国内EC売上TOP500サイトにおける「カゴ落ちメール」の導入調査レポート~2016年夏~

2016年夏『国内EC売上TOP500サイトにおける「カゴ落ちメール」の導入調査レポート』です
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

年々悪化傾向にあるECサイトのカゴ落ち率

ECサイトの市場規模は年々拡大する一方、それとは相反して、競争の激化や消費者の買い物スタイルの変化などから、カゴ落ち率は徐々に悪化しています。

デンマークのウェブユーザビリティ研究所であるBaymard(※1)が公表している「カート放棄率の統計」によると、2006年から2015年の43件のレポートから集計したカート放棄率の平均は68.81%でした。年々カート放棄率は緩やかな上昇傾向にあり、2016年(1件)と2015年(4件)のデータだけ見ると平均73%にもなっています。
(※1)出典:Baymard Institute Last updated: September 21, 2016

そこで効果を発揮しているのが、カゴ落ちしたユーザにメールを送るという施策(カゴ落ちメール、リターゲティングメール)です。

2015年夏からナビプラスが開始した『EC売上TOP500サイトの「カゴ落ちメール」の普及調査』は、今回3回目を迎え、この1年での普及率や施策の傾向が明らかになりました。

【調査方法】

・調査対象:2016年夏通販EC通販売上上位500サイト(参照:日本ネット経済新聞)

・調査期間:2016年8月1日~2016年9月15日

・調査手法:各サイトでメール会員登録を実際に行った上で、買い物カゴに商品を投入後そのまま離脱し、その後届いたメールの「配信タイミング」 「件名」「内容」などから、どのような目的のメールをどのような意図を持ち配信しているかを独自調査しています。

 

普及状況(サイト数・普及率)

2016年夏で、導入数は61サイト、普及率は12.2%でした。2015年夏が34サイト(6.8%)、2015年冬が50サイト(10%)だったため、この1年間で徐々に増加し、約1.8倍になりました。

普及状況(年商規模別推移)

年商1,000億円以上が38.5%、500億円以上が36.4%と高い普及率です。北米TOP1,000サイトの普及率が、35.2%というデータ(※2)と比較すると同水準まで普及が進んでいます。年商50億円以下でも普及しはじめ、裾野が広がってきています。(※2)出典:マーケティングオートメーションのベンダーLISTRAK(2015)

普及状況(業種別サイト数・普及率)

今まで同様、導入サイト数はアパレルが最も多く、16サイト(15.5%)となりました。次に多いのが化粧品健康食品の14サイト(17.7%)で、1年間で2倍の増加になりました。(※3)また、最も普及率が高かったのは総合モール(66.7%)でした。(※3)出典:ナビプラス 国内EC売上TOP500サイトにおける「リターゲティングメール」の導入状況調査レポート(2015年8月) 

配信タイミング(離脱からのメール配信時間/1通目)

最もコンバージョン率が高まるとされる(※4)サイト離脱後1時間以内の配信が4倍近く増加しており、サイトからの離脱後から早めのタイミングで1通目を配信する傾向が高くなりました。(※4)出典:SeeWhy 2013

メールの内容

配信された「カゴ落ちメール」を見ると以下のような傾向が見られました。

■メールの内容
 • 94.8%のメールが、商品情報(商品名、画像など)を掲載
  - カゴに入れた商品を掲載するケースが大半
  - 関連商品(レコメンド)やランキングを表示する事例も
 • クーポンの表示は、5%程度と低い利用

■件名
 • 多くは、カゴに残った商品を伝える内容
 • キーワードTOP5は、「商品名」「サイト名」「買い忘れ」「お知らせ」「ユーザ名」

カゴに入れたままの商品をシンプルに、かつリアルタイムにメールでリマインドするサイトが多いようです。また、特典ではカゴ落ちユーザ専用の特典(クーポン)を入れる事例は少なく、「●円以上は送料無料」など、会員の特典を入れる事例が見られました。

「カゴ落ちメール」は、ECサイトが実施できる接客のひとつとして、”来店のお礼メール”という施策の位置付けになっていると言えます。

 

まとめ

1年間で、導入数は61サイトに増え、12.2%の普及率となりました。その中でも、年商500億円以上のサイトでの普及率は40%近くまで来ています。ただし、この半年では、年商500億円以上のサイトでの導入サイトは横ばいで、中堅ECでの普及率が伸びたという結果になりました。

「カゴ落ちメール」は、ECサイトにとって「大規模なシステム投資」や「長期間のシステム開発」が必要なものではなく、比較的簡単に導入しやすい機能と言えます。

おそらく今後も、中堅ECを中心に「カゴ落ちメール」は普及していくと予想されます。「カゴ落ち」という購入一歩手前で離脱してしまったユーザへ再訪問を促すことで、カート放棄率の改善、売上のボトムアップのために”なくてはならない施策のひとつ”となるでしょう。

 

▼本資料のダウンロードはこちらから▼

https://secure-link.jp/wf/?c=wf61993174

 

今後も、ナビプラスは「カゴ落ちメール」「サイト内検索」「レコメンド」「レビュー」「越境EC」「セキュリティ」などのソリューション提供を通じ、EC・メディアサイトのサイトの売上拡大と運用効率化に貢献して参ります。

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