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Web広告に関する米国法規制の現状と違反事例について調べてみました(後編)

10 years 5ヶ月 ago
201507nativeAd2

こんにちは。ニューズ・ツー・ユー「ネットPR.JP」編集部です。

前回はWeb広告に関する米国法規制 について具体例を交えながらご紹介しました。 後編では、米国での「推薦・証言ガイドライン」違反事例と米国における口コミサイト動向についてレポートします!

>>前編はこちら

インターネット/ソーシャルメディアを介したステルスマーケティング関連の米国法規違反事例

口コミサイトへの投稿に割引提供していた自動車運送ブローカーがFTC(連邦取引委員会)の措置命令受入れを合意 (2015年2月訴状、4月最終命令)

自動車運送ブローカーのアメリフレイト社は、サービス利用者に割引や報酬によって口コミサイトへ投稿を促し、その事実の開示をしていませんでした。さらに、同社ウェブサイトで「自動車運送業で最も高いユーザー満足ランキングとコメントを誇る会社」と宣伝していました。

FTCは2014年10月に同社を調査しFTC法違反の訴状を発行。FTCと同社は2015年2月末に合意し、30日間の一般からの意見募集期間を経て、同年4月20日に最終命令がでました。最終命令の中でFTCは、ユーザーコメントによるトップランキングといったウソの宣伝を禁止し、対価などがあればユーザーとの関係を明確に開示することを命じました。このケースはFTCが口コミサイトへの不正投稿をした会社に訴状を発行した初のケースとなりました。

関連URL:

口コミ情報サイトにやらせ投稿をしていた関連業者19社を摘発(2013年9月)

エリック・シュナイダーマンニューヨーク州司法長官は、Yelp(レストランなどの口コミサイト)やGoogle Local(地域情報検索サービス)、CitySearch(都市ごとの口コミサイト)などへの偽コメント投稿に組織的に関与していた業者19社をニューヨーク州法違反で摘発しました。この19社にはSEO(検索エンジン最適化)業者やそうした業者を雇っていた企業などが含まれました。

組織的なやらせ投稿問題の調査を1年にわたって進めてきたニューヨーク州司法局は、おとり調査としてブルックリンのヨーグルト店になりすましてSEO業者に相談を持ちかけたところ、投稿1件当たり1~10ドル程度の料金で偽装コメントを依頼できることを突き止めました。

摘発された各社は、2,500ドルから10万ドル弱の罰金を支払い、今後は偽レビュー投稿に関与しないことを誓約。罰金の総額は35万ドル以上に及びました。

以上がFTCによる訴状案件事例ですが、口コミサイトを持つ企業側の動きはどうなっているでしょうか?最後に米アマゾンとYelpの事例をご紹介します。

口コミサイトを巡る最近の動き

米国でも口コミサイトへのサクラ投稿の疑惑は続いており、2015年になってAmazonとYelpは組織的な偽造評価コメント投稿を続ける業者を相手に民事訴訟に踏み切りました。

Amazonの事例

Amazonは、2015年4月8日、Amazonの顧客レビューを売っている業者らに対して、商標権侵害や虚偽広告などで訴訟しました。

訴状によると、これらのサイトでは顧客コメント1件に対して19ドル~22ドルでAmazonのセラーに販売し、Amazonサイトに最高評価5つ星コメントを「スロードリップ」式(この方式だと同社の持つ偽造コメントの検出システムで発覚しにくくなる)で書き込んでいました。Amazonが同社サイトへの偽造コメント禁止に向けた初の訴訟となりました。

Yelp(レストランなどの口コミサイト)の事例

Yelp は、2015 年2月13日に、偽造評価書き込みにかかる訴状をカリフォルニア州北カリフォルニア連邦地方裁判所に提出しました。訴状によると、レビューを販売していた「Revleap」は、口コミのコメントを高評価の4つ星や5つ星として大量に作成してYelpのトップページに掲載し、3つ星以下のコメントがでてこないようにするというソフトウェアを販売していたといいます。

