約8割の上司が「部下に不満あり」! コミュニケーション不足が課題?【ベンナビ労働問題調べ】
『ベンナビ労働問題』を運営するアシロは、部下とのコミュニケーションに関する調査を実施した。部下を持ったことがある男女2,432人が回答している。
部下とのコミュニケーション、約8割の人が「対面中心」
まず、部下とのコミュニケーションでよく使用する手段を聞くと、80.3%が「対面」と回答し、「チャットツール」は11.5%にとどまった。
また、部下とのランチや飲み会の機会の有無について聞くと、9.3%が「よくある(週に1回以上)」、23.2%が「たまにある(月に数回)」、40.8%が「あまりない(年に数回)」と回答した。コロナ収束で対面機会が増加しているようだ。
部下とのコミュニケーションは円滑に行われているかと感じるかという質問では、39.7%の人が「感じない」と答え、何らかの課題を感じていることがわかった。具体的な理由としては、「話す機会が少ない」「考え方・常識が違う」などが上位となった。
約8割の上司が部下に不満を抱えている! 具体的な対応は?
部下に不満はあるかという質問では、かなりある・ややある・多少あるを合計して79.9%の人が何かしらの不満を抱えているということがわかった。具体的にどんな不満を感じているかを聞くと、「やる気/熱意がない」が最も多く、ついで「言われたことしかできない」と続いた。
部下への不満があると回答した人に対し、どう対応するかを聞いたところ、「話す機会をもうける」「やんわり指摘する」が同程度となり上位に。メンタル面への悪影響やハラスメントを懸念している人も多いようだ。
また、部下への対応に困ったとき誰に相談するかという質問では、「上司・先輩」「近い間柄の同僚」との回答が圧倒的に多かった。一方で、「誰にも相談していない」も3位に入っており、悩みを抱え込んでしまう人も少なくないようだった。
調査概要
- 【調査対象】20歳以上の男女2,432人/男性(1,486人)女性(946人)
- 【調査方法】Freeasyを用いたインターネットリサーチ
- 【調査日】2024年5月21日(火)〜2024年5月22日(水)
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