[コラム]橋本大也の“帰ってきた”アクセス向上委員会

橋本大也の“帰ってきた”アクセス向上委員会 #007 ~サイトのアクセス向上に“専用アプリ”

橋本大也の“帰ってきた”アクセス向上委員会 #007

毎回、視点を変えてアクセス向上を考えるコラム

今回のキーワードはウェブサイト専用アプリ

ウェブサイトのアクセス向上に“専用アプリ”を使うという考え方。

橋本大也

巷で“専用しょうゆ”がブームである。冷や奴専用、焼き魚専用、餅専用、卵かけごはん専用など、それぞれ最適化された専用しょうゆが次々に開発され、人気を呼んでいるのだ。カレー専用、アイスクリーム専用のしょうゆまであるという。「○○専用」というのは、成熟した市場をいま一度活性化させる可能性がありそうな、マーケティングの手法である。

ちょっと強引な前振りかもしれないが、今回はウェブサイトのアクセス向上にも、“専用アプリ”という考え方があるではないかという話だ。

特定サイトの専用アプリが増殖中

Yahoo!(237)、Google(81)、楽天(71)、Amazon(45)、2ちゃんねる(34)、mixi(37)、YouTube(23)、ニコニコ動画(6)。この数字は、フリーウェアやシェアウェアのダウンローサイトVectorで、それぞれのサイト名を検索した結果数だ。こういった“専用アプリ”を3つほど紹介してみよう。

  • ミクチェ(mixiCheckTool)

    mixiへ定期的にアクセスし、足あと・お気に入り・日記コメントなどを一覧表示し、更新を通知するツール。ブラウザで見るよりもmixiの状況をリアルタイムに監視できる。

  • AuctionListReader Yahoo!

    Yahoo!オークションを便利にするフリーソフト。設定したキーワードで指定ジャンルを検索し、結果をエクセルのように任意の項目で自在にソートできる(図1)。

  • AmazingFree

    Amazonで売り切れ必至の新製品購入を支援するもので、「あらかじめ設定したタスクに従って巡回し、商品が注文可能になったと同時に自動的に発注します(注文個数や希望価格も設定可能)」という(図2)。

ひそかにウォッチし続けてきたのだが、こうした専用アプリはここ1〜2年で急激に増えているように思う。正確な統計があるわけではないが、さまざまなサイトがAPIを公開してマッシュアップがブームになり、国際的にも増えてきているようである。ウェブ上のコンテンツをRSSフィードやXMLで取得できるようになったことも、開発数の増加に拍車をかけているのだろう。

専用アプリとまではいかないが、サイトごとに便利な機能をスクリプトで自由に追加できるFirefoxの追加機能「Greasemonkey(グリースモンキー)」もある。

デスクトップに小物ツールを表示させるウィジェットやガジェットも同じ方向性にあるものだと考えられる。

まずはIE 7用に「専用検索」を作ってみるところから

まだ華々しい成功事例がないものの、エンジニア層を中心に“専用アプリ”や“専用スクリプト”の市場がじわじわ広がってきているように思うのだ。

ウェブサイト自体はデータベースとして機能し、コアなファンが専用アプリを作り、ユーザーは専用アプリを通してリッチなインターフェイスで情報を処理する。この動きがキャズムを超えるのが2008年なのではないかと私は勝手に予測している。

自分のサイト用に専用アプリを開発するのは大変だが、IE 7の「検索プロバイダ」という仕組みは、みなさんのサイトの専用アプリの手始めにおすすめである。数ステップの指示に従うだけで、自分のサイト専用のサイト内検索フォームを、ユーザーのIE 7にインストールさせるスクリプトを生成できる。

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