一方、Yelp自身もFTCの調査対象となっていました。同サイトに掲載されるレストランや事業主らから、同社の営業活動と投稿操作に関連した苦情が2,000以上も寄せられていました。FTCは、同社の偽コメント検出技術や投稿の社内操作の可能性などを調査していましたが、Yelpの公式ブログ(2015年1月)によると、FTCは調査を終えてそれ以上の措置は取られなかったといいます。

前編、後編を通じて、米国におけるステルスマーケティングやなりすましに対する法規制やその事例についてご紹介しました。この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

ネットPR.JP編集部

中国ECはなぜモールに出店するのが定石なのか。自社ドメイン展開が困難な3つの理由 | 上海で働く駐在員の中国EC市場リポート | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 5ヶ月 ago
自社ドメイン展開を求める日本企業は多いが、現状では難しい状況

アリババグループが運営する「Tmallグローバル」や京東商城の「JDworldwide」など、越境ECの形で中国EC市場に参入するルートが確立されてきている。とはいえ、販売の方法に一定の制限があるモールよりも、自社ドメインでECを行いたいというニーズを持つ日本企業は少なくない。ただ、そうしたニーズに対応するのは現状では難しいと言わざるを得ない。

サーバーを置く場所それぞれで困難が待ち受ける

最近よく相談を受けることがモールへの出店ではなく、中国向けに自社ドメインでECを展開したいという話である。結論から言うと自社ドメインではなく、モールでの展開をお勧めしている。

自社ドメインの場合、方向は大きく2つある。

  1. サーバーを日本国内に置く
  2. サーバーを中国国内に置く

1. の場合、キーとなるのは、

  • プロモーション
  • 決済
  • 物流

の3点。特にプロモーションに関しては中国国内のユーザーへのアプローチはそう簡単にはいかない。微博(ウェイボ)のような中国版ツイッターや微信(ウェイシン)などの中国版LINEなどを使い、これまで日本企業がチャレンジをしているが、大きく成功しているサイトはまだ存在しない

2. の場合であれば、

  • 中国法人を設立
  • 中国に銀行口座を持つ
  • 商品在庫も中国へBtoBで輸出する

といった必要がある。その場合、最低でも3000万円(会社設立の資本金、オフィス家賃、倉庫費用、人件費など)ほどの初期投資が必要になる。

営利ICPライセンスは取得がほぼ不可能

さらにそれ以上に2のパターンで大変なことが「営利ICPライセンス」の存在だ。

中国国内でサイトを構築した場合、ICPライセンスを取得する必要がある。ICPライセンスには2種類あり、「営利ICPライセンス」と「非営利ICPライセンス」がある。

たとえば、コーポレートサイトの開設には「非営利ICPライセンス」が必要となる。非営利の場合は、簡単に取得でき、特に問題はない。

大変なのは、「営利ICPライセンス」の取得だ。そもそも日系企業を含め、外資企業は取得ができない。内資企業であっても、取得は相当困難だと言われている。

実際、日本で有名なアパレルブランドが展開している中国のECサイトもトップページは自社ドメインだが、商品カート以降は、Tmall(天猫)のドメインに移動するような構成になっている。

上記のような背景もあり、中国ではネット通販の流通総額のうち、Tmall(天猫)を始めとするモールサイトがマーケットシェア全体の90%を占めている。

中国ECのモールと自社サイトの売り上げ比率

商品検索はモール内検索が大半

また日本の場合、商品検索は検索エンジンやモール内検索などいくつかに分散しているが、中国はそうではない。ユーザーの多くはモバイルではモールアプリなど、まずはモール内の検索サービスで自分の欲しい商品を検索し、その後、購入する文化になっている

タオバオのモバイルアプリ

自社ドメインでの出店成功の難しさはそこにもあり、そもそも検索エンジンでの商品検索が少ない中で、自社ドメインに誘導することは至難の業ともいえる。

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上海で働く駐在員の中国EC市場リポート
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高岡 正人

