ハラスメントの境界線はどこ?「〇〇ハラ増加時代」は生きにくいという人が7割【ライボ調べ】
ライボの調査機関であるJob総研は、「2024年 ハラスメントの境界線調査」の結果を発表した。ハラスメントの境界線の認識、ハラスメントへの敏感さと年代別割合、さらに「〇〇ハラ」が増加する時代への賛否など、社会人男女587人が回答している。
〇〇ハラは時代の要請? 敏感になっているが生きにくさを感じる
まず「ハラスメントの境界線」について聞くと、「正しく認識している」26.2%、「認識しているつもりだが正しいかは曖昧」47.7%、「なんとなく認識している」21.3%、「まったく認識していない」4.8%となった。一般には悪意のない言動でも相手が不快に思った場合、ハラスメントは成立するとされている。
「ハラスメントの境界線への自身の意識」では、「とても高くなっている」13.8%、「高くなっている」17.4%、「どちらかといえば高くなっている」22.4%と“高くなっている”とした人が半数を超えた。
また「職場でのコミュニケーションの際のハラスメント意識」を聞くと、「とても敏感になっている」22.8%、「敏感になっている」24.9%、「どちらかといえば敏感になっている」33.6%で8割を超える。
一方で「ハラスメントの風潮への意識」を聞くと、「とても気にしすぎだと思う」10.9%、「気にしすぎだと思う」13.5%、「どちらかといえば気にしすぎだと思う」32.4%で、“気にしすぎだ”という人が半数を超える。
「職場で他人の発言がハラスメントかどうかが気になる」という462人に「特に神経を使う話題」を聞くと、「外見や体型に関する内容」61.0%が最多。以下「家族や個人的な問題に関する内容」55.2%、「性別に関する内容」52.2%が続いた。
「〇〇ハラが増加する時代との向き合い方」を聞くと、“時代に合わせる”派が8割を超えた一方で、「〇〇ハラの増加に対する価値観」については、“生きにくい”派がほぼ7割を占めた。
調査概要
- 【調査対象】現在職を持つ20~50代社会人男女
- 【調査方法】インターネット調査。JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
- 【調査時期】2024年2月14日~19日
- 【有効回答数】587人
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