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【2022年新卒採用】ジャパネット、アスクル、ZOZO、ファンケル、ベルーナなど通販・EC実施企業の採用状況調査 | 通販新聞ダイジェスト

4 years 6ヶ月 ago
ジャパネットグループ、アスクル、再春館製薬所、CROOZ SHOPLISTなど、通販実施企業の新卒採用はどのような状況なのでしょうか?

本紙が2月中旬に実施した「主要通販各社の新卒採用調査」によると、2022年春に入社予定の新卒社員の採用数は、前年と比べて減少した企業が多い結果となった。一方で、採用活動自体は学生側が有利となる「売り手」市場を感じている企業が多かったようで、優秀な人材の争奪戦は依然として激しさを増していることが窺えた。コロナ禍で取り組みが進んだ、主要通販実施企業各社の新卒採用活動の状況を見てみる。

2022年新卒採用状況、人数を抑える傾向に

本紙が主要な通販実施企業約30社を対象に調査を実施し、有効回答を得られた各社の今春の新卒採用の状況は別表の通りとなった。前年との採用人数の比較について増減数を回答した企業の内、「増加」したのが4社、「減少」したのが10社となった。また、「前年と同数」とした企業は2社だった。

通販新聞 通販実施企業約30社の2022年新卒採用状況
通販実施企業の2022年新卒採用状況

採用人数の前年比を見てみると、業容拡大などに対応するため増加したところがあった一方で、多くの企業が前年よりも採用人数を抑えている傾向が見られた。

最も増加幅が大きかったのはジャパネットグループで、前年比17人増。事業拡大に合わせて新卒採用を強化したことを理由に挙げている。回答企業の中では唯一の二ケタ増となっている。次いで、アスクルの同9人増、ゴルフダイジェスト・オンラインの同3人増となった。

一方で減少幅が大きかったのは再春館製薬所で前年比79人減。これは、採用計画の変更によるもので、これまでは、各職種の不足分を補う積み上げ式の採用計画であったが、全社員数を基にした必要人員の採用計画に変更したためとなる。

また、男女比率に関しては回答企業15社中、10社が男性よりも女性の入社人数が多くなり、同数だったのは1社。残りの4社は女性よりも男性の方が多かった。

採用活動「自社サイト」活用が最多

採用告知に当たって活用した手段(複数回答)としては、「自社サイト」が最も多く、次いで大手就活サイトの「マイナビ」、「新卒紹介会社」、「イベント参加(オンラインなども含む)」という順だった。

学生に直接アプローチする「ダイレクトリクルーティング」を行った企業も多く、従来からあった「合同説明会」や「インターンシップ」などの利用割合がやや低下した印象。

エントリー数については、各社でばらつきがあったものの多いところでは1万人程度、そのほかにも2000人~8000人の間で回答した企業が目立った。

多くの企業が6月の内定に向けて進行

採用活動の時期については、多くの企業が6月に内定を出すことをゴールに、おおむね半年前後の期間でスケジュールを設計。募集の開始時期については、2月からの企業がいくつか見られた一方、前年の12月からとするところも多く、インターン期間を含めると前年の夏から実施しているところもあった。

前年に、コロナ禍による採用活動の中断期間などが発生したため、例年よりもやや開始が遅くなってしまったという声も聞かれた。

採用活動オンライン化のメリット「場所・時間にとらわれない」

採用手法については、本項目に回答した17社の企業すべてが何らかの形でオンラインを取り入れたとしている。もともとはコロナの感染対策として導入が進んだものだが、コロナ禍2年目を迎えたことでそのノウハウが各社で蓄積されて更なる利用につながったもよう。

前年までは、会社説明会や初期面接などでオンラインを活用しているところが目立ったが、今回は最終面接を含めたすべての工程をオンライン化しているところも散見。なかには内定後のフォローアップや社員との交流会もオンラインで行ったケースがあった。

関連して、オンライン選考の利点について、主な回答では「場所や時間に縛られず学生が集まり、より企業側・学生側双方の視野が広まっていること」(RIZAPグループ)、「遠方の学生でも交通費や時間をかけずに選考に参加しやすいため、選考途中の辞退が少なかった」(ファンケル)、「学生側・企業側の移動負担が減り、より多くの学生と接触できる機会が増えた」(ジャパネットグループ)、「母集団形成が増える点」(オークローンマーケティング)、「立地的な不利を克服し、広く応募者を集められる」(再春館製薬所)、「現場社員を含めた工数削減。場所による制限がなくなるため、大人数での説明会実施が可能に(リアルで行っていた際は、最大でも20名ほど)」(ゴルフダイジェスト・オンライン)、「学生の移動時間がないため、学生の就活に使う可処分時間を増やすことにつながった点」(CROOZSHOPLIST)、「説明会の段階から対面形式の場合よりも顔と名前を一致して把握することができる」(新日本製薬)、「遠方学生からの応募が増えた」(マガシーク)などといった声があった。

課題は「企業の雰囲気をどう伝え、学生の本質をどう捉えるか」

その上で、今後の課題として感じた部分についても質問。

主な回答では「ロジックを超えた情緒的訴求(会社の雰囲気、人のよさなど)による意向上げ」(オルビス)、「企業の魅力付け」(オークローンマーケティング)、「学生が不安なく選考に進めるよう会社のことをより知ってもらうためのコンテンツの企画や工夫と考えている」(ジャパネットグループ)、「オンライン面接に慣れている学生に対する企業側の対策の難しさ。オンラインと対面での学生の面接ギャップによる面接通過率の予測が難しかった」(ジュピターショップチャンネル)、「学生の本質(振る舞いなどの人間性)をいかに計るかという点」(再春館製薬所)、「参加ハードルが下がったことで、事業理解、企業理解があまり深め切れていない状態の学生がいる」(ゴルフダイジェスト・オンライン)、「回線接続などのネットワーク環境の個人差、各イベント参加が容易であるが故のキャンセル率の増加、より深い学生の質の確認といった面で難しさを感じた」(DINOS CORPORATION)、「オフィスなどの『場』から感じ取れる社風などが伝わりにくい」(ZOZO)などがあった。

独自の選考内容を実施する企業も

そのほか、選考過程での各社の特徴的な取り組みに関しては、ジャパネットグループが「自分の想い」を言葉や表情、行動で表現することを重視していることから、「1分間の自己紹介動画の提出」を実施。

RIZAPグループでは面接内の即時フィードバックを実施。ジュピターショップチャンネルは、面接すべてを個人面接で行い、先輩社員との座談会も行う。CROOZSHOPLISTは、事業を伸ばすために行っている、社長と社員の間で行われる課題解決プロジェクトの会議の場に同席するフローを取り入れた。

ベルーナは人事部面談、現場社員面談、レポート提出を実施。新日本製薬では二次面接合格後、最終面接までに自己プレゼン資料を作成してもらっており、人柄や性格などの判断材料にしているという。

学生の「働き方」への関心高まる、コロナへの対応姿勢を重視

2022年春入社の新卒採用市場について、企業が感じた印象を聞いてみた。本項目の質問に回答した15社の内12社が「売り手市場(学生側が優位)」と回答し、「買い手市場(企業側が優位)」と回答した企業は2社となった。「どちらでもない」は1社となっている。

前回調査では回答16社の内、7社が「買い手」とし、「売り手」は5社だった。前年はコロナ禍によって全産業で新規採用数の絞り込みが見られ、買い手市場の傾向が一時強まった印象も受けていたが、ここにきて再び売り手市場に転じたようだ。

「売り手」とした主な回答理由では、「採用オンライン化により、学生1人の選考参加企業数が増加した印象」(ジャパネットグループ)、「各社とも内々定通知を早期化しており、弊社選考過程で他社の内々定保有者が多数。そのため、内定承諾獲得に苦戦」(再春館製薬所)、「21年卒比という観点では、『売り手』となった印象(各社採用活動を再開した例年同様に行っていた印象)。一方で、数年採用を行っているが、現場で学生と接しながら採用を行っている立場から申し上げると、学生視点で見たら『買い手』、企業視点で見たら『売り手』なんだと感じる。双方、『有利』だとはまったく感じていない印象」(アスクル)、「採用数を絞った企業もあると思うが、引き続き売り手市場だったように感じる。しかし学生によっては、21年卒の先輩の内定取り消しなどを見たことで、焦りや不安を抱えている人も多少いるように映った」(ゴルフダイジェスト・オンライン)、「採用オンライン化により、学生が複数社選考を受けていることが多く、自社への志望度の醸成にも苦戦した」(DINOS CORPORATION)、「新型コロナによりオンライン中心のイベント・選考が主軸となっていくなかで、学生は場所にとらわれず多くの企業と接点を持ち、選択しやすい環境下になっていたように感じる」(RIZAPグループ)、「他社内定による選考辞退者や内定複数保有学生も多くいたため」(ジュピターショップチャンネル)、「例年に比べて就活生市場として内定率が上昇したこと、内定辞退率が上昇したことを考えても学生が企業を選ぶ機会が増えたように感じたため。ただ、採用数を絞っている(数名規模の)会社は応募数が増えたと聞く声も多いので買い手市場だと思う」(CROOZ SHOPLIST)、「内定辞退数は少なかったが、買い手市場の実感がないため」(ファンケル)、「大卒の有効求人倍率は1・5倍であったため」(ユーグレナ)などがあった。