株式会社エフカフェ 取締役

1975年生まれ。立命館大学政策科学部卒。コンサルティングファームにて企業変革コンサルティングを経て、2005年有限会社フリースタイルカフェ(現エフカフェ)の創業に参画。取締役に就任。

日本、中国、ASEANでネット通販事業に特化したコンサルティング、運営支援を行い、1カ月の半分を中国・上海で過ごす。

銀行等での講演多数。また日経ネットマーケティング等で執筆。最近では銀行等の海外支援事業部と連携し、日本からアジアへのネット通販進出を支援している。

高岡 正人

「グレイル」運営会社Gioの子会社代表が辞任、親会社の社長逮捕が影響か | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 5ヶ月 ago
6月30日にGioの塚原大輝社長ら2人を大阪府警が不正競争防止法違反容疑で逮捕したことが影響したとみられる

人気ファッションECサイト「グレイル」を運営するGioの塚原大輝社長が逮捕されたことを受け、同サイトの運営を代行する子会社の代表が6月末にかけて辞任した。

辞任したのは代表取締役の酒井健司氏。後任には二宮潤氏が就任している。6月30日付で「グレイル」内で告知した。

新体制後も現体制を引き継ぎ、販売体制は変更しないとしている。

「グレイル」を巡っては大阪府警生活経済課が6月30日、Gioの塚原大輝社長ら2人を不正競争防止法違反容疑で逮捕した(関連記事はこちら)。今回の子会社代表の辞任は、Gio社長の逮捕が影響したとみられる。

Gio子会社アートデコの代表が辞任

6月30日付で「グレイル」内で社長辞任を告知している(画像は編集部がキャプチャ)

現在、「グレイル」の自社ECサイトは運営を継続しているが、楽天店は改装中となっている。楽天によると、「当該関連店舗のユーザー向けサービスについては一旦中止としている」としており、体制を一新して店舗運営の再開につなげる狙いがありそうだ。

Gioが運営する「グレイル」は若年女性向けファッションECサイト。商品企画とブランディングといったメーカー的機能をGioが担当。親会社が企画した商品を、子会社がサイト運営を代行する形態で販売していた。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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クロール頻度を上げてもランキングは上がらない

10 years 5ヶ月 ago

たくさんクロールさせても、そのページの評価が上がることはないし検索順位は上がらない。また、サイトマップの <priority> タグをクロールの重要度を示す要素としてはGoogleはほとんど利用しない。

- クロール頻度を上げてもランキングは上がらない -

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Kenichi Suzuki

販促費6億円増で今期売上高は1.5倍の300億円に、アスクルとヤフーの「ロハコ」 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 5ヶ月 ago
運営開始3年目となる2015年5月期の売上高は前期比64.7%増の199億4400万円だった

オフィス用品通販のアスクルとヤフーが共同運営している消費者向けECサイト「LOHACO(ロハコ)」の売上規模が拡大している。運営開始3年目となる2015年5月期の売上高は前期比64.7%増の199億4400万円を計上。今期(2016年5月期)は前期比で販促費を約6億円上積みする予定で、売上高は同約1.5倍となる300億円を計画している。

ロハコの中期経営戦略では、ロイヤルカスタマー(リピーターのうち一定の基準を満たした顧客)100万人の達成を目標に掲げている。2015年5月期は取扱商材の拡充や配送品質などの改善を実施。2015年5月末までにロイヤルカスタマーは約23万人まで増えた。

2014年6月に第1類医薬品、同年8月には大手4大ビールメーカーのビール類などの取り扱いを開始。2015年4月には、自社EC以外で初出店となるメーカーを含む42社60ブランドの商材を取り扱う化粧品専門サイト「LOHACO BEAUTY (ロハコビューティー)」をオープンした。

アスクルとヤフーが共同で運営する消費者向けECサイト「ロハコ」の業績

「ロハコ」の売上高推移、6月度の売上高は23億円強に(出典はアスクルの2015年度決算資料

「ロハコ」は、2012年にアスクルとヤフーが資本・業務提携し、共同で運営する消費者向けECサイトとして同年10月にオープン。スタート1年目となった2013年5月期の「ロハコ」の売上高は21億円だった。

