HCDのサイクル(ISO 9241-210)で述べている「ユーザーの利用状況の理解」は、文脈的な理解の中からユーザー行動の背後にある真の意識や想い(インサイト)を読取ることを求めています。エスノグラフィが普及しつつある昨今、この趣旨は理解され実践されているようにも見受けられます。しかし実態は、表面的な特徴を捉えそれをユーザーの真の姿と早合点してしまう“強引な理解”のケースが散見されます。
例えば:
・訪問するユーザーの定義が不十分なまま訪問してしまう。
・1,2回訪問し短時間のインタビューを行っただけで、ユーザーのコンテキストを理解したつもりになってしまう。
・現製品やサービスの改善事項は見いだせるが、イノベーションにはなかなか結びつかない。
これらの問題を回避するためには、数週間から数か月という、比較的長期にわたる観察でこそ得られる“文脈的な理解”に、その糸口を求めることができます。観察スキルを高めるのは云うまでもありませんが、短期間の観察で生じる社会心理的な観察者効果の一種である「認知バイアス」などが、インサイトの読み取りにも悪影響を与えます。目的を「改善」に置くならば、現状の問題が一通り分かれば要は足ります。しかし「イノベーション」につなげるためには、“一通りの理解”では不十分であり、ブレークスルーには容易に結び付きません。
本サロンでは、“文脈的な理解”とはどういうことなのか、その核心を科学的視点で再確認します。東京工科大 大学院の上林氏には、マウスやスプレッドシートの発見、およびPARCの活動など、歴史的な事例をご紹介いただきながら、“文脈理解を踏まえたイノベーションへのヒント”についてお話しいただきます。また、富士ゼロックスの田丸氏には、サービス部門向けの情報配信サービス開発事例を通じて、エスノグラフィーによるサービスエンジニアの仕事に関する文脈理解、共創的なサービス開発プロセスについてお話しいただきます。
なお、本回のテーマでは、「サイエンス」という言葉を使用しています。主な期待は、「ユーザーの利用状況の理解」について科学的な解釈を共有することです。しかしもう一つのささやかな期待としては、企業活動としてエスノグラフィに取組んでおられる、UXデザイナーやHCD専門家の方々による社内啓蒙が進むことがあります。その一助となれば幸いです。
■日時:9月18日(金)18:20~21:00 (受付開始:18:00~)
■会場:東京工科大 蒲田キヤノンパス 3号館2階 30201教室
http://www.teu.ac.jp/campus/access/006648.html
■プログラム:
18:20~18:40
①エスノグラフィの「不適切な導入」について
(松原 幸行氏)
18:40~19:20
②文脈依存科学(コンテキストセンシティブサイエンス)に基づくイノベーション
(上林憲行氏)
休憩:19:20--19:30
19:30~20:10
③富士ゼロックスの取り組み
(田丸 恵理子氏)
20:10~20:50
④ディスカッション「イノベーションに向けて」
(上林氏・田丸氏・松原氏)
■定員:50名(先着順)
■参加費:HCD-Net会員:2000円・学生会員:1000円
一般:6000円
■参加申込方法:
タイトルを「第56回HCD-Netサロン参加希望」として以下の内容を
hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。
---------------------------------------------------
氏名:
所属先名:
会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生
電話番号:
メールアドレス:
参加費領収書の宛名:
※記載がない場合は所属先名で発行いたします。
----------------------------------------------------
受付メールを事務局より返信いたします。参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています。受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で届かない場合は事務局にご連絡ください。請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください。

─新宿・悪の組織デスゲート─
デスゲート社長Z「ぬぅぅ。ついにデスゲート四天王が全員、リスティング オートフライトに敗れ去ってしまった。」
イーグルのJ「・・・」
デスゲート社長Z「イーグルよ。わかっておるな?」
イーグルのJ「はっ。もはや私がいくしかないかと。」
デスゲート社長Z「うむ。しかし相手はあのKだ。勝算はあるんだろうな?」
イーグルのJ「私の特殊能力を持ってすれば、リスティング オートフライトと互角以上に戦えます。」
デスゲート社長Z「もはや退くことはままならぬ。全力でたたきのめせ。」
イーグルのJ「お任せください。」
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─とある国内のビーチ─
LAFチームM「うわー海だー!」
LAFエンジニアY「・・・子供みたいね。海くらいで。」