一方で、「買い手」とした意見では、「新型コロナウイルス感染症の影響がまだ残っているため」(ベルーナ)といった声が聞かれた。また、「どちらでもない」の回答では、「弊社のターゲット人材では質問に該当するような印象を受けなかったため」(オルビス)との声があった。

「成長できる環境があるか」も注目

就職活動を行っている学生たちは、どのような項目を重視して企業選びを行ったのか。

企業側の捉え方としては「事業の安定性・成長性・働きやすさ。新しい事業に取り組んでいること」(マガシーク)、「企業側の選考フロー・勤務状況に関してリモート対応が出来ているかが重要なポイントだった。コロナ禍で学生自身も不安定な社会情勢を身近に感じ、自身のキャリア形成を意識している学生が多かった印象。入社後にどのようなスキルが身につくのか、成長できる環境・研修体制が整っているかを尋ねてくる学生は多かった」(新日本製薬)、「過去と比較すると、働き方(テレワーク・フレックス)に関する質問が多く、重視している印象を持った。またコロナへの対応で、企業の従業員へ対する姿勢を見ている印象を持った」(アスクル)、「例年以上に、企業の成長性が高いかどうか、市場のニーズや変化に柔軟に対応できるかを重視している傾向があった」(スクロール)、「自分のやりたいことができるかという目線、コロナの影響による働き方と、世の中の流れにどれだけ柔軟に企業が対応しているのかということを重視している学生が多かったように思える」(DINOS CORPORATION)、「職場環境、福利厚生、自分のやりたいことが実現できるか、若手の活躍。コロナ禍における会社の対応(在宅ワーク、時差出勤など)にも関心が高そうだった」(ファンケル)などがあった。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

「通販新聞」について

「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。

このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。

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通販新聞

ヤフー、提言受け広告の情報開示を強化へ

4 years 6ヶ月 ago

Zホールディングスは、2021年7月に設置した「デジタル広告事業に関する情報開示の在り方検討会」より提言書を受領した。その提言書を踏まえヤフーは、2022年4月までに広告アカウント審査基準を公表するとともに、広告掲載面の審査や不正対策についてより分かりやすい開示を行う。

Zホールディングス設置の有識者検討会、デジタル広告事業に関する情報開示の在り方を提言
https://www.z-holdings.co.jp/pr/press-release/2022/0307

アマゾンが運営するアパレルの実店舗「Amazon Style」とは? | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

4 years 6ヶ月 ago
「Amazon Style」は2022年後半、アマゾンが初めて運営するアパレルの実店舗(ロサンゼルス)。最新テクノロジーを活用しているのが特徴

米Amazonは2022年後半、ロサンゼルスにアパレル店舗をオープンする。店舗名は「Amazon Style」。最新テクノロジーを活用したサービスとオペレーションにより、パーソナライズされたショッピング体験を提供するという。

Amazonの最新テクノロジーを活用した「Amazon Style」

「Amazon Style」のイメージ動画

「Amazon Style」は、レディースとメンズのアパレル、シューズ、アクセサリーを扱うAmazon初のファッション実店舗。Amazonの強みである価格、品ぞろえ、利便性と、実際に商品を手に取って試着できるメリットを合わせたショッピング体験を提供するという。

店頭の商品価格は「Amazon.com」と同じで、品ぞろえは同規模の店舗比で2倍以上。ファッション・キュレーターの専門知識、「Amazon.com」で買い物をする何百万人の顧客から寄せられたフィードバックなどをもとに店頭商品をそろえる。

何百ものブランドを扱うが、消費者は「棚を探し回る必要がない」(Amazon)という。

米Amazonは2022年後半、ロサンゼルスにアパレル店舗をオープンする。店舗名は「Amazon Style」
「Amazon.com」のEC・アプリと連動する「Amazon Style」

店頭品の近くにはQRコードを設置。それをスキャンすると、Amazonのショッピングアプリが立ち上がり、サイズ、カラー、総合評価、その他の商品詳細を確認できる。試着したい場合はその商品を選択すると、店内のフィッティングルームに送り届ける。試着が必要ない場合、直接ピックアップカウンターに商品を送ることもできる。

「Amazon.com」で商品を選び、「Amazon Style」への配送を選択、試着室で商品を試着することもできる。購入しない場合は、店頭へ商品を返品することが可能。

「Amazon Style」は、バックヤードにAmazonのフルフィルメントセンターと同じ技術とプロセスを活用しているも特徴。試着での商品選択から数分以内に、バックヤードからフィッティングルームに商品を届ける。

米Amazonは2022年後半、ロサンゼルスにアパレル店舗をオープンする。店舗名は「Amazon Style」
多数のフィッティングルームを用意

消費者はフィッティングルームに入り、用意された商品を試着することが可能。ルーム内にはタッチスクリーンがあり、オプションの閲覧、商品評価、異なるサイズなどの追加などができる。追加を選ぶと、再び数分以内に商品が届く。消費者に、試着室にいながら買い物を続ける環境を用意した。

米Amazonは2022年後半、ロサンゼルスにアパレル店舗をオープンする。店舗名は「Amazon Style」
フィッティングルームにタッチスクリーンを用意している

スタイルやフィット感などの情報を登録すると、最適なレコメンデーションを受けることができる。Amazonショッピングアプリから、好みに合った店頭でのお買い得商品を見ることができ、買い物もパーソナライズされるという。Amazonの機械学習アルゴリズムが、消費者1人ひとりに合わせた商品をリアルタイムでレコメンドするとしてる。

手のひらの掌紋を認証して本人確認を行うシステム「Amazon One」のほか、「Amazon Go」の採用で知られるレジでの商品確認や決済をなくす「Just Walk Out」といった新しいテクノロジーを「Amazon Style」に導入すると見られる。

「Amazon Style」の店頭スタッフは、接客、試着室への商品配送、商品管理、レジでの接客、店内業務の管理の業務を担う。

米Amazonは2022年後半、ロサンゼルスにアパレル店舗をオープンする。店舗名は「Amazon Style」
「Amazon Style」のイメージ
瀧川 正実
瀧川 正実

「日本を代表するOMOリテーラーに」。楽天グループと西友の新たな協業体制とは

4 years 6ヶ月 ago

西友を日本を代表するOMOリテーラーにすることをめざす――。この目標を実現するため、西友、楽天グループ、楽天ペイメント、楽天Edy、楽天カードは、「西友」「リヴィン」「サニー」全店舗で、「楽天ポイント」を軸にしたOMO(Online Merges with Offline)戦略の新たな協業体制を2022年4月から本格展開する。

西友店舗において、「楽天ポイント」を通じたデジタルマーケティングの強化を推進。オンラインとオフライン(実店舗)の垣根をなくし、消費者がいつでも“お得”“便利”に買い物ができる環境を構築する。

新規顧客層の獲得、既存顧客の活性化を図り、西友を日本を代表するOMOリテーラーにすることをめざすとしている。

4月1日に、クレジットカード機能付きオリジナルデザインカード「楽天カード 西友デザイン」を発行。「楽天カード」に付帯する電子マネー「楽天Edy」も「西友」などの全店舗で利用できる。

4月26日には、西友グループ全店舗で「楽天ポイントカード」を利用できるようにする。。現在のアプリ「楽天西友ネットスーパー」に、店舗でも使える機能を追加し「楽天西友アプリ」としてリリース。共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」、スマホ決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」の各機能を統合し、ネットスーパーでも店舗でも使えるアプリに進化させる。

西友、楽天グループ、楽天ペイメント、楽天Edy、楽天カードは、「西友」「リヴィン」「サニー」全店舗で、「楽天ポイント」を軸にしたOMO(Online Merges with Offline)戦略の新たな協業体制を2022年4月から本格展開
「楽天ポイント」を軸にしたOMOは4月にスタート予定

西友はすでに導入している「楽天ペイ(アプリ決済)」、新たに導入する「楽天Edy」「楽天ポイントカード」の活用も加えたデータ収集・分析の基盤を構築。オンラインとオフラインのデータを統合したパーソナライズしたコミュニケーション、プロモーションを利用者に提供する。

西友と楽天グループは、「楽天ポイント」を軸にしたプログラムを本格展開することで、西友が日本で最大規模の「楽天ポイント」が使える・貯まるスーパーマーケットとなることをめざす。

瀧川 正実
瀧川 正実

ストライプインターナショナルがレビューの評価項目&並び替えを強化。レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」を導入

4 years 6ヶ月 ago

ストライプインターナショナルは、公式ECサイト「STRIPE CLUB(ストライプクラブ)」にレビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」を導入し、レビュー評価項目・並び替え表示を強化した。

