EC専用のMA・CRMツール「EC Intelligence」の開発・提供のシナブルは8月29日、20代と60代のEC購入経験者のECサイト利用時の意識調査の結果を公表、20代と60代では利用頻度や主に購入する商品ジャンルに差が認められた。
8月7日~8日にリンクアンドパートナーズの「PRIZMA」を用いてインターネット調査を実施。対象は、ECサイトで直近1年以内に商品を購入したことがある20代と60代の男女1015人。年代別の傾向の違いを調べるため20代と60代に絞った。
ネットショップを閲覧するタイミングについて調べたところ、20代は「欲しい商品があるとき」(76.2%)、「セールをしているとき」(48.6%)、「溜まったポイントを使って買い物をしたいとき」(29.7%)、「気になる商品の情報が欲しいとき」(22.8%)が上位に。60代は「欲しい商品があるとき」(85.8%)、「セールをしているとき」(41.0%)、「気になる商品の情報が欲しいとき」(35.7%)、「溜まったポイントを使って買い物をしたいとき」(32.4%)となった。
おおむね同じ傾向だが、20代はセールやポイント利用を比較的重視すると言えそう。一方、60代は明確な購買目的がある際にネットショップを閲覧しているようだ。
ネットショップの閲覧タイミングの上位はおおむね同傾向となった
ネットショッピングの頻度は傾向が分かれた。20代と60代いずれもトップは「月に2~3回」「月に1回」がが、20代は「週に1回」以上が計27.5%、60代は15.4%に留まった。20代はネットショッピング頻度が高い。
20代では「週に1回」以上が計27.5%と高い傾向に
ネットショッピングで買うモノについても傾向がわかれた。20代のトップは「日用品・生活雑貨」(32.3%)で、「衣類・小物類」(32.1%)「美容・コスメ(31.5%)」(31.5%)「食料品」21.1%と続いた。一方、60代は「食料品」が(39.3%)でトップ。「日用品・生活雑貨」(36.1%)「衣類・小物類」(31.6%)「家電製品」(20.9%)と続いた。20代トップの「美容・コスメ」は60代の7位、60代トップの「食料品」は20代で4位など、世代ごとでネットショッピングの目的が異なる傾向が見られた。
「美容・コスメ」「食料品」の人気で世代別の差が出ている
ネットショッピングで利便性についても聞いた。20代・60代供にトップは「24時間いつでも利用できる」、6位まではいずれの年代も「クーポンが使えたりポイントがついたりする」「重い荷物を運ばずにすむ」「商品の比較が簡単にできる」が、順位に若干の差はあるものの並んでいる。
両世代にとって時間に縛られずに買い物ができることが、大きな魅力と言える。特に60代では、重い荷物を運ばずに済むことや商品の比較が簡単にできる点に魅力を感じていることが明らかになり、体力的な負担を軽減してじっくりと商品を選びたいというニーズがあるようだ。
60代では重い荷物の運搬の部分で便利さを強く感じる傾向に
ネットショッピングで便利だと思う機能についても質問。上位7回答はおおむね同じ傾向となった。両世代とも「商品を絞り込む条件を詳細に指定できる」がトップ。2~4位は両世代とも「商品のレビューや満足度が見られる」「お気に入りに登録した商品が値下げしたら通知がくる」「クーポンがあるかどうかがすぐわかる」で順番が若干入れ替わった。20代は比較的レビューを重視する傾向が見られた。
20代は比較的レビューを重視する傾向がみられた
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オリジナル記事:【20代+60代へのEC調査】便利な機能は何? よく買う商品は? 便利だと思うことは何?
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