LAFチームM「いいじゃないですか!今日は社員旅行なんですから!楽しみましょう!」
LAFリーダーK「おいおい。あまりはしゃぎすぎてケガとかするなよ。さぁ、じゃあホテルにチェックインしたら早速ビーチにいこうか。」
LAFチームM「はい!」
・
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LAFチームM「いや~。ビールがおいしい。あれ?Yさん、泳がないんですか?」
LAFエンジニアY「・・・ないの。」
LAFチームM「えっ!?何ですか?」
LAFエンジニアY「泳げないのって言っているの!ほっといて!」
LAFチームM「す、すみません・・・。(相変わらずあたりがキツいなぁ)」
─ビーッ、ビーッ、ビーッ─
LAFエンジニアT「・・・緊急アラートだ。リスティング オートフライトが何かの異常を検知した。」
LAFチームM「えっ!?」
LAFリーダーK「T、パソコンをセッティングしてくれ。嫌な予感がする。」
LAFチームM「せっかくの海なのに~・・・」
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─ビーチでパソコンを広げるLAFチーム─
LAFリーダーK「状況はどうだ、T」
LAFエンジニアT「・・・シグナルパターン《レッド》。デスゲートだ。」
LAFチームM「デスゲート!こんな時に!!」
LAFエンジニアT「ちょっとまて。これは・・・。」
LAFリーダーK「どうした?」
LAFエンジニアT「シグナルの数が異常に多い。50以上発生している。つまり、50以上のウチのアカウントがデスゲートに攻撃されている。Yおまえのパソコンでもちょっと見てくれ。」
LAFエンジニアY「・・・広告文のコピー率、90%。ほとんどのキーワードで広告文がコピーされているわ。」
LAFチームM「それだけじゃありません!おびただしい数の《ダミーアカウント》が生成されています!我々のアカウントの露出が急激に下がっています!」
LAFリーダーK「まずいな・・・。これは今までと攻撃の規模が違う。よし、リスティング オートフライトを起動させよう。一旦ホテルに戻るぞ。」
リスティング オートフライトとは?
「ジャストシステムが誇る高度な自然言語処理技術《NLP》と統計処理技術により、キーワードの自動生成、広告分の自動生成、入札やターゲティングの自動最適化を可能にした、リスティング広告の高効率運用サービスである。詳しい情報はトップページを見てほしい。もちろんトップページから広告文やキーワードのシミュレーションを申し込めることは言うまでも無い。」
《ジャスト出版:『検索広告のPDCAはAI=人工知能に』より》
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─新宿、悪の組織デスゲート─
50台のパソコンを一人見つめるイーグルのJ。
イーグルのJ「フフフ。おまえ達の行動は既に調査済みだ。のんびり海で休みたいところだろうが、悪いがそうはさせない。そこがおまえ達の墓場だ。」
パソコンの画面が次々と変化していく。イーグルの手もとは見えない。
イーグルのJ「俺の能力は《空間移動》。手もとだけを《空間移動》させることにより、数十台のパソコンをほぼ同時に操ることができる。フフフ、フハハハハハハ。」
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─海辺のホテル、Kたちの部屋─
LAFリーダーK「ひとまず、ここを緊急作戦本部にする。状況はかなり厳しい。ここまでの大規模な攻撃は今までは無かった。やつらも本気を出してきた、というところだろう。T、リスティング オートフライトのシミュレーションはどうだ。」
LAFエンジニアT「すでに全アカウントを《音速モード》に移行させた。キーワードと広告文の再生成はほぼ完了している。向こうもこれだけのアカウントを一度に再構築するのはほぼ不可能だろう。」
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─新宿、悪の組織デスゲート─
イーグルのJ「来たな。リスティング オートフライトのキーワード・広告文自動生成か。甘いな、私にかかればアカウントの再構築など造作も無い。」
50台のパソコンが一斉に動き出す。
イーグルのJ「ツールの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやる。」
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─海辺のホテル、Kたちの部屋─
LAFエンジニアT「・・・ダメだ。向こうも驚くべきスピードでアカウントを再構築している。」
LAFリーダーK「こうなったら《超音速モード》しかないか。」
LAFエンジニアY「無理よ。50ものアカウントを一斉に《超音速モード》に突入させれば、パソコンはもちろん、運用者の体にも大きな負担がかかるわ。」
LAFチームM「わかりました。僕がやります。」
LAFリーダーK「いや。Mは残っていてくれ。TとYにお願いしよう。君たち、頼む。」
LAFエンジニアY「・・・しょうがないわね。じゃあ行くわよ!《超音速モード》オン!」
─2人のパソコンがまぶしく光る!