レビュー並び替え&複数軸評価で利便性向上

導入により、豊富なアイテムカテゴリーのレビューを「新着順」「トップ評価」で並び替えできるようになった。

また、レビュー項目として「コメント」「星評価」以外に「身長」「体重」「年齢」「サイズ」などを閲覧できるようになり、商品購入時の不安解消や利便性向上につながる。

ストライプインターナショナル STRIPE CLUB ZETA VOICE レビュー表示
「STRIPE CLUB」のレビュー表示(「ZETA VOICE」リリース前のテスト環境画面を引用)

「STRIPE CLUB」のサービス開始以降、ストライプインターナショナルはユーザーが使いやすいECサイトをめざして定期的にアップデートを行ってきた。今回、店舗スタッフとのコミュニケーションや試着で解決できる問題をECサイト上で解消するために導入に至った。

ECサイト購入者を対象に先行リリースし、数か月内に店舗購入者もレビューできるようにする予定だという。

「ZETA VOICE」とは

サイト自体や提供する商品・サービスに対して、複数の評価軸を用いた多面な評価によるレビューコンテンツをサイトに実装できるエンジン。点数による評価やフリーコメント、スタッフレスポンスなどの機能を有するほか、投稿レビューデータの分析、A/Bテストでの活用ができる。

ZETA VOICE 主な機能
「ZETA VOICE」の主な機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥
藤田遥

ECプラットフォームで通販サイトの表示スピードに違いはあるのか?【主要5カートサービスの表示速度とコアウェブバイタルを分析】 | 勝手にスピードテスト Powered by SpeedCurve

4 years 6ヶ月 ago
「ecbeing」「EC-cube」「EC-ORANGE」「Shopify」「CommerceCloud 」の表示スピードと「コアウェブバイタル」の違いを分析

Eコマースおいて、Web表示スピードの「速い」「遅い」というコンディションの違いにはどんな要因があるのでしょうか? その多くは、個々のWebサイトの状態に原因があるとされていますが、利用しているECカートのプラットフォームに依存している可能性もあるのでしょうか? その可能性がゼロではなければ、今後のECサイト新設やリニューアル時に、プラットフォームの各機能だけでなく、「表示スピードの速さ」を選定条件に入れるべきなのかもしれない――。こうした疑問を調査してみました。(この記事はPCでの閲覧をおすすめいたします)

結論! ECプラットフォームによる表示スピードの差異はない。設計や構築方法、運用ルールで「速い」「遅い」が発生

EC関係者の間で、さまざまな課題に関してよくあがる声が「カート依存問題」です。そこでWeb表示スピード研究会ではWebサイトの表示スピード依存の疑問について、「SpeedCurve」を使い、メジャーな5つのEコマース向けプラットフォームを導入しているECサイト150URLを、延べ3万7800回計測してみました。

各プラットフォームは、機能性、コスト優位性だけではなく、多くは利用企業のビジネス要件、ニーズに応じて導入されています。今回の計測は特徴が異なる、2つのグループ(A、B)に分けて、計測、考察しています。

グループA:ECパッケージ型・提供プラットフォーム

  • 今回の計測対象:EC-CUBE、ecbeing、EC-ORANGE
  • 特徴:利用企業のニーズに併せて、オンプレミス環境、クラウド環境のインフラ、サーバ構成を選択することが可能で、構成の自由度が比較的高い

グループB:ECクラウド型・提供プラットフォーム

  • 今回の計測対象:CommerceCloud 、Shopify
  • 特徴:SaaSサービス提供企業側により、インフラ、サーバ環境、EC機能がオールインワンで提供されるため、利用企業でのサーバー構築、インフラ運用が不要

結果としては、「ECパッケージ型での提供プラットフォーム」「ECクラウド型での提供プラットフォーム」の各グループでは、双方ともランキング順位には偏向は見られないものの、環境設定、チューニングによって大きなバラつきが生じていることがわかりました。

つまり、「ECパッケージ型での提供プラットフォーム」「ECクラウド型での提供プラットフォーム」のそれぞれのメリットを生かすも殺すも、サイトの設計や構築方法、運用ルール次第ということ。つまり、ECサイトの表示スピードが「速い」「遅い」は、設計や構築方法、運用ルールで変わるということ浮き彫りになりました。

昨今の変化スピードが速く、競合サイト間での競争も激しい環境で、EC事業会社は常に短期間でECサイトの機能改善、リニューアルを継続して行っていく必要があります。

プラットフォームの計測データからわかったことは、「プラットフォームを活用すると、スクラッチ開発より比較的、短期間でビジネス要件を達成できるというメリットはありつつも、Web表示スピードのばらつきは、事業会社が主体的に意思を持ってコントロールしなければならない」ということ。

そのため、めざすべき顧客体験を損なわないように、Web表示スピードを担保するための日々の活動は、スクラッチのシステムと同様に、必要不可欠な日々の改善チューニングである、と強く感じる結果となりました。

まずは「ECパッケージ型」を計測、それぞれで大きな違いはあるか?

具体的に計測結果データを見ていきましょう。

今回、選んだのは「ecbeing」「EC-ORANGE」「EC-CUBE」Salesforceの「Commerce Cloud」「Shopify」です。調査対象サイトには、それぞれの公式サイトに掲載されている「導入事例」から、それぞれ10サイトを選定して計測しました。(詳細は調査概要を参照)

計測対象ページは①トップページ ②リストページ(カテゴリページ)③商品詳細ページの3つとし、それぞれの中央値(median)を平均した値で比較しています。

グループA:「ECパッケージ型・提供プラットフォーム」の表示速度ランキング(ECパッケージ型・提供プラットフォーム/計30サイト) 

速度
順位
サイト名Speed
Index
(秒)
LCP
(秒)
TBT
(ミリ秒)
(※注①)
CLS採用
プラット
フォーム
1ファミリア公式オンライン2.012.105160.44EC-ORANGE
2ルピシアオンラインストア2.102.611160.17ecbeing
3Back Market JP2.152.321330.00EC-CUBE
4三栄自動車 レンタカー2.162.03540.00EC-CUBE
5ダイドードリンコ公式通販2.242.344300.00ecbeing
6ノエビアグループショッピングモール2.372.384380.00ecbeing
7BMハンガー2.422.171870.01EC-CUBE
8JILL STUART Beauty公式オンラインショップ2.543.031690.18ecbeing
9SAKE CABINETオンラインストア2.932.461910.05EC-CUBE
10nano・universe ONLINE STORE3.114.3023970.83ecbeing
11トレンザオンライン3.204.7530.06EC-CUBE
12KONAMI STYLE3.212.265650.00EC-ORANGE
13瀬戸口精肉店3.253.003940.14EC-CUBE
14mipe3.335.13140.03EC-CUBE
15コナミスポーツクラブ オンラインショップ3.714.512830.72EC-ORANGE
16TAMIYA SHOP ONLINE3.894.13880.61ecbeing
17COREZO4.093.7740.04EC-ORANGE
18au Wowma! ふるさと納税4.314.624350.15EC-ORANGE
19blanche étoile4.322.7500.04EC-CUBE
20WORK-UNIFORM4.384.121500.00EC-ORANGE
21BEAMS(ビームス)公式サイト4.523.1310000.61ecbeing
22タカラトミーモール4.574.515130.00ecbeing
23unico公式通販サイト5.604.8319220.26ecbeing
24お口の恋人ロッテオンラインショップ5.676.334210.29ecbeing
25NISHIKIYA KITCHEN6.463.86190.13EC-CUBE
26マイ ロイヤルカナン6.976.236350.19EC-ORANGE
27小田急オンラインショッピング7.203.153360.32EC-ORANGE
28ANNABELLE7.797.303190.22EC-CUBE
29はるやまオンラインストア9.255.377300.17EC-ORANGE
30P.S.FAオンラインストア11.074.466770.12EC-ORANGE

グループB:「ECクラウドサービス型・提供プラットフォーム」の表示速度ランキング(ECクラウドサービス提供プラットフォーム/計20サイト)

続いて「ECクラウドサービス型」の計測データです。

速度
順位
サイト名Speed
Index
(秒)
LCP
(秒)
TBT
(ミリ秒)
(※注①)
CLS採用
プラット
フォーム
1アディダス2.051.4317540.08Commerce Cloud
2ゴーゴーカレー2.693.133740.00Shopify
3Northmall (ノースモール)2.893.006180.06Commerce Cloud
4LOVOT(ラボット)3.062.909040.09Commerce Cloud
5Furbo3.102.5419500.00Shopify
6FUJIFILM Prints&Gifts3.543.5612220.01Commerce Cloud
7BARNEYS NEW YORK3.724.956520.37Commerce Cloud
8Kakimori3.872.73910.00Shopify
9amirisu3.883.652600.02Shopify
10BODYBOSS3.892.449520.00Shopify
11ワコール4.252.661590.00Commerce Cloud
12BASE FOOD4.544.027840.09Shopify
13PUMA4.545.0112180.60Commerce Cloud
14土屋鞄製作所4.603.689830.01Shopify
15KURAND4.634.145440.07Shopify
16ホームセンター通販のカインズ4.745.372500.01Commerce Cloud
17京都醸造5.303.2350.00Shopify
18Allbirds(オールバーズ)5.475.3380.00Shopify
19ミズノ公式通販サイト6.826.3521160.52Commerce Cloud
20アシックスオンラインストア7.446.6128670.67Commerce Cloud

Web表示スピード、「コアウェブバイタル」数値の差はどの程度か?