2年目の売上高は121億円に急成長。積極的な広告費の投下で規模を拡大したため、営業損失は29億円を計上した。2015年5月期も32億円の営業損失だった。

今期も積極的に投資を行い規模拡大を追求。売上高は300億円を計画する。一方で収益面は増収効果により、営業損失は26億円まで改善させる計画。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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スマホ版ページをnoindexにしてもスマホ検索には出る!?(スマホ対応ラベルも付く)【海外&国内SEO情報ウォッチ】

10 years 5ヶ月 ago

Web担当者Forumの連載コーナー、「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。今週は、『スマホ版ページをnoindexにしてもスマホ検索には出る!?(スマホ対応ラベルも付く)』、『CAのエンジニアがAngularJSとSEOを両立させたテクニック』、『グーグル「遅いページにはモバイル検索結果でイエローカードを出そうかな」』など10記事+2記事。

- スマホ版ページをnoindexにしてもスマホ検索には出る!?(スマホ対応ラベルも付く)【海外&国内SEO情報ウォッチ】 -

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Kenichi Suzuki

ユーチューブ広告のビューアビリティーは91%

10 years 5ヶ月 ago
グーグルがビデオ広告のビューアビリティーについての統計を公開。アメリカにおいて、ユーチューブのビデオ広告のビューアビリティーは91%(日本でも91%)、それ以外のビデオ広告のビューアビリティーは54%(日本では83%)だった。
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How Many Video Ads are Actually Seen? New Infographic and Research for Video Viewability Across the Web and on YouTube.
http://doubleclickadvertisers.blogspot.com/2015/05/5-factors-of-video-viewability.html
5 Factors of Video Viewability
https://www.thinkwithgoogle.com/infographics/5-factors-of-video-viewability.html
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noreply@blogger.com (Kenji)

電話番号「188」で通販トラブルなどの相談、消費者ホットラインの運用がスタート | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 5ヶ月 ago
通販トラブルのほか、産地偽装、虚偽広告など不適切な表示に関するトラブルといった相談を電話で受け付ける

消費者庁は7月1日から、通販や訪問販売といった事業者とのトラブルの相談を受け付ける「消費生活ホットライン」で、3桁の電話番号「188」による運営を開始した。

消費者ホットライン「188」番は、通販トラブルのほか、産地偽装、虚偽広告など不適切な表示に関するトラブルといった相談を電話で受け付けるサービス。

全国共通の電話番号で、ダイヤルすると最寄りの県・市町村の消費生活センターや消費生活相談窓口を案内する。

消費者庁は通販トラブルなどの相談を電話番号「188」で受け付ける運用をスタート

「消費生活ホットライン」の電話番号「188」について

「消費生活ホットライン」の運用は2010年1月から開始。これまでは「0570-064-370」で案内をしていた。

消費者庁がまとめた平成27年版消費者白書によると、消費生活相談を販売購入形態別
に見ると、全体では「店舗購入」の割合が2010年度の36.2%から、2014年度は28.2%み減少した一方で、「通信販売」が27.1%から33.6%へと増加していると指摘。「通信販売」の割合の増加は、「インターネット通販」の台頭が影響しているとまとめている。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

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Google 広告 ブランド効果測定 活用事例

10 years 5ヶ月 ago
Posted by Yuli Weng - ブランドソリューション エキスパート


Google では広告投資の効果を把握するため「ブランド効果測定」という機能を提供しています。2015 年 7 月現在は、TrueView 動画広告(YouTube)やディスプレイ広告(テキスト広告以外の Google ディスプレイ ネットワーク)の出稿期間中にその効果を測定することができます。