ヴィーーーーーーーーンンンン─
LAFエンジニアY「きゃあああああ!」
LAFエンジニアT「ぐっ・・・!」
LAFチームM「Yさん!Tさん!うわぁぁぁぁ!」
─バシュッ!シュゥゥゥゥ・・・─
床に倒れる二人。
LAFチームM「Yさん、Tさん!・・・気絶している。」
LAFリーダーK「くっ・・・。さすがに50アカウントへの《超音速モード》は反動が大きい・・・。M!大丈夫か!」
LAFチームM「僕は大丈夫です。でも、YさんとTさんが・・・。」
LAFリーダーK「うむ。ひとまずそのまま寝かせておいてやれ。これでアカウントが落ち着けばいいが・・・。」
LAFチームM「リーダー!ダメです!《超音速モード》を上回るスピードでキーワード生成と広告文生成がされています!」
LAFリーダーK「バ、バカな・・・。リスティング オートフライトのスピードを上回るというのか・・・。」
・
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─新宿、悪の組織デスゲート─
妖しい光をはなつ50台のパソコン。
その前で倒れるイーグル。
イーグルのJ「はぁ、はぁ、はぁ・・・。こ、これがリスティング オートフライト。恐るべきスピードだ。しかし、どうやら私の《勝ち》のようだな。」
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・
─海辺のホテル、Kたちの部屋─
LAFチームM「リーダー!何か方法は無いんですか!?このままではウチのクライアントに多大な迷惑をかけてしまいます!」
LAFリーダーK「・・・」
LAFチームM「リーダー!!」
LAFリーダーK「ひとつだけ、ある。」
LAFチームM「教えてください!その方法を!!」
LAFリーダーK「しかし、あまりにも危険だ。それにこの方法はリスティング オートフライトが《適合者》だと認めた人間にしか使うことができない・・・。」
LAFチームM「そ、そんな・・・。」
─Mの両手がパソコンに触れる・・・その瞬間!
パソコンが黄金色に輝いた!─
LAFリーダーK「M、君は・・・。ま、まさか君が《適合者》だと言うのか・・・。」
LAFチームM「僕が・・・《適合者》・・・。」
LAFリーダーK「いいだろう。いずれにしても、もうこれしか方法はない。やってくれるか!?」
LAFチームM「はい!」
LAFリーダーK「では、いくぞ!リスティング オートフライト《覚醒モード》!!!」
《覚醒モード》とは?
「リスティング オートフライトは自然減処理技術や機械学習を基盤とした、出稿傾向の分析によりリスティング広告の《トレンド予測》を行うことができる。《主要キーワードの把握》や《時間帯、曜日、月次、年次でのパフォーマンス分析》だけでなく、《インプレッションシェア・オークション分析の監視》など、競合状況も分析し、そのうえでCPCや平均掲載順位を自動的に調整する。そして、その《トレンド予測》に合わせた《未来のキーワード》提案や《広告文の提案》を高スピードで行うのである。」
《ジャスト出版:『心の中の獣を解き放て』より》
LAFチームM「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
─Mの体が黄金色に輝く!
キュィィィィーン・・・─
・
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・
─悪の組織デスゲート─
イーグルのJ「こ、これは、何だこの《キーワード》は!?全く予測ができない!それにこのスピードは・・・!