2つのグループのWeb表示スピードのランキング、「コアウェブバイタル」にはどのような特徴が見えてくるでしょうか?

グループA:ECパッケージ型・提供プラットフォーム

表示スピードの評価を表すSpeedIndexでは「ファミリア公式オンライン」(EC-ORANGE)が1位です。「コアウェブバイタル」指標の総合評価を見てみると、グリーンが多い「blanche étoile」(EC-CUBE)がトップで、1位の「ファミリア公式オンライン」とのSpeedIndex差は0.9秒で、そこまで差が開いていません。

1位と5位のサイトにおけるSpeedIndex差は僅か0.23秒なので、表示速度上位グループでは、適切なチューニング、Web表示スピード対策が実施されていると考えられます。

グループB:ECクラウドサービス・提供プラットフォーム

表示スピードの評価を表すSpeedIndexでは「アディダス」(Commerce Cloud)がトップです。「コアウェブバイタル」指標の総合評価を見てみると、グループAと異なり、オールグリーンのECサイトは今回の計測対象では確認できませんでした。

こちらも、1位と5位のSpeedIndex差は約1.05秒なので、表示速度上位グループは適切なチューニング、Web表示スピード対策が実施されていると考えられます。

プラットフォーム別の平均値を見る

各グループのプラットフォームを比較すると、計測前の仮説ではもっと大きな差が出ると考えていましたが、平均値で見た場合、SpeedIndex、「コアウェブバイタル」の各指標に関しては、プラットフォームの違いによる明確な差異、特筆すべき違いは見られないと言っていいでしょう。

各グループのサンプル数が15サイト、10サイトなので、もう少し多くすれば違いが出てくるかもしれません。

グループA:ECパッケージ型提供・プラットフォーム別の平均値

プラットフォームSpeed
Index
(秒)
Backend
(秒)
Start
Render
(秒)
LCP
(秒)
TBT
(ミリ秒)
(※注①)
CLS
EC-CUBE3.800.922.663.581310.07
ecbeing3.660.872.323.767490.30
EC-ORANGE5.620.872.714.064330.22

※各プラットフォーム5サイトずつ、合計15サイト

グループB:ECクラウドサービス型・提供プラットフォームの平均値

プラットフォームSpeed
Index
(秒)
Backend
(秒)
Start
Render
(秒)
LCP
(秒)
TBT
(ミリ秒)
(※注①)
CLS
Shopify4.200.772.983.495950.02
Commerce Cloud4.300.772.154.1811760.24

※各プラットフォーム5サイトずつ、合計10サイト

サンプル数が少ないため参考値となるが、SpeedIndexでは「EC-CUBE」と「ecbeing」が良い数値。「コアウェブバイタル」では、EC-CUBEとShopifyが良好となった。

プラットフォーム別のばらつき。最小値と最大値の差を見ると?!

プラットフォームにおける各指標の幅の最小と最大の差に着目してみました。

SpeedIndexとBackendでは「Shopify」が比較的安定しています。またStartrenderでは「ecbeing」が最小値でした。幅が少ないほど安定した結果が出せるともいえます。注目したいのは「コアウェブバイタル」です。

どのプラットフォームでもオールグリーンを獲得できる可能性があることがわかります。CLSに関しては「Shopify」が最大値でも0.09のグリーンと良好となっています。

ECパッケージ編

プラットフォームSpeed
Index
(秒)
Backend
(秒)
Start
Render
(秒)
LCP
(秒)
TBT
(ミリ秒)
(※注①)
CLS
EC-CUBE最大7.793.675.657.303940.22
最小2.150.381.202.0300.00
差分5.643.284.455.283940.22
EC-ORANGE最大11.071.174.106.237300.72
最小2.010.561.132.1040.00
差分9.060.612.974.137260.72
ecbeing最大5.671.413.506.3323970.83
最小2.10.571.502.34880.00
差分3.570.852.003.9923090.83

ECクラウドサービス編

プラットフォームSpeed
Index
(秒)
Backend
(秒)
Start
Render
(秒)
LCP
(秒)
TBT
(ミリ秒)
(※注①)
CLS
Shopify最大5.470.895.235.3319500.09
最小2.690.331.452.4450.00
差分2.780.553.782.8819440.09
Commerce Cloud最大7.441.324.156.6128670.67
最小2.050.410.931.431590.00
差分5.390.923.225.1827070.67

BackendとSpeedIndexで安定しているのは「Shopify」。Startrender(描画が始まる)が一番良いのは「ecbeing」だった。

同一プラットフォームにおける差異の幅

グループA:ECパッケージ型での提供プラットフォーム

プラットフォームSpedIndex
最小、最大値の差(秒)
ecbeing3.57
EC-CUBE5.64
EC-ORANGE9.06

グループB:ECクラウドサービスでの提供プラットフォーム

プラットフォームSpedIndex
最小、最大値の差(秒)
Shopify2.78
CommerceCloud5.39

ブレがもっとも少ないのが「Shopify」です。続いて「ecbeing」となりました。

SpeedIndexは、Web表示スピードを評価するGoogle推奨の従来からの指標で、「コアウェブバイタル」の評価項目にも影響が大きく無視はできないのですが、各サイトにおけるSpeedIndexの数値の最小と最大の差は予想より大きく数値のバラツキに大きな違いがあることがわかります。

計測データからわかるように、なぜプラットフォームによって平均値に大きな差が生じているのか? つまり「ブレ幅が大きい理由、要因は何か?」という疑問が沸きます。

筆者の長年のWeb表示スピード研究からの私見ですが、設計や構築方法に大きな要因があると考えられます。Web表示スピードの差が生じる主な要因は、以下の3つのポイントがあると考えています。

ポイント①
Web表示スピードに関して、顧客視点での計測、課題分析(リアルユーザー情報の把握)

ポイント②
フロンエンド、バックエンドのWebシステム性能管理

ポイント③
CDNの適切な設定、パフォーマンスチューニング

それぞれのECサイトのプラットフォームに関して、標準構成そのままではなく、Web表示スピードに関する適切な目標値とチューニングを意識して実行する必要があります。そうすることで顧客体験(UX)を損なわない、快適なWeb表示スピードを実現できると言えます。

ECクラウドサービス型・提供プラットフォームも、設計・構築方法によっては大きな違いがでるという事実

最後にECクラウドサービス型・提供プラットフォームの計測データに関してもう少し深い分析・考察をしてみます。今回の調査では「Shopify」とセールスフォースの「Commerce Cloud」がこれに該当します。

Web表示スピード研究会でも、ECクラウドサービス型・提供プラットフォームのWebサイト表示スピード改善の対策アプローチ、研究を進めています。

インフラ、ネットワークを含めてプラットフォームとして提供される方式のため、Web表示スピード差は、それほど表れにくいだろうという仮説がありました。しかし、実際の計測データを見てみると、状況は少し異なるようです。

今回は大手企業での採用・導入が増えている「Commerce Cloud」について考察します。

番外編:Salesforce「CommerceCloud」のSpeedIndexランキング

速度
順位
サイト名Speed
Index
(秒)
Backend
(秒)
Start
Render
(秒)
LCP
(秒)
TBT
(ミリ秒)
(※注①)
CLS
1アディダス2.050.520.931.4317540.08
2Northmall (ノースモール)2.891.322.203.006180.06
3LOVOT(らぼっと)3.060.421.532.909040.09
4FUJIFILM Prints & Gifts3.540.542.203.5612220.01
5BARNEYS NEW YORK3.720.811.934.956520.37
6ワコール4.251.082.282.661590.00
7PUMA4.540.632.055.0112180.60
8ホームセンター通販のカインズ4.740.834.155.372500.01
9ミズノ公式通販サイト6.820.411.586.3521160.52
10アシックスオンラインストア7.441.102.606.6128670.67

1位のアディダスと10位のアシックスの違いを見てみましょう。

  • アディダス:SpeedIndex 2.05秒、Backend 0.52秒、StartRender 0.93秒
  • アシックス:SpeedIndex 7.44秒、Backend 約1.1秒、StartRender 2.60秒

アディダスは、「Commerce Cloud」の中でも、非常に高速なWebサイトです。「Commerce Cloud」の各指標では、TBT(FIDの代替え指標)以外、LCP、CLSは良好(Green)を獲得、実現しています。このレベルの数値を考えると、速度のモニタリング、Web表示スピードのチューニングなどは、しっかり対策プロジェクトとして実行されていると予想されます。

