女性向けファッションを個人間で売買できるスマホ向けフリーマーケットアプリ「Fril(フリル)」を運営するFablicは10月31日から、アプリのダウンロード促進を目的に、初のテレビCMを全国放送(一部地域除く)する。クックパッドなどから9月に調達した資金約10億円から数億円を販促費に投入。現在200万を超えたダウンロード数を、2か月後までに70~100万ダウンロード上乗せする。
テレビCMの放映は、同じくテレビCM活用でダウンロード数を拡大させているフリマアプリ「メルカリ」を追随する思惑もある。
放送は全国エリアで、まずは3週間にわたって放映する。「フリル」の中心顧客は20歳代前半の女性だが、放映時間帯は「さまざま」(広報担当の永里元気氏)。時間帯も含め、20歳代女性を中心に訴求するために、女優などの沢尻エリカさん、シシド・カフカさん、篠原ともえさん、田中美麗さんを起用した。
テレビCMの一部
テレビCMを打つのは認知拡大、ダウンロードを促進する目的。「ファッションが好きな女性に刺さるテレビCM」(同)を目指し、ファッションアイテムを共感してもらえる人に商品を譲るイメージを表現したという。
テレビCMは15秒がA編・B編、30秒の計3つ。メイキング動画も用意している。
Fablicは9月、クックパッドやコロプラ、ジャフコの運用するファンドから総額約10億円の資金を調達している。今回のプロモーション予算は、「(調達した資金の)半分も使っていない」(堀井翔太代表取締役CEO)とし、数億円をテレビCMに投じているようだ。
ファブリックの堀井翔太代表取締役CEO(写真右)と広報担当の永里元気氏
現在、フリルのダウンロード数は200万を突破。放送から2か月間で、70~100万ダウンロードの上乗せを目指すとしている。
「フリル」は個人間でファッションを売買できるCtoCサービスとして、2012年7月にリリースし、サービス開始初年度から黒字化を達成。現在は1日に数万店が出品され、月間流通額は5億円を超えている。女性専用フリマアプリとしては日本最大規模。
テレビCMはYouTubeでも公開する。
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オリジナル記事:フリマアプリ「フリル」が沢尻エリカさんら起用の初TVCMを放映へ、プロモ予算は数億円 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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