この「ブランド効果測定」の具体的な特徴は、下記の通りです。

  • 調査対象者は、広告接触者層と広告非接触者層(広告主が設定したターゲット ユーザーにキャンペーンとは無関係な別広告を表示)。バイアスを取り除き高い調査精度を実現
  • 広告掲載期間中に数値の確認が可能、運用中の広告キャンペーンの改善につなげることが可能 
  • トラッキング タグは不要
  • デスクトップ、モバイル*/タブレット 共に計測可能
  • 測定のための追加費用は不要

「ブランド効果測定」は、「ブランドリフト調査」(アンケートによる広告想起率、ブランド認知度調査)と、「サーチリフト測定」(オーガニック検索上昇率)の 2 種類があります。2014 年の提供開始からこれまでに日本で 570 件ご利用をいただいています。その中から、今回は、株式会社CHINTAI と株式会社ジェーシービーの事例をご紹介します。


* 2015 年 7 月現在、モバイル測定で可能なこと:
  • ブランドリフト調査: YouTube モバイルアプリのみ測定可能
  • サーチリフト測定:
    • TrueView 広告: YouTube アプリからの広告接触については、YouTube にログインしていたユーザーのみ測定が可能(モバイルブラウザからの広告接触では非ログインユーザーも測定可能)
    • ディスプレイ広告: モバイルブラウザで広告に接触したユーザーのみ測定が可能



株式会社 CHINTAI の「ブランド効果測定」活用事例


株式会社CHINTAI は、情報誌「CHINTAI」や、インターネット サイト「CHINTAI ネット」をはじめとする各メディアに、空室情報を掲載する広告事業を展開しています。これまでは TVCM や交通広告を中心にプロモーションを行ってきましたが、2014 年後半からは YouTube TrueView 動画広告を含め、インターネット メディアも活用したブランド構築に取り組んでいます。今回、ターゲットである男性若年層の認知度向上を目的に YouTube TrueView 動画広告を本格的に導入し、「ブランド効果測定」を利用しました。


測定結果


今回の調査では、デモグラフィック セグメントごとに認知度効果を計測しました。ターゲットである男性若年層(18-34 歳)に絞った計測結果では、「CHINTAI」のブランド認知度は +20% 上昇(広告接触者 v.s.広告非接触者での認知度の上昇率)しました(ブランドリフト調査)。そして、ブランド名での検索数は +156% も増加し、その他関連キーワードの検索数も増加しました(サーチリフト測定)。この結果より、本キャンペーンの目的であった男性若年層への認知向上に成功しただけでなく、検索数増加による興味/関心の向上にも効果を与える結果を確認できたのです(図 1 参照)。



(図 1) CHINTAI 「ブランド効果測定」の結果
ソース: ブランド効果測定
期間: 2015 年 1 月 4 日~2015 年 1 月 31 日
有意差検定(片側検定 有意水準 10%)の結果、有意差が認められた


株式会社ジェーシービーの「ブランド効果測定」活用事例


株式会社ジェーシービーは日本発唯一の国際クレジットカード ブランドとして、現在では海外加盟店約 2,000 万店、海外会員約 2,000 万人、190 の国と地域に事業を展開(2015 年 6 月時点)。中期経営計画では ASEAN 諸国を中心に海外会員数の飛躍的拡大を掲げています。海外の会員が訪日して、日本の加盟店で JCB カードを使う取引量も飛躍的に増加しています。今回、ターゲットであるアジア主要国(台湾・インドネシア・タイなど)の訪日旅客の認知度向上のため、YouTube TrueView 動画広告および Google ディスプレイ ネットワーク バナー広告を導入。ターゲット地域の中でも、旅行/金融系のアフィニティと購買意向の強いユーザーに絞り、潜在顧客へのリーチを強化しました。その効果測定のため「ブランド効果測定」を利用しました。


測定結果


ブランドリフト調査にて広告想起率とブランド認知度を計測した結果、広告を出稿した国のすべてで、広告主が設定したターゲット ユーザーについて広告想起率とブランド認知度の両方が大幅に上昇しました。とりわけインドネシアなどの新興国では高いリフトアップ効果が見られ、YouTube 動画広告が大きく貢献したことが確認できました(図 2 ジェーシービー「ブランドリフト調査」の結果参照)。



