「ザ・メープルマニア」「バターバトラー」などのスイーツ販売を手がけるシュクレイはこのほど、自社ECサイトをリニューアルオープンした。ブランドサイトとECサイトを統合したほか、ギフト機能などを拡充した。
シュクレイはブランドサイトとECサイトを別ドメインで運営していた。ブランドサイトは店舗の情報更新が中心で、ECサイトの情報をタイムリーに掲載できていないという課題があったという。今回のリニューアルで、ブランドサイトとECサイトを統合。各コンテンツを効率的に作成できる環境を整え、全ブランドのレイアウトを統一してUI/UX改善も実現したとしている。リニューアルはecbeingが提供するEC構築プラットフォーム「ecbeing」を採用した。
リニューアルした「シュクレイオンラインストア」のトップページ
スイーツの新規ブランドの立ち上げが多いシュクレイでは、新しいブランドページの作成に時間がかかるという課題を抱えていた。統合リニューアル後はデザインテンプレートを活用、ページ作成の工数を大幅に削減しスピードアップを実現した。
ブランドサイトのデザインやUI/UXに統一感がなかったという課題はレイアウト統一で改善。ヘッダーのカラーやサイトの背景で世界観やブランドの色を守りつつ、シュクレイ全体としてレイアウトに統一感を持たせた。情報発信と商品販売の機能を兼ね備えたecbeingのメディアコマース作成CMS「UNITE(ユナイト)」を活用して実現した。
ブランドごとの世界観が反映されたサイトで、ブランド別に商品一覧を見たり絞り込み検索をしたりすることができるようになり、商品を見つけやすくした。複数ブランドの商品を見る際も、レイアウトやUI/UXは一貫性があるため同様の操作で利用することができる。
リニューアルした各ブランドサイトのトップページ
ギフトサービスの機能改善も実施した。複数配送対応などの基本的なギフト機能のほか、画面移動なしで、のし設定が完了できるようにした。メッセージカード、のし選択の際にイメージ画像を表示し、購入画面上で実際に届くも商品イメージを確認できるようにした。
のしやメッセージカードのイメージを購入画面上で確認できるようにした
リニューアルに合わせてレビュー戦略も強化した。さらなるレビュー活用のため、レビュー収集・分析を支援するレビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo(レビコ)」を導入。より多くのレビュー収集を図っている。導入から約3カ月で従来の8倍となる約740件のレビュー収集に成功した。
シュクレイでは「リニューアルは、UI/UXの向上以外にバックオフィス側の業務効率化と平準化も目的の1つだったが、APIを活用したことで少人数で効率的かつ安心安全に運営できるサイトが実現した」(通販部・梶谷部長)とコメントしている。
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オリジナル記事:ギフトスイーツのシュクレイがECサイトを刷新。リニューアルのポイントとは?
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