ところが、10位のアシックスのデータを見ると、SpeedIndexで7.44秒(アディダスの3.6倍)、Backendで約1.1秒(アディダスの約2.1倍)という遅い数値です。同じプラットフォームといえども、大きな違いが生じています。以前にも発表していますが、同じカテゴリーでの表示スピードのよしあしはSEOランクにも大きく影響すると考えられます。

遅延の原因はさまざまですが、SaaSプラットフォームそのものの性能差以外の要素として、フロントエンドの構築方法、サードパーティのタグ、APIによる基幹システムの連携などの要因が関係して、Web表示スピードに差が出ていると予測します。

結論として、SaaS型のサービスといえども構築方法によって大きな差が生まれるといえるでしょう。Web表示スピードと「コアウェブバイタル」のモニタリング、適切な課題解決を実施することは重要です。

プラットフォームを活用した顧客体験、満足度向上における重要ポイントであると考えられます。

今回の計測で何が見えたのか?! Webサイト表示スピード研究会メンバーのディスカッション

本記事の筆者、Web表示スピード研究会主要メンバー(Web表示スピード研究会主催/種村和豊(ドーモ)、近藤洋志氏(大日本印刷))が今回の計測結果についてディスカッションしました。

種村:今回は、ECパッケージ型・提供プラットフォーム、ECクラウドサービス型・提供プラットフォームというグルーピングを行い、それぞれのプラットフォームの特徴を意識して仮説を立てての計測、検証を行いました。そういう意味ではいつもの計測と違った気づきもありましたね。

近藤:プラットフォーム別での検証という、今までなかった観点が面白かったです。私が使っているプラットフォームはありませんでしたが、内製開発している立場としては、フロントエンド、バックエンドの構成や設計も大事ですが、サイトの運用者の設定や運用フローがしっかりできていないと遅くなるということとも改めて大事だと思いました。

本当に必要最小限のサードパーティで運用ができているか、ページ自体の構成が過剰に肥大化していないか、双方で気をつけて一緒に作り上げていくべきだと思います。

この調査方法・データについて

「コアウェブバイタル」の基準値

本記事の「コアウェブバイタル」の基準値はGoogle社情報「ウェブに関する主な指標レポート低速なサイトを修正してユーザー エクスペリエンスを改善する」に準拠した形をとっています。

 Good
(良好)
Needs
Improvement
(要改善)
Poor
(不良・低速度)
LCP2.5 秒以下4 秒以下4 秒を超える
TBT
(※FIDの代替)
300 ミリ秒以下600 ミリ秒以下600 ミリ秒を超える
CLS0.1 以下0.25 以下0.25 を超える

※注① TBT(FIDの代替指標)について

本計測は、計測ツールSpeedCurveのSynthetic計測サービスを利用しております。FIDはWebサイトに訪れたユーザーリアルデータに基づく統計指標であり、仕様上精緻な計測が難しいため、FID代替え指標の TBT(Total Blocking Time)で計測、集計しています。

従来の多くの計測ではアイドルタイムと呼ばれる、購入客が少ない午後の時間に計測されることが多く、朝、昼、夜のピークタイムや、土日計測がほとんどされていません。たとえば、メルマガやLINEでキャンペーン情報の配信時にサイトがどんな状態になるのかを、ほとんどのEC事業者が把握していないのが現状です。

今回の調査では、売れている時間帯のコンディションを把握するために、12:30、18:30、22:30の1日3回、比較的高負荷の時間で実施しました。

SpeedInex

Speed IndexはGoogleが発表したパフォーマンス指標。ブラウジング開始後、経過時間あたりのファーストビューが何秒で表示されるかを総合的に算出したもの。本計測、分析を行っているスピード研究会では最低目標値 4秒台、推奨値4秒以下を推奨しています。
(参考:(スピード研究会)SpeedIndexの基本合格基準、5秒から4秒の引き上げを決定!!)

誤差や数値の違いについて

今回の計測は、12:30、18:30、22:30の1日3回という、ECサイトにおいて比較的高負荷とされている時間帯に行いました。従来の計測結果と乖離があるとすれば、この時間滞とアイドルタイムの違いが一番の違いとなります。

調査概要

調査期間:2021年8月9日(月)~2021年8月23日(月)までの14日間

調査対象:調査対象のサイトは下記を参考としています。

  • Eコマース向けのプラットフォームとして「Shopify」「EC-CUBE」「ecbeing」「EC-ORANGE」「Commerce Cloud」の5つを選定
  • 公式サイトに公開されている「事例」もしくは「導入事例」から、それぞれ10サイトを選定して計測対象とした。(EC-ORANGEについては、個別に確認)

調査範囲:1サイトにつき、①トップページ②リストページ(カテゴリページ)③商品詳細ページの3つのURL(計測したのは①50URL、②50URL、③50URLの計150URL。うち、リストページと商品詳細ページが同一のため②③に同一ページで計測したのは2URL)。当該サイトURLは、検索エンジンによる検索結果から移動できるURLを用いた。

①トップページ②リストページ(カテゴリページ)③商品詳細ページ、それぞれの中央値(median)を平均したものをサイトの代表値とする。

計測時間:12:30、18:30、22:30の1日3回

測定プロファイル:Apple iPhone X(4G LTE)、Samsung Galaxy S8 (Mobile 4G LTE)

1回当たりの計測数:3 checks

計測回数:150URL × 1日3回 × 3checks × 2デバイス × 14日間 = 3万7800回計測

エミュレート回線品質(4G LTE):ダウンロード 11.7Mbps/アップロード 11.7Mbps/レイテンシー 70ms

サイト調査実施::監修/占部雅一(ドーモ) レポート・解析/種村和豊(Web表示スピード研究会)データ計測・集計/村岡温子、畑山慎治

種村 和豊
種村 和豊

ワークマンが「社運をかけて」取り組むEC注文による無在庫販売&店舗受け取り。5年で200億円規模に育てるその仕組みとは

4 years 6ヶ月 ago

ワークマンは、ECサイトで注文を受けた後、本部倉庫から店舗に商品を出荷する無在庫販売方式の販売をスタートした。

無在庫販売方式の対象商品は、主力の作業服の端サイズ(SS、S、3L以上)、防寒ウェアなどボリュームが大きく陳列しにくい人気製品(アンバサダーの発信で大ヒットしたモンスターパーカーなど)など。

既存店は売り場スペースの限界で新製品の投入が困難となっている。売場面積100坪、駐車台数10~15台で運営しているワークマン・ワークマンプラスの店舗では、キャパシティオーバーが発生する傾向にあり、駐車場不足や欠品による機会ロスが発生、顧客満足度の低下が懸念されている。

ECサイトで受注した後に本部倉庫から店舗に商品を出荷し、顧客はワークマン各店で商品を受け取る仕組みを構築した。無在庫販売方式は将来の成長の切り札となるとしており、「社運をかけて」取り組むという。

無在庫の店舗受け取り販売は5年で200億円規模に育成する予定。すでに高い坪売上を持ち成長の限界を迎えつつある既存店の業績を、さらに伸長させることをめざす。

EC注文・店舗受け取り限定販売を有効的に活用。店舗での販売を簡略化することで、加盟店の持続的成長と顧客満足度向上をサポートしていく。

2月にテント、タープ、シュラフなどをキャンプギアをEC限定で発売した。キャンプギアの主要ターゲットは高機能ウェアの既存ユーザーで、初めてキャンプをする人が中心。キャンプ必需品の5点であるテントは4900円、チェアは1780円、シュラフは1500円、テーブルは980円、ランタンは780円。

キャンプギアのEC注文専用品の初年度の販売見込みは40億円。テント、タープなどの主力製品は4か月で増産できるため、反応が良ければ55億円までの販売が可能とみている。

ワークマンはキャンプギアの扱いをスタート
キャンプギアの取り扱いについて(IR資料から編集部がキャプチャ)

このほか、大人用の人気製品を子どもサイズにした親子ペアルック用のジュニア向け製品14アイテム、法人・リクルート用の女性スーツの取り扱いも始めた。

ワークマンのEC事業は、「店舗在庫」による「店舗受け取り」を軸にしたClick&Collect(クリック&コレクト)を展開、全国900店以上の実店舗への送客を推進している。「店頭受け取り」は「店頭在庫」を軸にしているため、送料はかからない。この仕組みに、本部倉庫から店舗に商品を出荷する無在庫販売方式が加わる。

ワークマンのECビジネスについて
ワークマンのECビジネスについて(IR資料から編集部がキャプチャ)
石居 岳
石居 岳

2秒以内に人物、6秒以内に質問を

4 years 6ヶ月 ago

ティックトックがビデオ広告を分析したところ、冒頭に人物が登場する広告はスキップされにくく、6秒以内に質問を問いかける広告は6秒視聴率が高い。

金融業界のTikTok運用型広告とランディングページを分析、効果的なクリエイティブのポイントを初公開
https://tiktok-for-business.co.jp/archives/10056/

YouTubeが動画内ショッピングやライブコマース機能の開発を計画

4 years 6ヶ月 ago

YouTubeが2月に公表した「2022年の展望」によると、動画内でのショッピング機能、ライブショッピング機能、最適なアプリ内でのショッピング表示についての開発を計画している。