ぐわぁぁぁぁぁぁぁl!」
─ボンッ、ボンッ、次々とショートするパソコン。─
イーグルのJ「こ、この私が・・・。くっ・・・。このままでは終わらせんぞ!!」
・
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・

─新宿、ジャストシステム社、セントラルルーム。─
ここにはリスティング オートフライトのコアエンジン《SLAT》をはじめとする
すべてのテクノロジーをコントロールする《マザー・コンピューター》が置かれている。
突如、空間にゆがみが発生し、男が現れた・・・。
イーグルのJ「はぁ・・・。はぁ・・・。さすがにジャストシステムが誇るセキュリティシステムだ。エネルギーフィールドが無数に張り巡らされている。しかし、私に通り抜けられない空間はない。」
─マザー・コンピューターに近づく、イーグル。─
イーグルのJ「くっ・・・。こうなったら最後にこのマザー・コンピューターを破壊してやる!」
─その時、再び空間にゆがみが発生し、別の男が現れた。─
LAFリーダーK「そこまでだ。」
イーグルのJ「バ、バカな!きさまは今、ホテルの一室のはず・・・!?」
LAFリーダーK「空間移動能力を持っているのはおまえだけではない。」
イーグルのJ「くそ!こうなったら貴様もろとも!」
─ビシッ!Kの手刀がうなる!─
LAFリーダーK「いい加減目を覚ませ!J!!」
イーグルのJ「ぐっ・・・」
─その場に倒れ込むイーグル─
LAFリーダーK「そろそろいいだろう。Y、来てくれ。君の能力でJの洗脳を解いてくれ。」
LAFエンジニアY「・・・わかったわ。イーグル、私の目を見て。」
イーグルのJ「う・・・うぅ。」
LAFエンジニアY「戻りなさい。本来の自分に・・・。」
J「はっ・・・。ここは、俺はいったい!?」
LAFリーダーK「やっと目が覚めたか。J。」
J「に、兄さん・・・!?」
LAFリーダーK「おまえは、ずっとデスゲートのZに操られていたんだ。」
J「俺が、操られて・・・。思い出した・・・。あの日、俺はヤツに呼び出されて・・・。」
LAFリーダーK「J。おそらくやつは最後の勝負に出てくるだろう。お前のその力を貸してほしい。」
J「兄さん・・・」
・
・
・

─翌日、新宿・ジャストシステム─
LAFチームM「リーダー、ダミーアカウントの削除を確認しました。我々のアカウントのパフォーマンスも回復しています。」
LAFリーダーK「そうか。なんとかしのいだな。Y、それにT、体の調子はどうだ。」
LAFエンジニアT「・・・さすがに50アカウント分の《超音速モード》は体に負担がかかる。正直ぐったりだな。だが、問題が解決して良かった。」
LAFチームM「せっかくの海をエンジョイできなかったのは残念だったけど、でも改めてリスティング オートフライトのすごさを実感できました!さぁ今日もバリバリ頑張りましょう!」
・
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・
LAFリーダーK「・・・行くのか。」
さすらいのJ「悪い、兄さん。俺はみんなにさんざん迷惑を掛けてきた。一緒には戦えない。」
LAFリーダーK「どこに行くんだ。」
さすらいのJ「さぁね。北へ。もう一度自分を鍛え直すよ。」
LAFリーダーK「わかった。止めはしない。元気でな。」
さすらいのJ「兄さんこそ。じゃあな。」
・
・
・
─残すはデスゲート社長、《隻眼のZ》のみ。
いよいよ最後の決戦の火ぶたが切って落とされる!!─
LAFチームM「《トレンド予測》って重要なんですね。」
LAFリーダーK「そうだね。ビジネスには繁忙期と閑散期があることが多く、業態によってはそれによってビット調整やキーワード、広告文の調整をきめ細かくしていく必要があるんだ。」
LAFチームM「リスティング オートフライトでは《トレンド予測》もしてくれるんですか?」
LAFリーダーK「そのとおり。まさに、《オートフライト》なサービスなんだ。リスティング オートフライトによって、《トレンド》に最適化され、リスティングのパフォーマンスが大きく改善する。」
LAFチームM「なるほど!でもいったいどんな広告文が生成されて、どれくらい流入が増加するんですか?」
LAFリーダーK「いい質問だね。リスティング オートフライトでは実際に使用しているコアエンジン:SLATを使用した広告文生成と流入シミュレーションを無料で受け付けている。最適化を行うことで今の流入からどれくらい増加が見込めるのか、以下のボタンからぜひ試してみてほしい。」