(図 2 )ジェーシービー「ブランド認知度測定」の結果
ソース: ブランド効果測定
期間: 2015 年 3 月 2 日〜 3 月 31 日
有意差検定(片側検定 有意水準 10%)の結果、有意差が認められた

*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。


株式会社CHINTAI
http://www.chintai.net/

情報誌「CHINTAI」、インターネット サイト「CHINTAI ネット」をはじめとする各メディアに、アパート・マンション・貸家などの空室情報を掲載する広告事業を展開


株式会社ジェーシービー
http://www.jcb.jp/

日本発唯一の国際クレジットカード ブランドとして、国内外で会員約 9,000 万人、加盟店約 2,900 万店、190 の国と地域に事業を展開(2015 年 6 月時点)


「Google 広告 ブランド効果測定」の概要
YouTube TrueView 動画、Google ディスプレイ ネットワーク広告出稿期間中にその効果を測定する調査です。
現在日本ではブランドリフト調査(アンケートによる広告想起率、ブランド認知度調査)と、サーチリフト(オーガニック検索上昇率)の 2 種類の方法で測定できます。詳細は弊社担当営業までお問い合わせ下さい(2015 年 7 月現在で「ブランド効果測定」は担当営業のいるお客様のみご利用可能です)。

本資料は、2015 年 7 月時点の情報をもとに構成しています。
noreply@blogger.com (Google Blog)

マツモトキヨシがオムニチャネル化を推進へ、ネットとリアルの連動サービスを開始 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 5ヶ月 ago
リアル店舗、ECサイトなどチャネルごとに独立したサービスを統合、公式サイトを刷新した

マツモトキヨシホールディングスは7月1日、実店舗とネットにおける在庫や価格の連動、ポイント統合などオムニチャネル化を実現するための新たなサービスを始めた。グループ全体のオムニチャネル化を加速するのが目的。

拡充したオムニチャネル化サービスは主に6点。

  1. 公式サイトの刷新
    リアル店舗、ECサイトなどチャネルごとに独立したサービスを統合。顧客とさまざまなチャネルで接点できるように公式サイトを刷新した。
  2. 公式サイト内にマイページ機能を新設
    購入履歴・キャンペーンなどへの応募履歴・ポイントの情報などを一覧で確認可能。
  3. リアル店舗・オンラインストアの会員・ポイントの統合
    マツモトキヨシ現金ポイントカード会員・マツモトキヨシ通販サイト(旧サイト名)の会員ポイントはそれぞれ別ポイントとして付与していたが、刷新に合わせて統合。
  4. 取り扱い商品情報をオンラインで閲覧
    グループで約7万点の商品の最新情報が閲覧できる。
  5. ウェブ上での店頭在庫・価格の確認
    マイページ内のマイストアで頻繁に足を向ける店舗を登録すると、リアルタイムで確認できる。
  6. 店頭での商品取り置き・取り寄せサービスを、マツモトキヨシ26店舗で先行的に開始
    今後約1500店舗へ順次、展開していく。

マツモトキヨシはオムニチャネルを推進

オムニチャネルを推進するために刷新したマツモトキヨシの公式サイト

今回展開を始める新サービスは「Web上だけではなく、リアル店舗も活用したものとなる」(マツモトキヨシ)。また、先行配信している「マツモトキヨシ公式アプリ」は200万ダウンロードを突破しており、買い物を楽しむための環境作りを推進する。

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オリジナル記事:マツモトキヨシがオムニチャネル化を推進へ、ネットとリアルの連動サービスを開始 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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5分でわかる! 「マーケットプレイス」などアマゾンを賢く活用するサービス7選 | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 5ヶ月 ago
「Amazon ログイン&ペイメント」などアマゾンを賢く活用するためのEC支援サービス7つを説明