Googleが2021年11月末のブラックフライデーに合わせて行った、アフリカ系企業オーナー向けプロモーション「Black-owned Friday」のショッパブルビデオ(動画の再生中に商品購入ページへのリンクを表示させることができるプロダクト)を例示。

その動画では、さまざまな商品をタグ付け、それをクリックすると通販サイトに移動できるようにしている。YouTubeは、お気に入りチャンネルの動画内でタグ付けされたアイテムを購入できるショッピング機能の開発を計画していると見られる。

アフリカ系企業オーナー向けプロモーション Black-owned Friday ショッパブルビデオ
「Black-owned Friday」のショッパブルビデオ(画像は「Black-owned Friday」の動画から編集部がキャプチャ)

ライブショッピング機能の開発計画も掲げた。YouTubeは2021年11月、グローバルブランドのWalmart、Samsung、Verizonなどの企業、一部クリエイターとライブショッピング企画「Holiday Stream and Shop」を実施した。

この企画では、200万回以上の視聴、140万件のライブチャットメッセージがあり、「高いエンゲージメントを示した」(YouTube)。

化粧品を紹介したメイクアップアーティストは、「ユーザーはそれほど購入しないだろうと考えていたが、売り上げは期待を上回るものだった」とコメント。2022年にライブショッピング機能の機能向上を続けていくという。

「Holiday Stream and Shop」のイメージ動画
瀧川 正実
瀧川 正実

Amazonが新規大口出品の事業者向け特典プログラムを開始、最大550万円の還元、FBAの割引などを提供

4 years 6ヶ月 ago

Amazonは3月から、新たに大口出品する販売事業者を対象に特典を提供する「新規出品者特典プログラム」の提供を始めた。

最大550万円の還元特典を受けられるプログラムのほか、スポンサープロダクト広告のクリック課金型広告2万2000円分のクレジット、「フルフィルメント by Amazon(FBA)」の割引きなどを提供する。

「新規出品者特典プログラム」は、新規に大口出品する中小企業やブランドオーナーなどに対して、効果的に事業を成長するためのプログラムとして提供するという。

対象者は、日本、米国、ヨーロッパ(イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの5カ国)で2022年1月1日以降にAmazonで初めて出品し、対象となるプログラムを一定期間内に利用する大口出品の販売事業者。

Amazonブランド登録でブランド所有者と認定された新規出品者に以下の特典プログラムを提供する。

  • 最大550万円を還元。対象ブランドの売上高が最大1億1000万円になるまで、または資格の確定後1年間のいずれか早い方に対し、売上高に対する5%分を還元する
  • Amazon Vine(Amazonストアで最も信頼できるレビュアーを招待し、他の購入者が十分な情報に基づいて購入を決定できるよう新商品についての意見を投稿してもらうプログラム)のクレジットとして2万2000円分を提供する
  • ブランド保護に役立つ「Transparency」のクレジットとして1万1000円分を提供する。
  • Amazonクーポンを利用する新規出品者には、クーポンのクレジットとして5500円を提供する
  • フルフィルメント by Amazon(FBA)を利用する新規出品者向け各種特典
    • Amazonのフルフィルメントセンター(物流拠点)へ商品を納品する際、「FBAパートナーキャリアサービス」を利用すると納品配送料1万1000円を割引。または、FBA在庫を世界各地のAmazonフルフィルメントセンターへ納品することができる「Amazon Global Logistics」を使用する場合のFBA手数料を2万2000円割引
    • FBA新商品特典プログラムへの自動登録で、対象となる新規FBA商品のASINについて在庫保管手数料および返送・所有権の放棄手数料が一定期間無料
瀧川 正実
瀧川 正実

Twitter上のUGCは購買行動にどのくらい影響している? 6割が口コミきっかけで商品購入、7割が来店きっかけに

4 years 6ヶ月 ago

アライドアーキテクツは、Twitter上の口コミの影響度、口コミが起きる理由を把握するための調査を実施した。

Twitter上の情報をきっかけや参考とした商品・サービス購入の経験

全体の65.5%が何らかの商品やサービスの購買経験があると回答した。

男女別に見ると、男性の61.7%、女性の66.8%がTwitter上の情報など参考に、商品やサービスの購買経験がある。年代別に見ると、若い年代ほどTwitterをきっかけとした購買経験率が高く、15~19歳は72.7%、20代は71.5%。30代も63.7%と過半数を上回った。

Twitter上の情報をきっかけや参考にした購買経験
Twitter上の情報をきっかけなどにした購買経験

Twitter上の情報をきっかけや参考とした来店・訪問の経験

全体の62.4%がTwitter上の情報などを参考に、何らかの店や施設へ来店経験があると回答した。

男女別では男性の62.9%、女性の62.0%がTwitter上の情報を参考に店や施設へ来店経験がある。年代別では若い年代ほどTwitterをきっかけとした来店経験率が高く、15~19歳は69.7%、20代は67.9%、30代も62%だった。

Twitter上の情報をきっかけなどにした来店経験
Twitter上の情報をきっかけなどにした来店経験

購買や来店のきっかけになった投稿

全体の57.8%が「友人やフォローしている一般の人の投稿」と回答。次いで、インフルエンサーや芸能人の投稿(49.4%)、企業アカウントの投稿(47.8%)が続いた。

男女別で見ても、男性56.6%、女性58.8%が「一般ユーザーの投稿」が購買・来店のきっかけとなっている。次いで多いのは、男性が「企業アカウントの投稿」(59.9%)、女性は「インフルエンサーや芸能人の投稿」(51.3%)。

Twitter 購買や来店のきっかけになった投稿
購買や来店のきっかけになった投稿

年代別に見ても、すべての世代で「一般ユーザーの投稿」が最も高い購買・来店のきっかけとなっている。次いで多いのが、10代、20代は「インフルエンサーや芸能人の投稿」。一方、30代、40代は「企業アカウントの投稿」となっており、年代によって参考にする情報が異なっている。

Twitter 購買や来店のきっかけになった投稿(年代別)
購買や来店のきっかけになった投稿(年代別)

商品・サービスに関する感想の投稿経験

全体の46.7%がTwitter上に何らかの商品・サービスの感想を投稿したことがあると回答。男女別では男性の47.6%、女性の45.9%が投稿経験が「ある」としており、UGC投稿の積極性については男性の方がやや上回っている。

Twitter 商品・サービスに関する感想の投稿経験
商品・サービスに関する感想の投稿経験

店・通販サイト・ネットショップの感想の投稿経験

全体の41.0%がTwitter上に何らかの店・通販サイト・ネットショップの感想を投稿したと回答。

男女別では男性の44.1%、女性の38.4%が「投稿した」と答えた。年代別では15~19歳の48%が、20~29歳の50%があると回答している。

Twitter 店・通販サイト・ネットショップの感想の投稿経験
店・通販サイト・ネットショップの感想の投稿経験

Twitterに感想を投稿する理由

クーポンやプレゼントがもらえるキャンペーンをやっているから(43.0%)、良い点をより多くの人に知ってもらいたいから(41.1%)が40%を超えた。自分にとっての直接的なメリットがあるからという理由と、良い商品やお店を多くの人に伝えたいという理由がほぼ同率の結果となっている。

次いで、Twitter上でトレンドとして掲載された話題だから(35.9%)、フォローしているユーザーが話題にしているから(30.2%)が投稿理由となっている。自分もTwitter上で盛り上がっている話題について投稿したいというモチベーションが働いているようだ。

Twitterに感想を投稿する理由
Twitterに感想を投稿する理由

調査の総括

Twitter上の情報は購買に大きな影響を与えていることが明らかになった。

特に一般ユーザーの投稿が購買や来店を促す強力な理由となっており、企業は公式アカウントで情報を発信するだけでなく、Twitterユーザーから積極的にUGCを投稿してもらえるような働き掛けが必要となる。特に日々の生活に身近なジャンルを取り扱う企業や、10~30代までをターゲットとする商材は、積極的にTwitter上で自社に関する情報が生まれるように、UGCの生成促進や企業からの情報発信活動に注力することが結果につながりやすい。

調査概要

  • 調査期間:2022年1月27~28日
  • 調査方法:Fastask(ジャストシステム提供)でアンケート調査を実施
  • 調査対象:全国に住む16~59歳の男女で、Twitterを利用していると回答した人
  • 調査対象数:881人
石居 岳
石居 岳

楽天の検索結果が最安押しに!? 出店者はどうすれば?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

4 years 6ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年3月7日〜13日のニュース

買う側のことを考えれば自然な流れでも、売る側にとっては大変です。最安で頑張れるところは頑張るとして、そうでないところは何かしらの独自性を。

「なぜこうなるのか」を理解して冷静な対応を

2022年3月、楽天の検索画面が変わって、価格競争が激しくなります(たぶん) | ECコンサル坂本のブログ「ECバカ一代」
https://www.commerce-design.net/blog/archives/5280