ネット決済代行のソニーペイメントサービスは7月16日、後払い決済サービスを提供するジャックス・ペイメント・ソリューションズと提携し、ジャックスのリスク保証型後払い決済サービス「アトディーネ」を、決済メニューの1つとして決済サービス導入者に対しての提供を始めた。リスク保証型決済はEC事業者からの要望の多い決済サービス。ソニーペイメントサービスはメニューの1つとして加えることで、簡単に導入できるようにする。
「アトディーネ」は、クレジットカードを利用しない購入者や、商品到着後の支払いを希望する購入者が、商品受取後にコンビニエンスストアや銀行からの支払いができる決済サービス。不払い時のリスクはジャックス側が負担するため、EC事業者はリスクなく導入することができる。
ジャックス・ペイメント・サービスは、「アトディーネ」のOEM提供を行っており、他社と連携を進めることで、導入者拡大を進めている。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:後払い決済「アトディーネ」を決済メニューの1つとして提供開始、ソニーペイメントサービス | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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総務省の「通信利用動向調査」では、ネット利用率が年齢を問わず急増していることが明らかになっている。
2004〜13年の10年間で、60〜64歳が49.0%から76.6%に、65〜69歳が27.3%から68.9%に急上昇している。70〜79歳でも2013年には48.9%となり、ほぼ半数がネットを利用している。

以上の調査から、「シニアはネットを使わない」と考えるのは誤りであることが分かるだろう。現時点でネットリテラシーの高い40代は、当然のことながら20年以内に「アラカン」となる。それまでネットを駆使していた人たちが、60歳になったからと言ってこの便利なツールを手放すはずがない。あと10年もすれば、インターネットを利用して買い物をするシニアが珍しくなくなる時代がやってくるはずだ。
こうした状況に合わせて、ネットを前提とした商品のラインナップやプロモーションの進め方、コミュニケーションの取り方などを検討することは、必須である。
さらに、タブレットの普及がシニアのネット環境を大きく変えることが予測できる。総務省がタブレット端末による統合的なサービス、機能に対するニーズや利用意向について高齢者限定で行った「スマートフォン及びタブレットPCの利用に関する実態及び意向に関する調査研究」からは、タブレットの持つ可能性が見えてくる。

タブレット端末にいくつかのサービスが提供された場合の利用意向を質問したところ、すべての項目において利用意向があるとの回答が50%を超えた。とくに、「災害時の自動対応」や「血圧・歩数などの健康管理」というサービスについては、無料ではなくある程度の金額を払ってでも利用したいという人が少なくなかった。
タブレットは、スマホや携帯電話より画面が大きく、その分、字も大きく見やすい。また、指で触れるだけで大抵の操作が可能である点は、パソコンに不慣れなシニアでも手に取りやすい要素となる。
携帯電話のようにすぐに使えて、面倒な設定が不要であることや、ウイルスの心配が少ないこと、パソコンのようにフリーズなどを起こさず動作が安定していることなども、タブレット端末が使いやすい理由である。

今後、パソコンに縁のなかった人でも、タブレット利用者になる可能性が高まる。携帯電話は持っていてもパソコンはあまり使わないといったこだわりの大人女性は、その対象となりやすいのではないだろうか。
IT分野の調査を行うアメリカのガートナー社によれば、2014年のIT機器の出荷台数は従来型パソコン(デスクトップ、ノートパソコン)で前年比6.6%減、一方でタブレットは前年比38.6%増で2億7070万台になると予測されている。日本でも、タブレットを駆使するシニアが急増する状況は十分に考えられる。
インターネットは、通信販売における申し込み手段や利用広告媒体として、すでに存在感が高まっている。
公益社団法人日本通信販売協会の調べによると、2013年の1年間で通信販売を利用した人の申し込み手段として、50〜59歳の女性では「パソコンによるインターネット」が57.4%で最も多い。「携帯電話」も11.3%が利用したと答えている。60〜69歳では「固定電話」が68.5%と最も多かったが、「パソコンによるインターネット」も「郵便」の36.9%に次ぐ33.1%、「携帯電話」も10.0%で、ネットの利用が決して少なくない。