アマゾンジャパンが、外部企業が出店できる「Amazonマーケットプレイス」の強化を進めています。直販に加え、外部企業による出店販売により流通規模は拡大。こうした状況下、アマゾンに対して徹底抗戦するという戦略を採用する企業もありますが、“「Amazon.co.jp」を賢く活用”して「共存共栄」をめざすEC事業者も増えています。「Amazon」を賢く活用するという視点で、ここ最近リリースされた出店者向けサービスをまとめてみました。

Amazonの成長戦略」がわかるアマゾンの講演など、EC事業者に役立つ全5セッションのセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム in 札幌」を7/10に開催

① 自社ECサイトでアマゾンのログイン&決済機能が使える「Amazon ログイン&ペイメント」

自社ECサイトで「Amazon.co.jp」のアカウント情報を使って配送先指定やクレジットカード決済などができる「Amazon ログイン&ペイメント」。導入したECサイトでは、「Amazon.co.jp」のアカウントでログインでき、そのアカウントで登録している配送先住所やクレジットカード情報などを利用できるようになります

ちょっと待てよ。そんなことしたら、アマゾンに商品の売れ行きデータが分かってしまうじゃないか」。こんな不安の声が一部ではあがっています。心配はありません。アマゾンが取得するのは決済に必要な売り上げ情報のみです。

利用するには現在のところ、以下の3通りが明らかにされています。

「Amazon ログイン&ペイメント」を導入した企業のコンバージョン改善事例
「Amazon ログイン&ペイメント」を導入した企業のコンバージョン改善事例

② 「Amazon.co.jp」の検索結果ページに広告を掲載できる「Amazonスポンサープロダクト」

2014年9月下旬から開始した、1クリック2円からのクリック課金型のキーワード広告。アマゾンの大口出品サービスに登録している法人の利用が可能で、掲載できる商品はアマゾン内で販売している商品です。

従来、アマゾンの出品サービスでは、出品者が能動的に売り上げを伸ばす仕組みが多くはありませんでした。自社の商品に誘導できる検索連動型広告により、出品者はアマゾン内でのマーケティング戦略を実行できるようになりました。

アマゾンが2014年9月から始めた「Amazonスポンサープロダクト」
検索画面の最下段に広告枠を設置

③ 画像などを用いて訴求力の高い商品詳細ページを作成できる機能「商品紹介コンテンツ」

これまで商品ページでの商品説明は文章表現のみでしたが、画像や見出しなどを用いて、出店者が自らの商品の特徴などを分かりやすく表現できるようにする機能を追加。2015年6月から利用できるようになりました。

商品詳細ページの下部の「商品の説明」という欄において、あらかじめアマゾン側が設定したフォーマットをベースに、出店者自身が自由に複数の画像や見出し、テキスト文を組み合わせて商品の詳しい特徴などを表現できるものです。

出店者は「訴求力の高い商品詳細ページの作成が可能になる」(星健一セラーサービス事業本部長)とされています。

アマゾンの出店者向け新機能「商品紹介コンテンツ」
訴求力の高い商品詳細ページの作成が可能になる

④ 海外のアマゾンでの販売支援(グローバルセリング)

アマゾンジャパンでは昨年から、海外のアマゾンでの販売支援(グローバルセリング)に力を入れており、まずは最も大きい市場である米の「Amazon.com」に関する販売支援チームを立ち上げました

アマゾンジャパンのセラーサービス事業部事業本部長の星健一氏は次のように説明しています。

日本の販売事業者の商品も、海外向け販売を検討しているものの実現できていない事業者が多いです。「グローバルセリング」の支援サービスはニーズがあり、販売事業者の役に立てると考えています。

実際、日本の販売事業者のなかには、米国の「Amazon.com」のFBAを使って販売を始めている事業者がいます。海外に発送する作業や関税の処理などについても、輸出代行会社を紹介できるので、今後、アマゾンを通じて多くの日本の販売事業者に海外展開していただきたいと考えています。

「Amazon.com」のトップページ
「Amazon.com」のトップページ(画像は編集部がキャプチャ)

⑤ 「Amazonポイント」の付与権限を出店者に開放

2015年、これまでアマゾン直販商品に限定していた独自ポイント「Amazonポイント」の付与権限を出店者に開放し、出店者も自由に自社商品にポイントを付けられるようにしました。主に法人を対象とした大口出品サービス利用社となります。

ちなみに2014年夏には、従来、アマゾン直販商品にしか使用を認めていなかったポイント支払いを出店者の商品購入時でも使用できるようにしています。

その付与権限は、任意で付与ポイントを商品ごとに1ポイント単位または販売価格に対するパーセントで設定可能。付与ポイントの原資は全額出店者の負担になります。

ポイント付与権限の出店者への開放で、季節性が高く短期集中で拡販したい商品や値引きが難しい商品の販売強化などに期待が高まっています

アマゾンジャパンが独自ポイントの付与権限を出店者に開放
商品詳細画面の表示イメージ

⑥ 物流代行サービス「フルフィルメントByアマゾン(FBA)」

ご存知の方も多いFBA。利用する販売事業者は増加の一途をたどっているということです。

2015年のインタビューで、星健一氏は次のようにFBAに対する意気込みを説明しています。

当日もしくは翌日配送サービスは、FBAを利用いただいている商品のみの対応でした。しかし、自社で出荷している商品についても、当日もしくは翌日配送できるスキームを組んでいる事業者は「マケプレお急ぎ便・マケプレ当日お急ぎ便」を利用してもらうことで、当日・翌日の配送が可能と表示できるようになりました。これからも配送サービスについては一層、注力していきたいと考えています。

Amazon.co.jpの事業拠点ネットワーク
「Amazon.co.jp」の事業拠点ネットワーク(2013年2月1日現在、画像は編集部がキャプチャ)

FBAについて(外部サイトにジャンプします)

⑦ Amazonのサービスを活用して成果を上げている店舗の紹介

いわゆる成功事例の発信です。ネットショップ担当者フォーラムでも転載記事を掲載しています。アマゾンで売り上げを伸ばしたいと考えている事業者は、他社の事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。

マーケットプレイスで売れている理由
Amazon Storyについて(外部サイトにジャンプします)

まとめ。「Amazonマーケットプレイス」は確実に拡大

アマゾン日本事業の2014年における売上高は前期比3.6%増の79億1200万ドル。2014年の年間平均為替レート(105円)で換算すると、日本事業の売り上げは前期比12.3%増の約8300億円となります(直販のほか、第三者による販売の手数料収入も含まれます。詳細記事はこちらから)。

アマゾンに詳しい業界関係者によると、全体の流通額のうち約4割が第三者による販売だそうです。手数料収入は第三者の販売額の約10%と見られ、第三者による流通額は約5200億円、直販による流通額は約7800億円になると推計されます。

2014年12月末時点でAmazonマーケットプレイスに出品している販売事業者数は、17万2000(法人・個人含む、年間で販売履歴のあるアクティブアカウント)。2014年1月末と比べ、1万1000の伸びとなっています。

ちなみに、「楽天市場」の2014年における国内EC事業の年間流通総額は前期比13.7%増の2兆100億円(EC流通額の約8割が「楽天市場」経由のようで、「楽天市場」の流通総額は約1兆6000億円と予測されるます。詳細記事はこちらから)。徐々に楽天とアマゾンの流通額の差は縮まってきているようです。

インプレスでは7月10日に札幌市内で、アマゾンの戦略やLINEを使った集客などが1日でわかるセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム2015 in 札幌」を開催します。詳細は次の通りです。

【会 期】2015年7月10日(金)セミナーは13:00~17:00(受付開始 12:30)、懇親会は18:00~19:30
【会 場】札幌国際ビル貸会議室 国際ホール
【定 員】先着100名
【料 金】無料 ※事前登録制
【詳 細】https://netshop.impress.co.jp/event/201507sapporo

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オリジナル記事:5分でわかる! 「マーケットプレイス」などアマゾンを賢く活用するサービス7選 | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム
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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

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