ルールを知っているだけでプロにグッと近づく!広告運用者のための「Webデザイン」超入門
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私の通っていた大学には美術大学が併設されていて、図書館にはたくさんのデザイン関連書がありました。友だちが2人しかいなかった私は毎日のように図書館に足を運び、デザイン関連書か藤子・F・不二雄全集を読んでいました。暗いですね。
さて、デザインの話はデザイナーさんしかしてはいけないような風潮がありますが、ノンデザイナーこそ知っておくべき知識があると感じているため、本記事では主に広告運用を始めて1年目~2年目の方に向けて、広告運用に役立つデザインスキルをご紹介します。
なぜ「デザイン」が、広告運用に重要なのか?
ノンデザイナーがデザインを考えるとき、最初に意識すべきことは「余計な情報を持たせないこと」です。
フォントや書体、文字サイズ、レイアウトや配色など、すべてのデザイン情報は意味を持っています。
だからこそ、デザインのもつ意味を正しく理解し、活用することで、本来そのデザインで伝えたいメッセージがより強く、シンプルに伝わります。
逆に、余計な情報をもたせてしまうと、それを受け取ったユーザーに迷いやストレスを与えてしまい、結果的にコンバージョン率やクリック率などに影響を与えます。
広告運用者は、大切な広告費を最大限に活用するためにも、正しいデザイン知識をつける必要があるのです。
1. 「トンマナを守ろう」を守ろう
「トンマナ」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。
トーン(調子)とマナー(様式)のことで、サイトやバナー全体の雰囲気に統一感をもたせることを「トンマナを守る」と言います。
例えば、Amazon と楽天のページは雰囲気がまったく違いますよね。
また、北欧、暮らしの道具店 はサイトを回遊するだけでブランドが伝えたい雰囲気をしっかりと感じ取ることができます。
例えば、楽天市場の中に、1ページだけ「北欧、暮らし道具店」のようなページが混じっていたら、買い物をするユーザーはどう感じるでしょうか。
「別のページに来てしまったのかな?」と感じて離脱してしまうかもしれませんし「このページでは楽天ポイントが使えない」と勝手に考えてしまう可能性もあります。
このように、トンマナはブランドイメージの統一という意味だけでなく、実際にページを目にするユーザーの操作性にも影響するため、広告運用者がトンマナを理解することはとても重要なのです。
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