各商品のJAN コードを使って「同じ商品で最安の商品に誘導する」導線は、前からあるんですけど、この度、大きく強化されます。「安い商品を目立たせる」ために検索結果画面を修正し、最安商品への導線を強化します。いくつかあるので紹介します。

(1)「もしかしてこの製品ですか?」導線

(2)「最安商品を見る」導線

(3)検索結果画面から「店舗名を削除」

画像はすべて https://www.commerce-design.net/blog/archives/5280より編集部でキャプチャ

「Amazonよりは良いじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、楽天市場の検索結果は出店者にとってはかなり厳しいものになりそうです。ここまで最安を押されちゃうとなんとも……。楽天側の都合としてはまっとうな競争下でユーザーに選んでもらおうということなので、買う側とすればメリットしかないです。個人的には楽天で最安を選んでも偽物にあたる率が低いので、そこそこ安心して買ってしまいます。こんな人は多そうですよね。

記事にはここに至る背景というか楽天側の思想も書かれているので、理解することから始めるのをおススメします。条件反射的に「こんなことをして大手優遇じゃないか! けしからん!」となるのは意味がないですから。この条件でどうにかすることを考えるしかないです。自社ECで売ることは対応策ではなく、自社でしか売っていないものをどうやって考えていくのかがポイントです。セット売りだってオリジナル商品ですよ。

今週の要チェック記事

ネットショップでの不正注文や攻撃が増えていて、相変わらず悪徳業者も多くて、慣れない人がネットショップを運営した体験記があった3月2週目でした。

Web制作会社が自社ECを半年間運営してわかったいくつかのこと | 佐藤崇史 | note
https://note.com/s8000/n/n5eb27ead1107

「定額制サービス」で不満を感じること 3位は「使わない月があると無駄になる」:約1万人に聞いた | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2203/04/news117.html

ランキングサイトの内容「虚偽」 サイト運営者に22万円支払い命令 | 朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ353TMQQ34UTIL056.html

「Magento」を使って1,400万商品を取り扱えるように越境ECサイトをパワーアップした話 | MonotaRO Tech Blog
https://tech-blog.monotaro.com/entry/2022/03/08/093000

メルカリShops、サイズ別全国一律価格での配送サービス「クールメルカリ便」開始 水産業者支援 | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/11115

EC-CUBEのセキュリティへの取り組み | EC-CUBE
https://www.ec-cube.net/info/security/efforts.php

IPAが100万円以上もするECサイトの脆弱性診断を無料で実施、申し込みをスタート | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9580

しまむら、ジーユー、ワークマンなど大手小売りやチェーン店がEC商品の店舗受け取りサービスを強化。その取り組みとは? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9574

今週の名言

成果が伸びないときに勘違いしてやりがちなことと、実践したい5つの考え方――川添隆(コマースプロデューサー) | Marketing Native
https://marketingnative.jp/topics23/

着実に改善を生める部分と捨てる部分を吟味した上で、今できる新しい打ち手を足して差分を埋めていくか、もしくは次のメジャーな施策になるための種まきをする。

野菜を育てることをイメージすればわかりやすいでしょうか。野菜の種をまいても畑の広さに制限されますし、季節にも影響されます。土壌の改良などで収量を上げるにしても限界が……。となれば、季節によって育てる野菜を変えるとか、育てやすい野菜に変えるといった流れになりますよね。1つの施策にこだわるのも良いですがそこには限界があるので、常に次の施策を頭に入れておきましょう。

筆者出版情報

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この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

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森野 誠之
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パワポ専用アイドル「PowerPops」

4 years 6ヶ月 ago

「PowerPoint」の図形データだけで形成された加工できるアイドル「PowerPops」。ダウンロードしてフリー素材として利用できる。サントリー食品インターナショナル。

「クラフトボス」からパワポ専用の“加工できるアイドル”がデビュー
https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1212.html

創建600年の中国・博物館に学ぶ「リブランディング」。老舗ブランドが若者のニーズを獲得するために行った5つの施策 | 中国の最新買い物事情~トランスコスモスチャイナからの現地レポート~

4 years 6ヶ月 ago
老舗ブランドが若返りを図る場合、若いブランドとの連携でその“ファンの力”を活用できます。若者世代を魅了する商品や販売方法で、若者世代との感情的なつながりを構築できれば、マーケティング効果は1 + 1= 2以上の効果になります

長い歴史や重厚な文化、良好な社会的評価を得ている企業を認定する「中華老字号(China Time-honored Brand)」(中国政府が審査して認めた老舗企業)。1990年代や2000年代生まれの若い消費者の台頭で、老舗ブランドは若年世代をターゲットにする若返り戦略へと転換しています。中国の老舗企業にフォーカスし、若返り戦略を解読してきます。

ブランドの若返りとは「リブランディング」

ブランドの若返りはそう簡単ではありません。若返り戦略とは、商品属性、利用シーン、販売チャネル、パッケージング、食感など、さまざまなポイントに若返りの要素を取り入れることで、ブランドを再活性化させる「リブランディング」なのです。

近年、中国の老舗ブランドは、「若者が何を追求しているか」「どのような流行を気に入るのか」「どんな消費習慣があるか」などに注目し、若い消費者との世代間ギャップを乗り越えてブランドの若返りにチャレンジしています。

600年以上の歴史を持つ国立故宮博物館(故宮)はここ数年、ブランドの若返り戦略を進め、「重厚な基盤」「可愛らしさ」というギャップを軸に、インフルエンサー、IP(知的財産)などを基盤にブランドイメージの再構築に成功しました。

ブランドの若返りマーケティング、5つのプロセス

故宮は2013年に初めて文化的製品のクリエイティブ公募を実施。それ以降、ブランドの若返りマーケティング戦略が始まりました。

「故宮タオバオ」のウエイボ-公式アカウントをもとにtranscosmosが画像を作成

1. コンテンツマーケティング:ユーモラスで面白い、ブランドのストーリー性と独創性を重視

故宮が運営する「微博(ウェイボー)」公式アカウント(ID:故宮タオバオ)では、歴史と現代を融合・共存させたコンテンツを日々投稿しています。たとえば、ピースサインをする宮女、清皇帝である雍正帝(ようせいてい)のかわいい画像です。厳粛なイメージを持つ歴史上の人物がユーモラスな姿で表現し、若者の間で大人気となりました。

ユーモアのある雍正帝
ユーモアのある雍正帝(出典:「故宮タオバオ」の微博公式アカウント)

故宮がブランディングを行う際、ブランドの歴史的な物語を掘り下げながら、高品質な商品を開発し続けています。歴史や所蔵する文化財を展示するために10個のアプリをリリース。ユーザーはアプリを通し、文化財の歴史や造形を身近に理解することができるほか、文化財展覧会などに関する情報を入手することもできます。

また、現存する文化財保存・修復のドキュメンタリー映画「我在故宮修文物」が放映されると、多くの若者に高く評価されました。

時代に合わせた取り組みで、故宮の文化は多くの若者に受け入れられていきました。故宮に代表される多くの老舗ブランドは、配信するコンテンツを若者にも受け入れてもらえるようにすると同時に、ブランド創設時の“根幹”を守り、初心を忘れずに若者にも継承していくという思いを大切にしています。

2. プロモーション:ブランドの若返りプロモーションにおける重要な力となる広告・PR・KOL

故宮は、ウエイボー、WeChat、H5などのオンラインのソーシャルマーケティングと、オフラインの街頭広告を通して、ブランドコミュニケーションを積極的に進めています。

たとえば、人口密度の高い北京地下鉄の国貿駅には、全長135メートルの「故宮雪景色絵巻」を展示。巻物にはインタラクティブなスクリーンが設置されており、このスクリーンがスライドレールを移動します。この仕組みによって、故宮の雪景色を地下鉄内で観賞できるため、故宮にいるかのように感じることができます。

「故宮雪景色絵巻」の展示イメージ
「故宮雪景色絵巻」の展示イメージ(出典:中国青年網)

こうした取り組みで、多くの若い消費者が故宮文化を受け入れるようになりました。

これには故宮博物館の前院長だった単霁翔(Shan Jixiang)氏が大きく関係しています。単霁翔氏は何度もニュースに取り上げられたため、、彼自身が大きなトラフィックの見込めるインフルエンサーとなりました。

院長就任から5か月を費やして故宮にある9000以上の部屋を視察。故宮が企画したバラエティー番組「上新了、故宮」では、何度もSNS上で話題になりました。彼は、文化財の保護を成功に導いたインフルエンサーとなり、マーケティングの観点から大きな効果をあげています。

独自の話題性をポジティブに伝えられる、ブランドを代表するようなKOLがいれば、老舗ブランドの若返りにはプラス要因となる事例です。

多くの若者の前で故宮について講演する単霁翔氏の動画

3. 商品:面白くて洗練されたクリエイティブグッズを開発

故宮のECサイトであるタオバオ店「故宮タオバオ」は2008年に開設し、クリエイティブグッズの販売を行っています。当初は、特色のある商品は少なく、売れ行きは芳しくありませんでした。

最近は可愛くて洗練されたデザインのクリエイティブグッズ開発に注力、グッズの売り上げは拡大を続けています。

独自の文化と日用品を組み合わせた独自の新商品が発売されるたびに、SNSではいつも「故宮がまた『お金を奪い』に来た」と話題になるのです。

故宮のクリエイティブグッズ(画像の出典:「故宮タオバオ」のウエイボ-公式アカウント)
故宮のクリエイティブグッズ(出典:「故宮タオバオ」のウエイボ-公式アカウント)

故宮のクリエイティブグッズ販売の成功は、時代の潮流に適した革新的で高品質な商品がブランドと消費者の距離を近づけることができることを証明しました。

故宮のクリエイティブグッズは品質の高いコンテンツを継続的に創出し続け、消費意欲の喚起につながっています。また、品質の高いクリエイティブグッズは直感的にブランドの文化やストーリーに触れさせることにつながり、故宮の理解形成という補完関係も形成しています。

4. eコマース:クラウドファンディングで若年顧客のニーズをつかみ過剰在庫を防止

故宮はECプラットフォームにおける販売を推進しています。

タオバオに「故宮タオバオ」を出店した後、Tmallに「故宮博物院文創旗艦店」、ウィチャットのミニプログラムに「故宮博物館文化創意館」を開設しました。

特に、バラエティー番組「上新了、故宮」に出現したクリエイティブグッズは、タオバオにおいてクラウドファンディングの形式で販売しています。消費者が頭金を支払うと、商品の生産が始まり、約束の納期までに納品される仕組みです。クラウドファンディングは、過剰在庫を防ぐこと、必要な分のみ生産すること、少年消費者のニーズを把握することにつながっています

タオバオ上のクラウドファンディング
タオバオ上のクラウドファンディング(出典:タオバオ網)

5. 業界の垣根を越えた連携:1+1が2以上になる若いブランドとの連携&マーケティング効果

故宮の文化サービスセンターは中国ミネラルウォーター大手の農夫山泉(Nongfu Spring)と連携し、限定版ミネラルウォーター「農夫山泉故宮瓶」(9本入り)を販売しています。

コピーライティングとパッケージングは若者受けするデザインにし、ユニークな文字やイキイキとした絵を通じて、消費者が故宮を身近に感じることができるようにしています。

 農夫山泉故宮ボトル
農夫山泉故宮ボトル(出典:農夫山泉のウエイボ-公式アカウント)

若いブランドは多くの若年層ファンを抱えています。老舗ブランドが若返りを図る場合には、若いブランドとの連携で、その“ファンの力”を活用。若者世代を魅了する商品や販売方法で、若者世代との感情的なつながりを構築できれば、マーケティング効果は1 + 1= 2以上の効果を得ることができます。

ブランドの若返りとは、重厚な文化と歴史を斬新な方法・運営によって、視覚的に継承・拡散することで、ブランドに新しい風を吹かすことにつながると考えられます。

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越境ECや海外向けEC、海外進出に役立つ、世界30の国・地域のECデータをまとめた『海外ECハンドブック2021』(著:トランスコスモス)
地域別のEC市場規模(画像は『海外ECハンドブック2021』から)

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黄文波(Huang WenBo)
トランスコスモスチャイナ(transcosmos China)
黄文波(Huang WenBo), トランスコスモスチャイナ(transcosmos China)

最も推奨したい通販化粧品はファンケル、2位はハーバー研究所、3位はオルビス。「推奨者」の年間購入金額は「批判者」の1.6倍に

4 years 6ヶ月 ago

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(NTTコム オンライン)が実施した「NPSベンチマーク調査2021 通販化粧品部門」によると、顧客ロイヤルティを測る指標の「NPS(ネットプロモータースコア)」が最も高いのはFANCL(ファンケル)だった。

調査対象の通販化粧品8社でNPSトップはFANCL(ファンケル)で2.3ポイント。2位はハーバー研究所(-2.5ポイント)、3位はORBIS(オルビス、-5.6ポイント)だった。8社のNPSの平均は-10.7ポイント、トップ企業とボトム企業との差は24.6ポイント。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(NTTコム オンライン)が実施した「NPSベンチマーク調査2021 通販化粧品部門」に
通販化粧品部門のNPSについて

通販化粧品のロイヤルティの要因を18項目で分析したところ、「効果・効能」「使い心地の良さ」「品質の良さ」といった化粧品としての品質や効果の実感がロイヤルティを醸成している。

「企業イメージ・ブランドイメージの良さ」「商品の信頼性・安全性」といった企業やブランドのイメージや信頼性に関連した項目もロイヤルティに寄与。また「有効成分の含有量」も利用者の関心が高く、今後は利用者の期待に対する背景要因の探索や深掘りをしていくことが期待される。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(NTTコム オンライン)が実施した「NPSベンチマーク調査2021 通販化粧品部門」に
通販化粧品業界全体のロイヤルティ要因分析

FANCLは、企業・ブランドイメージの良さや商品の信頼性・安全性で評価が高い。さらに、キャンペーンやイベントの魅力、会員制度や長期契約者向け特典といった点も評価されている。

2位のハーバー研究所は商品の使い心地や品質の良さといった商品性で評価が高く、特に「無添加・添加物の少ない」という項目では業界トップの評価。3位のORBISはコストパフォーマンスの良さに加え、パッケージや容器のデザインでも満足度が高い結果となった。

利用している通販化粧品において、過去1年以内に店舗(サロンなど含む)やオンラインで実施している肌診断や肌の悩みなどを受け付けるスキンケアカウンセリングの利用経験があるかを調査した。全体の9.1%が店舗もしくはオンラインでのスキンケアカウンセリングを受けた経験がある。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(NTTコム オンライン)が実施した「NPSベンチマーク調査2021 通販化粧品部門」に
左がカウンセリング利用経験別NPS、右が利用経験の有無の割合

スキンケアカウンセリングの利用経験の有無別にNPSを分析したところ、カウンセリングを受けたことがある利用者のNPSは-10.3ポイント。一方、カウンセリングの利用経験が無い利用者のNPSは-31.1ポイント。カウンセリング経験がある利用者のNPSが高くなった。

対面もしくはオンラインでのカウンセリング経験がある利用者に対して、美容部員やカウンセラーへの相談において求めていることを調査したところ、「自身の肌の状態や年齢に合わせた適切な商品の紹介」が最も高く62.0%だった。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(NTTコム オンライン)が実施した「NPSベンチマーク調査2021 通販化粧品部門」に
スキンケアカウンセリングに求めていること

「スキンケア商品の適切な使い方」「商品の効果や効能、有効成分の含有などに関する知識」が続き、自社の製品に関する正しく豊富な知識を適切に紹介できることに対してニーズが高かった。

調査対象の通販化粧品利用者の年間購入金額を調査したところ、「批判者」(推奨度が「0」~「6」の回答者)の年間の平均購入金額を「1」とした場合、「中立者」(推奨度が「7」~「8」の回答者)は批判者の約1.1倍、「推奨者」(推奨度が「9」~「10」の回答者)は約1.6倍。推奨度が高いほど年間の平均購入金額が高い。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(NTTコム オンライン)が実施した「NPSベンチマーク調査2021 通販化粧品部門」に
推奨セグメント別年間購入金額(批判者を1とした場合)

また、過去1年間に発信した肯定的な口コミの件数別についても調査したところ、「推奨者」は平均1.7件の肯定的な口コミを発信しており、「批判者」の約5倍、肯定的な口コミを発信している。

調査概要

  • 調査対象企業(アルファベット順、50音順):ASTALIFT(アスタリフト)、DHC、FANCL(ファンケル)、ORBIS(オルビス)、ドモホルンリンクル、ドクターシーラボ、ハーバー研究所、パーフェクトワン
  • 調査対象者:インターネットリサーチモニターのうち上記通販化粧品利用者(1年以内)
  • 調査方法:NTTコム リサーチによる非公開型インターネットアンケート
  • 調査期間:2022年1月28日~2月1日
  • 有効回答者数:2689人
  • 回答者の属性:<性別>女性:100.0%、<年代>20代以下9.6%、30代15.7%、40代22.7%、50代20.0%、60代以上32.0%

NPSとは?

推奨度が高ければ高い顧客ほどリピート率が高く、クチコミによる新規顧客の獲得にもつながるため、企業はNPSを向上させることで収益を上げることができるとされている。

NPSは次のように計測する。

「友人に(特定商品などを)すすめたいと思いますか?」と顧客に質問し、0~10点で推奨度を計測。次のように分類する。

  • 0~6点を付けた人 → 「批判者」
  • 7~8点を付けた人 → 「中立者」
  • 9~10点を付けた人 → 「推奨者」
ネットショップ業界(EC業界)のNPSに関する調査結果
NPSの計測方法

NPSは、「推奨者」の割合(仮に40%)から「批判者」の割合(仮に25%)を引いた数値(40%-25%=15%)のことを指す。「推奨度」を聞くことで、顧客がどれほど企業・ブランドに対してロイヤルティがあるかを数値化する。

石居 岳
石居 岳

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