誤訳が起こりやすくなる原因とは ~大坂なおみ選手の記者会見より~
待ったなしのぶっつけ本番勝負である通訳。誤訳になる要因は何でしょうか。
2019/9/17 13:01
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿です:
- 編集部の見解や意向と異なる内容の場合があります
- 編集部は内容について正確性を保証できません
- 画像が表示されない場合、編集部では対応できません
- 内容の追加・修正も編集部では対応できません
今年の初め、大坂なおみ選手の記者会見での発言が誤訳され、朝日新聞社とYahoo!ニュースが謝罪と訂正を行ったことは記憶に新しいと思います。あれは、記者も要領の得ない質問をしているので、答える大坂選手も可哀想ですが、大坂選手の回答も記者会見の受け答えに慣れていないのか、慎重になっているのか、とても訳しにくいものでした。
文字に書き起こすと下記のようになります。
「But I think for me...I don't...like, I get why people would be upset about it」
この文章の誤訳は「I get」=「理解できる」を「I don’t get」=「理解できない」と訳したことにあります。
誤訳 :「なぜ多くの人が騒いでいるのか分からない。この件についてはあまり関心が無いし、悪く言いたくない」
訂正文:「騒ぐ人たちのことも理解はできる。この件についてはあまり気にしていない。」
普通に動画で話を聞くと「I don't...like」の部分は日本語で言うところの「あのー」「うー」「えー」と行った間と同じで、大して意味のないものだと気づくことができます。
ただ、文字に起こしたものを読むと、急に解釈が難しくなってしまいます。誤訳の原因は...
▼詳しくはこちら▼
https://citrusjapan.co.jp/column/cj-column/l007_201909.html
ソーシャルもやってます!