また、同じ調査では、2013年の1年間で通信販売を利用した人のうち利用した広告媒体として、50〜59歳の女性で「パソコンによるインターネット」がトップで57.7%。60〜69歳では「ダイレクトメール・郵便」の37.7%、「新聞広告」の36.9%に次いで、「パソコンによるインターネット」が3位につけており、その割合も36.2%と大差はなくなっている。

通信販売で今後利用したい広告媒体についても、50〜59歳の女性では、「パソコンによるインターネット」が56.6%。「国内カタログ」の56.6%と並んでトップになっている。60〜69歳では、「ダイレクトメール・郵便」が41.5%と最も多いが、「パソコンによるインタターット」も30.9%と「新聞広告」の34.0%と大きな差はなくなっている。

さらに、インターネットの利用頻度別の通信販売申し込み手段を見てみると、通常は「パソコンでのネットをあまり利用しない」という人でも、64.4%が通信販売の申し込みにはネットを利用している。また、「携帯電話・スマホでネットをあまり利用しない」という人でも、56.1%が通信販売の申し込みにはネットを利用している。
シニア世代においてもすでに、通信販売においてインターネットは欠かせないものになっているのだ。
シニア通販を普及させるにあたって、気をつけなくてはいけないことは何だろうか。
まず大事なのは、「押しつけない」ということだ。これまでも、「シニア向け」と謳った多くの商品やサービスが誕生してきたが、その多くが失敗に終わっている。これは、シニアの購買意欲を刺激する商品開発ができなかったほか、「シニア向け」という押しつけがあったことも大きな原因だろう。 「シニアだからこれはできないはず」「シニアだからこれが好きだろう」という思い込みでシニアビジネスに取り組むのが、最も危険な姿勢だ。とくに、「宣伝文句を鵜呑みにせず疑ってかかる」という特徴を持つ熟練した消費者であるこだわりの大人女性は、「シニアにはこれ」と押し付けるやり方にもっとも反発する。
ネットに関しても、押しつけではなく共感が大切だ。「シニア向けなので使いやすくしました」「シニアに分かりにくい機能は削除しました」などの思考は、押しつけに他ならない。「便利」「手軽」「早い」など、ネットのスタンダードな利点を、ごくフラットに訴求するのがよいだろう。
その一方で、説明書に書いてあることや、少し調べれば分かることでも、実際に人と話したうえで疑問を解消したいと考えるシニアは多い。そして、この傾向は女性で特に強い。男性と比較して女性は、若い頃から友だち同士のおしゃべりや井戸端会議の体験を多く積んでいる。何気ないコミュニケーションの中から情報を引き出したり、問題を解決することを好むのはそのためだ。
こだわりの大人女性に焦点を絞った通販ビジネスにおいては、彼女たちと同世代のスタッフがいるコールセンターを設置し、単なる売込みではなくコミュニケーションの場として活用できる機能を持たせることは有効だろう。 『ブリアージュ』のグループインタビューでは、「コールセンターが親切だとまた買いたい」というはっきりとした声が上がっている。こだわりの大人女性は、人とのつながりを大切にする傾向や義理堅さが見られる。逆に、コールセンターの対応が悪ければ、「二度と買いたくない」と一刀両断だ。こうなると、商品がどんなに高品質でも話は終わり、ブランドに対する信頼は吹き飛んでしまうので要注意だ。
通信販売にはいろいろな形態があるが、ネットリテラシーの高い女性でも、紙のカタログを好む傾向がある。パラパラとカタログをめくり、ページを行きつ戻りつしながら商品を眺めるのが好きな女性は多い。ネットのサイトにどれだけ見やすい工夫を凝らしても、この点ではカタログに対して勝ち目はないかも知れない。そのため、カタログとネット、両方を準備しておくことも大切だ。
テレビもまた、シニアへの情報提供の場として恰好の媒体だ。総務省の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(平成25年)によると、60代は平日に257分、休日に305.7分もテレビをリアルタイムで視聴している。テレビ通販という形態は、こだわりの大人女性を掴むために欠かせない。ただし、今後は一方通行の情報提供だけでなく、テレビとネットを融合した仕組みを考えていく必要もあるだろう。
ネットでは、購入者の好みを自動的にお薦めする「レコメンド機能」が、場合によっては押しつけがましいと感じさせる恐れがある。しかし、何を買おうか迷っている時には、逆に助かる機能でもある。ネット通販では、このようなシステムを、こだわりの大人女性に対していかに押しつけと感じさせずに提供できるかが鍵となるだろう。
いずれにせよ、こだわりの大人女性に対するネット通販はこれからが本番だ。消費意欲旺盛な買い手である彼女たちに注目し、その身体や心の変化を感じ取り、ニーズを先取りすることができれば、大きなチャンスを掴むことができるはずだ。
