Webワーカー向け便利サービス

毎日の情報の収集や管理は自分専用のページで快適に

Webワーカー向け便利サービス

毎日の情報の収集や管理は自分専用のページで快適に

田口 和裕(フリーライター)

毎日PCを立ち上げ、ブラウザを開くことから1日が始まるであろうWebワーカーが最初に開くウェブサイトはなんだろうか? 人によってはお気に入りのニュースサイトであったり、ニュースや情報が集まったポータルサイトだったりするだろう。今回は、自分の必要な情報を自由に配置できるパーソナライズドホームページサービスをいくつか紹介しよう。

マイクロソフトの新サービスに注目
Windows Live

2005年11月にMicrosoftが発表したWindows Liveは、インターネットを介して提供される複数の個人向けサービスの総称だが、その中核となるのがLive.comと呼ばれるパーソナライズドホームページサービスだ。

ユーザー登録をすると、自分専用のトップページを作ることができるようになる。登録できる要素は多岐にわたるが、中でも便利なのはRSSフィードだろう。「NIKKEI NET」や「CNET Japan」など、あらかじめ用意されているものはワンクリックで登録できるし、同じWindows Liveシリーズの「Windows Live Toolbar」をインストールすれば、登録したいページを閲覧中にボタンを押すだけで登録できるようになる。

また、特定のキーワードの検索結果や、そのキーワードを含むニュースやRSSフィードを表示する機能も便利だ。さらにガジェットとよばれるパーツが多数用意されており、カレンダーやToDoリストなどを表示させることも簡単にできる。

ほかにもWindows Liveには「Windows Live Messenger」や「Windows Live Mail」、「Windows Live Spaces」などがラインナップされており、新OS「Windows Vista」の登場でどこまで便利になっているか楽しみなところである。

図1 「Windows Live」では必要なサイトのRSSや検索結果、ガジェットと呼ばれるパーツを自由に配置できる。複数のスタートページを作成してタブブラウザのように切り替えられるのが便利だ。
図2 「Windows Live Favorites」はIEのお気に入りと完全に同期したブックマークサービスだ。出先でもいつものページに迷うことなくアクセスできる。

ONE POINT!

Windows Vistaのリリースで、どこまで利便性が上がっているかに期待。マイクロソフトの底力を見ることができるか

やっぱりGoogleという人に
Googleパーソナライズドホーム

Googleパーソナライズドホームは、ご存じGoogleが運営する人気サービスだ。Windows Liveと同様、RSSフィードを登録することで、自分の興味のある記事を一覧表示することができる。また、Googleが運営するウェブメールサービス「Gmail」のメールボックスも表示できるので、最新のニュースとメールを朝一で素早くチェックすることができる。さらに、カレンダーや時計、付箋紙や天気予報などサードパーティーから多彩な追加コンテンツが用意されており、これらも自由に配置することができる。次々に登場するGoogleの魅力的なサービスとの連携にも期待したい。

図3 Googleパーソナライズドホーム。「IP ADDRESS LOOKUP」などサーバ管理者向けのツールも用意されている。すべてのパーツはAjaxによりドラッグ&ドロップで自由に移動できる。
図4 すっかりお馴染み、GoogleのウェブメールサービスGmail。8月に招待制から登録制に変わったため、誰でもすぐに利用できる。Gmailのメールボックスをパーソナライズドホームに表示することも可能だ。

ONE POINT!

「Gmail」をはじめとしたGoogle独自のサービスとの連携が得意

Web 2.0サービスと連携
Pageflakes

このようなAjaxを使ったパーソナライズドホームサービスは世界的に流行しており、日本や米国以外でも多数のサービスが登場している。

Pageflakesは、ドイツで急成長しているサービスだ。他のサービスと同様にRSSフィードを始めとする多様なコンテンツを自由に配置できる。特に「Flickr」や「Del.icio.us」「YouTube」などのいわゆるWeb 2.0系サービスを簡単にインクルードできるようになっているのが大きな特徴だ。これらのサービスを日常的に利用している人はぜひ試してみて欲しい。

また、この手のサービスではフランスの「Netvibes」(http://www.netvibes.com/)にも注目だ。

図5  「Del.icio.us」や「YouTube」の情報を表示できるのはうれしい。無料のオンラインストレージサービスまで用意されている。もちろん日本語の表示も問題ない。
図6 Pageflakesのflakesとは「断片」を意味する言葉。さまざまなflakeが用意されており、自由に使用することができる。

ONE POINT!

数多くのWeb 2.0アプリケーションとのマッシュアップが見られる。新しもの好きにはたまらない

※この記事は、『Web担当者 現場のノウハウ vol.2』掲載の記事です。

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