RIAシステム 構築ガイド Essential
RIAコンソーシアムが発行する、RIAの普及促進や開発に関するガイドライン『RIAシステム 構築ガイド』の2007年版である『RIAシステム 構築ガイド Essential 2007』をWeb担向けに特別にオンラインで公開するコーナー。
純正ツールだけではない開発環境
ベンダー企業が提供する、いわゆる「純正ツール」だけで開発をすすめているプロは余り存在しません。有償無償を含めて、様々な自分の手足となるツールを知っていることも、信頼性のある開発を進めていく、コアスキルです。
技術革新の早い流れの中で、メイン技術だけでなく、こうした傍流情報をどこまで、自分のものとしているかも、開発品質に大きく関わります。そして、それは膨大な時間を要する作業でもあります。海のものとも山のものとも知れない技術を自分のものとして活用できるように準備するのですから。だからこそ、企業の枠を越えた「仲間」が必要とされます。
技術者の間でも、Blogなどが広まっているのは、信頼できるフィルターを通した技術情報を得やすいからです。そして、その「信頼できる」と判断する根拠は、大抵の場合、顔が分かるかどうかです。RIACという複数企業が集まっている場ではその前提が最初から確保されています。ここでは、Flash技術に特化して、自分達が開発を進める上で活用しているツールを列挙してみました。
調査時期が少し古いので、全てが最新情報ではありませんが、どれほどのツールが存在しているのかに驚かれる方も多いと思います。
分野的に見ると、やはり「エディタ」の分野が他を圧倒しています。コーディング作業に直接関わる部分ですし、馴染んだエディタは、「ツール」というよりは「手足」に近い存在となっているので、他の人には使い辛そうに見えても、本人は気にせず使い続ける傾向がありそうです。ただ、規定の情報を入力支援してくれたり、似たファイルの差分をとれるような部分を開発プロセスに取り込んで、チーム内の標準ツール化を進めるところもあるようです。
議論のうえで話題に上ったのは、履歴管理系とテスト系の分野です。RIAC会員企業の属性に偏りがあるのかもしれませんが、ある程度の人数でプロジェクトを担当することが多く、そのコラボレーションを効率化する機能・ツールが求められているのでしょう。
尚、この調査をするに当たっては、RIAC内でアンケートを行っていますが、余程業界で定番といわれているもの以外は、偏りは少ないように見えます。自分自身の手のように扱えるようにするには、かなりの習熟が必要ということなのかもしれません。
(最新情報は検索してください)
Flash系ツール一覧
設計からドキュメント管理まで
この記事は、RIAコンソーシアムが発行した『RIAシステム 構築ガイド Essential 2007』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。※掲載されている内容は2007年5月発行時点のデータに基づいています。
RIAコンソーシアムの活動記録とも言える本ガイドは、RIAの普及促進、開発に関するガイドライン、課題解決などについて、マネージメント、ユーザーインタフェース、テクノロジーの3つの視点からみた、それぞれのテーマについてまとめています。
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