しインストールも不要にしたサービスだ。複数のユーザーがサイトを更新するコミュニティサイトの構築に向いている。1つのデザインテンプレートがサイト全体に適用されるため、「ページごとにデザインやレイアウトを変更できる」という要件を満たさないが、大きな流れを把握する意味で無視できないため、含めることにした。

機能と操作性のバランスが良く、完成度が高い
Google Sites
http://sites.google.com

Google Sites
サンプルサイト:http://google.cms-ia.info/

【特徴】 エンタープライズ向けWikiのJotSpotをGoogleが買収して始めたサービス。Googleサービスとしては影が薄いが、機能と操作性のバランスが良く、完成度が高い。デザインにこだわらなければ、ブログやWiki風サイトに限らず普通のサイトも構築できる。なおドラフトや承認という概念はなく、編集内容を保存するとサイトに即反映される。

【デザイン自由度】 サイト全体に適用されるテーマは50種類から選択でき、配色もカスタマイズできるが、ヘッダやフッタの構成要素が変更できないなど、大きなカスタマイズは難しい。よくあるブログサイトと同じように、全ページが共通のデザインとレイアウトになる。ただし、中央のコンテンツ部分は2カラム、3カラムなどのレイアウトをページごとに指定できるので、各ページの特性に応じた表現の自由度は高いといえる。

【編集】 WYSIWYG入力はHTML編集モードもあるが、出力されるHTMLはあまりクリーンではない。Google DocsやGoogleカレンダー、Picasa、YouTubeなどのコンテンツを簡単に埋め込むことができる。当然ながら、Google Analytics、Google Webmaster Tool、AdSenseとの連動も容易だ。

【ナビゲーション】 ページの下にページを所属させる階層構造を実現でき、さらにサイドバーのナビゲーション中に何階層目までのリンクを表示させるかを設定できる。手動管理モードにすると、順番の変更や非表示設定、サイト外ページへのURLリンクを含める、などの細かい制御ができるようになる。また、(XMLではなくユーザー向けの)サイトマップページが自動で生成される。同じページ内の見出しへのアンカーリンクや、特定ページ配下のページ群への目次リンクをページ中に埋め込むモジュールも用意されているのは、Wikiの名残かもしれない。唯一残念なのは、ページにタグ付けできない点と、メニュー中の表記とページ名を別にできない点だが、ナビゲーションに関しては今回レビューしたなかでは、トップクラスの実力だ。

【料金】 無料:容量100MB/有料(Google Appsユーザー):容量10GB

野心的なバージョンアップが続いている
MindTouch Express
http://www.mindtouch.com/Products/Deki_Express

MindTouch Express
サンプルサイト:http://wcj.wik.is/

【特徴】 MindTouch社の次世代Wikiホスティングサービス。他のWikiサービスが安定的な運用を続けるモードに入ったのと対照的に、こちらは野心的なバージョンアップが続いている。WYSIWYG編集、画像やPowerPointなどのバージョン管理、きめ細かいアクセス制限に加えて、マッシュアップ系のモジュールが100以上用意されているのが大きな特徴だ。DrupalやWordpress、LDAPとの認証統合もできる。ダウンロードして自分でインストールできるオープンソース版や、企業向けサービスも提供されている。

【デザイン自由度】 ヘッダのロゴ指定、19種類のテンプレートからの選択、CSSのカスタマイズが可能。

【編集】 HTML編集モードつきのWYSIWYGエディタで入力を行う。ページに添付したファイルもバージョン管理される。

【ナビゲーション】 多階層のツリー構造がそのままメニューに反映される。順番や表示の有無は変更できない。

【料金】 無料:50MB/年間99ドル:容量1GB、独自ドメイン、テンプレートカスタマイズ(2009年10月現在、登録を一時的に休止している)

法律事務所、制作会社、学校向けのコラボレーションサイト構築用
PBworks
http://pbworks.com/

PBworks
サンプルサイト:http://cmsia.pbworks.com/

【特徴】 以前は「PBwiki」という名称だったが、最近サービス名を変更し、法律事務所、制作会社、学校向けのコラボレーションサイト構築用、という位置づけをアピールするようになった。

とはいえWikiであることには変わりなく、コミュニティ向けサイトに適している。他のサービスと比べるとワクワク感が不足気味。

【デザイン自由度】 いかにもWiki風のデザインであり、9種類の配色から選択するのみ。有料プランの場合はCSSのカスタマイズとヘッダへのロゴ挿入が可能。

【編集】 WYSIWYGエディタは一般的なFCK Editorを採用していて、HTML編集モードもある。カレンダー、Skype、YouTube、写真スライドショーなどのプラグインが用意されている。

【ナビゲーション】 ページはフォルダに入れると、ナビゲーションに反映されるが、フォルダのなかにフォルダを作ることはできない。タグによる分類も可能。

【料金】 無料:容量2GB/月額40ドル:容量無制限、SSL、テンプレートカスタマイズ、独自ドメイン、自動バックアップ

デザイン性とコミュニティ機能で差別化を図った次世代Wikiの先駆者
Wetpaint
http://www.wetpaint.com

Wetpaint
サンプルサイト:http://wcm-japan.wetpaint.com/

【特徴】 デザイン性とコミュニティ機能で差別化を図った次世代Wikiの先駆者的存在。画像や動画のギャラリー、コミュニティ機能が充実している。USではテレビ番組などエンタメ系のコミュニティサイトとして導入が進んでいる(例:『ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ』『LOST』『24』など)。

【デザイン自由度】 デザイン性に優れたスタイル(配色と背景画像)が24種類用意されている。

【編集】 WYSIWYGは最低限の機能に絞り込まれていて(たとえば、見出しは2段階のみ)、HTML編集モードもないのが潔い。コメント、ディスカッション、メンバー間のメッセージ交換、メール連動などのコミュニティ機能が充実している。

【ナビゲーション】 多階層のツリー構造がそのままメニューに反映される。順番の変更やページへのタグ付けも可能。

【料金】 無料:広告自動挿入/月額19.95ドル:広告なし

[Sponsored]
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

アップロード
手元のPCなどの機器から、ネットワークを介して、別のPCやファイルサーバー、ウェ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]