アダストリアは10月23日、自社ECサイト「.st(ドットエスティ)」を「and ST(アンドエスティ)」に名称変更する。
次なるテーマとして掲げている「ファッショントータルプラットフォーム」へ進化させるための取り組みとしている。名称変更により、認知拡大とオープン化戦略を加速する。
アダストリアは2022年にECサイトの「オープン化」に着手。「ドットエスティ」に外部企業が出店するモール型ビジネスを展開し、他社ブランド製品の取り扱いによるカテゴリーの充実やライフスタイル提案の強化を進めてきた。9月末から年内にかけて、新たに15のブランドが参画する。すでに9月25日からワコール、10月1日からはファンケルの製品の取り扱いを始めた。
年内にファンケルなど15のブランドが新規参画する予定(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
名称変更を機に「グッドコミュニティ」のコンセプトに即した新たな機能やサービスを追加する。認知拡大とBtoB営業の強化によりスピード感を持って伸ばすとし、「お客さまとのつながりを生かした事業やマーケティングの共創の場所として、顧客企業と一緒に『アンドエスティ』を育てていく」(福田三千男会長)としている。
アダストリアの2025年2月期中間期(2024年3月-8月)の連結売上高は同8.5%増の1442億5200万円。国内EC売上高は前年同期比6.8%増の345億円で、国内売上高に占めるEC売上の比率は27.2%。そのうち自社ECの比率は約14.7%だった。ドットエスティ会員数は前期末比110万人増となる約1860万人となった。天候が悪かった3月も含め毎月前年を上回り、ポイント還元セールなども好調で上期全体で計画をやや上回る結果となったとしている。他社EC売上高も好調だった。
アダストリアの中間期決算ではEC売上高は6.8%増の345億円に(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
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オリジナル記事:アダストリアが自社ECサイトの名称を「.st」から「and ST」(アンドエスティ)に変更。自社ECオープン化戦略を加速
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