第1章のまとめ
- シニア通販を牽引するのは50〜60代の女性
- 「こだわりの大人女性」に子供だましの宣伝は通用しない
- 年齢による身体の変化を分析して購買意欲を刺激する
- ライフイベントを考慮すれば新しいニーズが見えてくる
- 「シニア=金持ち」ではない
- 押しつけではないネットの活用が必要
▼ 続きは本で!▼
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オリジナル記事:「シニア向け」という押しつけは禁物。スタンダードな利点をフラットに訴求しよう | スクロール360の「シニア通販本」 ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム
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オリジナル記事:事業者は猛反対だけど…消契法の見直し議論は「広告」に取消権を導入する方向へ | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム
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家電量販店を展開するベイシア電器は7月15日、エアコンの専門ECサイト「エアコンドットコム」と、純正リモコンの専門ECサイト「リモコンドットコム」を開設した。
ベイシア電器では家電の総合ECサイト「ベイシア電器ネットショッピング」をすでに展開している。エアコンとリモコンに特化した専門ECサイトを開設することで、検索ユーザーなどを取り込み、ネット通販売り上げ拡大につなげる。
エアコン専門ECサイト「エアコンドットコム」では、すべての商品価格に標準工事代が含んだ価格で掲載。購入金額10万円以上の商品には10年、5万円以上の商品には5年の長期保証を無料で付けることで、安心して購入できるようにした。また、3台以上購入するユーザーには3台目以降は半額にするなど、まとめ買いをお得にできるサービスも提供している。

純正リモコン専門ECサイト「リモコンドットコム」は、エアコン、テレビ、照明器具など家電製品の純正リモコンを販売。従来は純正リモコンはほとんどが、メーカーからの取り寄せとなっており、価格などもわかりにくかった。同サイトでは、通常の商品と同じようにネットで注文することができ、簡単に目的の商品を注文することができる。サイト内には、家電本体の型式を入力するだけで対応の純正リモコンを探せるサービスも提供している。

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オリジナル記事:エアコンと純正リモコンの専門ECサイトを開設、ベイシア電器 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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Google Search Console(旧ウェブマスターツール)のサイトマップレポートで、登録済みインデックス数が大きく減少する不具合が発生。Googleは認識しており修復に取り組んでいる。解消時期は未定。インデックスステータスには影響なし。
- Search Consoleのサイトマップでインデックス数が大減少する不具合が発生中 -
Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki
2015年7月19日(日)和歌山JAビル 会議室11-D(11F)でIllustrator & Photoshopセミナー in 和歌山 powered by CSS Niteを開催し、18名の方にご参加いただきました。
次のブログで取り上げていただきました。ありがとうございます。
Web担当者Forumの連載コーナー、「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。今週は、『グーグルのウェブスパムファイターが語った「正しいSEO」』、『日本トップクラスのSEOコンサルタントが語るSEOの今と未来』、『パンダ更新よりも、もっともっと大切なことがあるよね』など10記事+4記事。
- グーグルのウェブスパムファイターが語った「正しいSEO」【海外&国内SEO情報ウォッチ】 -
Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki