楽天は5月15日、楽天市場などの取扱商品を対象とした海外向けの配送サービス「Rakuten Global Express(楽天グローバルエクスプレス、RGE)」を開始した。
海外の消費者から注文を受けた際、出店者の代わりに商品の梱包と発送を行う。新たな配送サービスを通じて出店者の越境ECを後押しする。
RGEは「楽天市場」「Rakuten Global Market」「楽天ブックス」で商品を購入した海外の消費者を対象としたサービス。
「楽天市場」「Rakuten Global Market」の出店者は受注後、楽天が用意した国内の専用倉庫に商品を送付。梱包や発送業務などを楽天側が代行し、出店者は海外発送業務の手間をかけずに越境ECに取り組むことができる仕組み。
「Rakuten Global Express(楽天グローバルエクスプレス、RGE)」をスタート(画像は編集部がキャプチャ)
出店者側の特別な対応は不要。RGXの国内倉庫に送付すると、RGXが海外ユーザーに商品を届ける。
海外ユーザーが利用できる配送手段が増えることで、海外からの利用増が期待できる。
配送サービスのメニューは、配送日数が注文後約2週間で送料が2530円の「エコノミー配送」と、配送日数が3~4日で送料が3390円の「エクスプレス配送」の2種類。
配送先は現在12カ国(中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、タイ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、イギリス、ドイツ)。対応言語は日本語と英語、中国語(簡体字・繁体字)。今後、配送対象地域を追加する計画。
海外ユーザーにがRGEを利用するメリットは4つ。
- 楽天会員IDで利用が可能
- 海外送料の支払いに楽天スーパーポイントを使える。また、ポイントが貯まる
- 保証サービス「楽天あんしんショッピングサービス」が適用されるため、追加料金なしで未着や紛失などが補償される。※適用には条件があり
- 2店舗以上から購入する場合、追加料金なしでまとめて配送できる
海外の消費者が楽天市場などを利用しやすくすることで、海外への販売拡大をめざす。
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オリジナル記事:楽天市場の商品を海外配送する「楽天グローバルエクスプレス」開始、楽天
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