最新調査で生成AIの信頼度がSNSを上回る【日本ダイレクトマーケティング学会調べ】

AI利用者の約6割が、商品・サービスの購買行動にも活用。

冨岡晶(Web担編集部)

6:30

日本ダイレクトマーケティング学会は、「生成AIが消費者行動に与える影響」に関する調査結果を発表した。生成AIの活用経験がある1009人が回答している。

生成AIは検索エンジンを補完・代替する情報収集手段に

まず「日常的な購買行動の意思決定において、生成AIを活用したことはあるか」と聞くと、若い世代ほど日常的な購買行動において生成AIを頻繁に活用しており、20代では約7割が活用している。

生成AIの活用について

「使用経験のある生成AIの種類」については、「ChatGPT (OpenAI)」68.9%が最多で、「Gemini (Google) (AIOなど)も含む」52.3%、「Copilot (Microsoft) 」24.7%が続いた。年代別では、ChatGPTはすべての年代で60%前後の利用率だが、Geminiやスマホ搭載のAI機能、Copilotは高年代層のほうが高く、Claudeや画像生成AIは、若い年代のほうが高い傾向が見られた。

使用経験のある生成AIの種類

「購買行動で生成AIを活用するメリット」を聞くと、「商品を探したり比較したりする時間を短縮できる」59.1%が過半数となり最多。「自分の好みや条件に合った商品を選びやすい」「情報が整理されて提示されるため、判断しやすい」が3割台でそれに続く。「店員などに相談せず検討できる」「客観的に検討できる」などの意見もあがった。“時短”が強いメリットとして認識されていることがうかがえる。

購買行動で生成AIを活用するメリット

「購買行動で具体的にどのように生成AIを活用したか」では、「Googleの検索結果に表示される『AIによる概要』を参考にする」46.1%が特に多く、「特定の商品について相談する」28.6%、「おすすめの商品・ブランドを相談する」26.8%がそれに続く。

「購買行動で生成AIを活用したことがある商品カテゴリ」では、「食料品(一般的な食料品、お取り寄せなど)」29.0%が最多で、「旅行・宿泊(ホテル、航空券、ツアーなど)」19.7%、「家電製品(冷蔵庫、洗濯機、テレビなど)」18.7%が続く。ただし世代別だと、20代では「化粧品」、30~50代では「家電製品」、60代では「旅行・宿泊」が上位に入るなど、年代によって利用カテゴリに違いが見られた。

購買行動における生成AIの活用方法
購買行動で生成AIを活用したことがあるカテゴリー

一方で減少した情報収集プロセスとして、「検索エンジンでの検索回数」34.2%がもっとも多く、「Webサイトの回遊・閲覧時間」28.6%、「どれを買うべきか悩んだり、迷ったりする時間」27.0%などが上位となり、
時短効果が顕著だ。

また「購買行動において生成AIを活用した際、提供情報と実際の内容のズレや不正確さを感じる点」では、「価格情報が実際と異なっていた(セール・割引などを含む)」24.5%、「商品の仕様・機能・特典などの内容が実際と異なっていた」20.5%、「情報が古かった(最新情報が反映されていなかった)」15.5%といった問題点が指摘されている。

生成AIの活用において感じたこと

そしてAI活用経験者に絞り「購買行動において以下の情報源をどの程度信頼できるか」を5段階評価で聞くと、生成AIの情報に対して「信頼できる(4・5を選択した方)」は33.4%に上り、SNSの19.1%を大きく上回った。「信頼できない(1・2を選択した方)」と感じている人の割合はSNS(31.5%)の半分以下(13.2%)にとどまった。

購買行動における各種情報源の信頼性について

調査概要

  • 【調査対象】調査回答時に生成AIの活用経験がある20~60代の男女
  • 【調査方法】RIZMAによるインターネット調査
  • 【調査時期】2026年7月15日~16日
  • 【有効回答数】1009人
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