電通は、第4回「AIに関する生活者意識調査」の結果を発表した。AIサービスを利用したことがある全国15~69歳の3000人が回答している。
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AIを利用することで「仕事に余裕」が過半数に
まず「AI利用にともなう経験」について聞くと、「AIを利用したサービスに対して漠然とした期待を感じたことがある」「AIが生成したコンテンツの質が高く、おもしろいと感じたり満足したりしたことがある」がともに61.7%と6割を超えた。
一方で「AIを利用したサービスは信用できると思ったことがある」56.6%と「AIを利用したサービスは信用できないと思ったことがある」49.9%はほぼ半々でそれに続く。ハルシネーションによる誤情報、不安感、偽情報(フェイクニュース)を危惧する人も多い。さらに「AIが生成したコンテンツに個人情報が含まれていたことがある」も18.5%と見逃せない数値となっている。
「ニュースや新しいトピックを知る際にAIの情報を信頼しているか」どうかについて聞くと、「とても信頼できる+信頼できる+やや信頼できる」の合計は66.1%。世代別では、20代が72.6%、30代が71.6%と比較的若年層が高いが、逆に15~19歳は60.0%と全世代のなかでもっとも信頼度が低かった。
また「AIの回答が間違っていた経験があるか」では「数多く経験した+時々経験した」が全体では64.0%に上り、世代別では15~19歳が79.9%ともっとも多かった。そのぶん「AIで得た情報について、ファクトチェックをしている」でも15~19歳の割合が多かった。
また「AIにオススメされて商品を購入したことがあるか」を聞くと、26.3%が「ある」と回答。世代別では、15~19歳が35.4%、20代が35.0%、30代が32.6%の順で多く、15~34歳の34.9%に購入経験あり。とくに10~19歳は“AI情報をあまり信頼していないが商品購入には活用”という構図があるようだ。
また「AI利用の前後でもっとも買物の仕方が変わったこと」では、「オススメの理由まで教えてもらった上で購入するようになった」49.1%が最多で、「機能や性能の評価がしやすくなった」「課題・問題を解決できる商品・サービスを検索するようになった」なども4割を超える。
「AIを利用することで向上したこと」を聞くと、「仕事の効率」52.5%、「創造性・アイデア発想力」50.3%、「意思決定のスピード」47.2%が上位。「仕事の効率」は一般企業従事者だと6割を超える63.4%に達していた。なお15~19歳では「勉強の効率」が向上したと考える人が70.0%、「勉強のクオリティ」が向上したと考える人が67.9%だった。
「AIを利用することで仕事や学業・勉強に余裕ができたか」を聞くと、「仕事」では36.2%。職業別だと一般企業従事者は46.6%で、一般企業管理職以上の55.6%が「余裕ができた」と回答している。「学業・勉強」では35.1%。世代別では、やはり15~19歳が63.4%と突出している。
調査概要
- 【調査対象】AIサービスを利用したことがある15~69歳(中学生は除く)
- 【調査方法】インターネット調査(調査委託先:電通マクロミルインサイト)
- 【調査時期】2025年11月7日~月9日
- 【有効回答数】3000人
