契約数シェア減少のドコモとソフトバンク、流れた先は「ソフトバンクMVNO」【総務省調べ】
総務省は、「電気通信サービスの契約数およびシェア」に関する調査結果を発表した。電気通信事業報告規則にもとづき、電気通信事業者からの報告などを集計したもので、四半期ごとに実施。今回は2023年度第1四半期(6月末時点)のデータとなっている。
3GやLTEがなだらかに減少する一方、5Gが急増
まず移動系通信の契約数は2億1,282万(前期比+0.9%)、携帯電話の契約数は2億1,268万(前期比+1.0%)となっている。推移を見ると、ここ数期はずっと増加傾向を維持しており、いまだ頭打ちを迎えていない。通信方式については、3GやLTEがなだらかに減少する一方、5Gが急増している様子がうかがえる。
「移動系通信の契約数」の事業者別シェア推移を見ると、「NTTドコモ」と「ソフトバンク」がじょじょに減少。「NTTドコモ(MVNO)」「KDDIグループ」「KDDIグループ(MVNO)」「楽天モバイル」はほぼ変換なし。そして「ソフトバンク(MVNO)」が増加していた。ソフトバンク(MVNO)は、LINEMO、ワイモバイルの他、mineo Sプラン、NUROモバイルSoftBank回線などが該当する。「携帯電話の契約数」においてもこの傾向は変わらない。
MVNOサービスに絞ると、契約数は3,091万(前期比+2.5%)。SIMカード型の契約数における事業者別シェアは、「インターネットイニシアティブ(IIJ)」20.0%(前期比+0.2ポイント)、「NTTレゾナント(OCNモバイル)」12.2%(前期比+0.3ポイント)、「オプテージ(mineo)」9.0%(前期比±0ポイント)が上位だった。
同調査では、固定系ブロードバンドサービス、FTTH、固定電話、IP電話などに対しても同様に集計を行っている。
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