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皆様は普段どのようにSEO・リスティングキーワードを分類していますか?
ビッグ・ミドル・スモールと、ボリューム別にキーワードを分類している方が多いのでは無いでしょうか。
もちろんターゲットを量的に判断することは必要不可欠ですが、それだけでは最適な検索エンジンマーケティングとは呼べません。
コンテンツ・マーケティングの重要性が叫ばれる昨今、ボリューム以外にも定性的な観点でキーワード選定からコンテンツ製作までを実行することが欠かせないのです。
そこで是非WEB担当者の皆様に実践して頂きたいのは「購入意思によるキーワードの分類」。
本日はその分類方法からコンテンツ制作に至るまでのプロセスと注意点をご紹介致します!
リサーチキーワード
リサーチキーワードとは、商品やサービスに関心を示している際に検索するキーワードのことです。
「美容整形」、「スピーカー」、「パソコン」などが含まれ、特定の商品やサービスに関心は示しているものの、検索キーワードに対しての理解や購入意思がまだ曖昧な状態であることが特徴です。
「スピーカー」を例に挙げると、
- Wikipediaなどが提供するスピーカーに関する一般情報
- 各メーカーや比較サイトが提供する製品情報
などが検索結果1ページ目を埋め尽くしています。
多くのユーザーはこの段階で「スピーカーと一口に言っても5.1ch、ワイヤレス、マルチウェイなど色々な種類がある」ことに気付き、購入意思の決定に近づくアクション(ウェブページの閲覧、複合キーワードでの検索など)を取ることになるのです。
もちろんリサーチキーワードで検索をかけるユーザーの購入意思は極めて低いものですが、見込み客としての潜在性を秘めていることに違いありません。
スピーカー関連製品を扱っているのであれば、スピーカーという大カテゴリの下層に各種スピーカーの小カテゴリ及び特性を明記したページを用意することでリードジェネレーションが可能になるのです。
比較キーワード
比較キーワードとは、
- 「スピーカー 比較」
- 「ボーズ オーディオテクニカ 比較」
- 「スピーカー 1way 2way 違い」
- 「スピーカー 価格」
などなど、スピーカーという大枠の中にある商品を①ブランド②価格③特性などで選別することを目的にしたキーワードを指します。
リサーチキーワードに比べ、比較キーワードを使うユーザーは商品購入により高い関心を抱いており、購入意思が固い傾向にあるのです。
スピーカーなどの電化製品では価格.comがSEOの面で圧倒的な強さを誇っており、「スピーカー 比較」や「スピーカー 価格」などのキーワードを狙って価格.comに真正面から太刀打ちすることはオススメできません。
一方で、「スピーカー 1way 2way 違い」などの製品の詳細情報に関する比較ではまだまだ上位表示の可能性が残されているのも事実。
サイト内ブログで特性の違いに関して記述してみたり、各商品ページに比較情報を掲載したりすることで、競合の関係上SEOが難しい比較キーワードでも善戦を期待できるでしょう。
バイヤーキーワード
バイヤー(買い手)キーワードとは、その名の通り購入意思の固いユーザーによる検索キーワードを指しています。
バイヤーキーワードの特徴として、以下のキーワードがテールキーワードとして含まれていることが挙げられます。
- 色 (「iPoneケース 赤色」など)
- サイズ (「macbook pro 15インチ」など)
- メーカー名(「体重計 タニタ」など)
- ブランド名(「レクサス 査定」など)
- モデル名(「XC90 中古車」など)
バイヤーキーワードで検索をかけるユーザーは欲しいものが既に明確であり、あとは買える(売れる)場所を探しているだけということが予測できます。
この段階では価格や商品バリエーションなど必ずしもWEBとは直接関係のない部分も購入意思を決定づける大きな要因となりますが、エントリーフォームの改善など、ウェブ上でも売上アップに貢献できる施策は存在します。
見込み客を呼びこむだけでなく、最終的なコンバージョンに行き着くまでの導線を最適化することが重要と言えるでしょう。
まとめ
- ボリュームでキーワードを分類するだけでなく、定性的な観点でキーワードを分類しましょう。
- 購入意思でキーワードを分類すると、購入意思の低い順に「リサーチキーワード」、「比較キーワード」、「バイヤーキーワード」の3種類に分類が可能です。
- キーワードを定性的に分類することで、コンテンツ作成の優先順位がつけやすくなります。
- それぞれのキーワード類に適切なコンテンツや施策を取り入れ、検索エンジンからの見込み客を取り逃がさない努力が大切です。
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