マーケットプレイス「eBay」を通じた越境EC支援を手がけるイーベイ・ジャパンは8月27日、2024年4-6月期(第2四半期)における日本セラー(販売者)による出品商品の売れ筋動向などを発表した。
イーベイによると、2024年6月はインバウンド旅行客が日本政府観光客調べで単月過去最高となるなど、越境ECセラーのビジネスチャンス拡大に大きく貢献したという。インバウンド旅行客は「帰国後購買」「リピート購買」「言葉の壁の克服」「現地で手に入れられなかった商品の購買」といったショッピング傾向があるとし、「eBay」の利用が進みさまざまなカテゴリーで売上増加が確認できたという。
2024年第2四半期の「カテゴリーランキング取引額TOP10」は、「レディース アパレル&バッグ ブランド小物」「時計・パーツ&アクセサリー」「カメラレンズ&フィルター」の順となり2023年と同様の並びとなった。
自動車パーツ、デジカメ、ゴルフグッズは順位を上げた
順位を上げたカテゴリーのなかで、「スポーツ用品グッズ(ゴルフ)」は14位から9位に急上昇。成長率1位は「デジタルカメラ」、2位が「メンズアパレル&バッグ ブランド小物」、3位が「スポーツ用品グッズ(ゴルフ)」となった。
デジカメは前年同期比で3桁成長と大きく伸びた
伸び率トップのデジカメは前年同期比で3ケタ成長。コンパクトデジカメは日本メーカーのモデルが人気を集めており、携帯性が高く撮影の難易度の低い商材が人気だという。
メンズアパレル分野では国内メーカーのスニーカーが人気で、グローバルブランドの伸びに比べ国内メーカー製品が大きく成長した。特にOnitsukaTiger、Asics、Mizunoのスニーカーの売り上げが大きく伸長したという。
イーベイでは「若干の円高に振れているものの、今年いっぱいは円安がもたらすインバウンドの増加やSNSを介した日本製品の魅力の拡散が今後も『eBay』セラーにとってプラスの要素となる」と見ている。
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オリジナル記事:インバウンド旅行客の「帰国後買い」「リピート買い」などがECを通じて活発【イーベイ・ジャパン調査】
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