その他の無料CMS+ホスティング(概略)
その他の無料CMS+ホスティング(概略)
その他のCMS系サービスで、特徴的なものをいくつかざっと、あげておこう。気になるサービスがあったら、ぜひ自身の目で確かめてほしい。
SnapPages
http://www.snappages.com【特徴】 Flashで作られた、珍しいCMS。Ajaxを超えた操作性がすばらしい。ただし、日本語の入力に難があるので、こんなのもある、という参考まで。
【料金】 無料:5ページのみ/月額8ドル:ページ数無制限、独自ドメイン、フッタ変更、Metaタグ指定、Google Analytics連携
Webon
http://webon.angelfire.lycos.com/【特徴】 独立サービスだったが、2009年8月にLycosのTripodと統合され、Tripod専用のサイト構築ツールになった。
【料金】 無料:容量20MB、広告自動挿入/月額8.95ドル:容量3GB、広告なし、独自ドメイン取得
Webvanta
http://www.webvanta.com/【特徴】 Dreamweaverなどで作成したHTMLファイルに特殊なコードを挿入することでテンプレートを作成できるため、デザイン上の制約がない、本文を細かい項目に分割するデータベース的なコンテンツを管理できる、など考え方が商用CMSに近く、自由度の高いサイトを構築できる。後発だけにレベルが高いが、その分利用料金も高めに設定されている。
【料金】 無料:テスト用のため、サイトにパスワード制限がかかる/月額29ドル:容量250MB
Wix
http://www.wix.com【特徴】 FLASHベースのCMS。でき上がるサイトもFlashサイトになる。日本語が入力できないが操作性は抜群。75種類のデザインが用意されている。ウィザード形式で細かいカスタマイズもでき、自由度は今回レビューしたなかでNo.1だが、複雑なので敷居は高い。
【料金】 無料:広告自動挿入/月額9.90ドル:容量1GB、広告非表示、独自ドメイン
Yola
http://www.yola.com【特徴】 ドメインの販売を収入源としているらしく、完全無料であり、広告も挿入されない。全体的にUIの完成度が高く、直感的な操作で細かい制御ができる。作成したサイトはPublish(静的配信)することで実際のサイトに反映される。ZIPで一括ダウンロードすることも可能だ。ファイルマネージャで画像などをアップロードできるのが珍しい。また、Google Webmaster用のコードを指定できるなど、機能面も申し分ない。操作関連のドキュメントだけでなく、SEOやアクセス解析など、集客や運用面までカバーするドキュメントが充実している。ナビゲーションの表示順や、メニュー中の表記を変更できる。特定のページはメニューで表示させないことも可能。1階層のみで、多階層のメニューは手で作成する必要があるのが残念。
【料金】 無料:容量無制限(ただし1ファイルあたりの容量は15MBまで)
最後に
以上、16のサービスを紹介した。これらのサービスはベンチャーによって開発されたものが多く、記事を書いている間にもWebonがLycosに吸収されたり、サービス名が変わったり、Jimdo日本語版がサービス開始されるなど、動きの激しい分野だが、今後のCMSを占う上で目が離せないものばかりだ。インストール型CMSのベンダーも、SaaS型CMSサービスを開始する動きもある。手軽に始められるので、まずは試してみてほしい。
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