博報堂の「博報堂買物研究所」は、生成AIの認知・利用状況と、買物における生成AIの活用実態を把握する「AIショッパー調査」を実施した。20~69歳の男女20,000人が回答している。
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約4人に1人が「買い物で生成AIを利用」、若年層ほどAIが浸透
まず、生成AI認知者に対し、プライベートでの生成AI利用率を聞くと、全体では49.4%が日常的にAIを利用していた。年代別では、20代が71.3%と突出して高く、30代が57.2%、40代が48.8%と続いている。若年層ほど生成AIが浸透している傾向がうかがえた。
また、「買物(サービス利用を含む)」で生成AIを利用する割合は24.6%となり、生成AI認知者の約4人に1人にのぼった。頻度別で見ると、「週に1回以上」が41.7%、「月に1回以上」が24.8%、「それ以下」が33.5%と割れていた。
AIを使った買物で「時短」と「納得感」に効果
続いて、買物で生成AIをどのように利用しているかを聞くと、「専門用語やスペックの意味を分かりやすく解説する」が66.6%で最も多かった。次いで、「複数商品の性能や機能を比較する」が64.7%、「生活の悩みの解決策を見つける」が62.1%と続き、商品の理解や比較、悩み解決に活用されていることがわかった。
一方で、「近くで在庫がある店や、効率的に買物するルートを知る」は49.5%、「使用中の製品が無くなるタイミングを通知させる」は42.3%にとどまり、応用的な使い方をする人は比較的少ないことがうかがえた。
生成AIを買物で使うことによる変化を聞くと、「買物のストレス」が減ったと答えた人は32.7%にのぼった。また、「買物の失敗」は31.3%、「買物にかける時間」は28.9%が減ったと回答している。一方で、「買物での納得感」が増えたとする人は34.9%となり、生成AIによる一定の効果が見られた。
AIへの信頼度がクチコミを上回る? 「最終判断も任せたい」が6割
買物時に参考にする情報源の信頼度を聞くと、最も高かったのは「自分で調べた・体験して得た情報」の71.0%だった。次いで、「企業の公式サイト・アプリ」が58.7%、「価格比較サイト」が58.1%と続いた。
一方、「生成AIの回答」は51.7%と過半数に達し、「ECサイトのレビュー」48.6%、「一般人のSNS・動画サイト上のレビュー」41.5%、「ブログ・noteなど個人発信の情報」38.0%を上回った。生成AIは、既存のクチコミや個人レビューを上回る信頼を得ている可能性が示された。
最後に、購買行動において生成AIにどこまで任せたいかを聞くと、「欲しい商品の情報収集」では89.4%がAIに任せたいと回答した。「どんな商品を買うべきか、あたりを付ける」は84.9%、「複数の購入候補から1つに絞り込む」は81.8%にのぼっている。
さらに、「購入をやめる判断」では67.7%、「最終的に商品を決断する」では60.0%が「AIに任せたい」と回答しており、購入の最終判断においても生成AIへの期待度が高いことがわかった。
調査概要
- 【調査期間】2026年2月20日〜24日
- 【調査対象】全国の20〜69歳男女/AIショッパー(買物・サービス利用において生成AIを利用している人)
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査委託先】インテージ
- 【有効回答数】スクリーニング調査:20,000人/本調査:1,276人
