求人広告・求人票よりキク? 「採用動画」への感想は就活生と転職者でやはり差異あり【moovy調べ】

視聴したい内容、就活生は「会社説明会・事業紹介」、転職経験者は「1日のスケジュール」。

moovyは、「採用動画のトレンド」に関する実態調査の結果を発表した。2023年卒の就活生110人、直近1年以内の転職経験者111人、合計221人が回答している。

「採用動画」とは、就職・転職希望者に向けた動画PRで、求人広告や求人票のような画一的フォーマットにとどまらず、リアルな情報を訴求できるのが特徴だという。

視聴したい採用動画、就活生は「会社説明会・事業紹介」、転職経験者は「1日のスケジュール」

まず就活生・転職経験者に「採用動画を視聴したことのあるメディア」を聞くと、就活生は「YouTube」57.3%、「採用HP」32.7%が上位、転職経験者「YouTube」45.9%、「Twitter」36.9%が上位だった。いずれもYouTubeが1位だが、「企業公式LINE」といった回答もある。一方就活生で「視聴したことがない」という回答が3割を超えるのは、企業戦略とのズレを感じさせる。

「視聴したい採用動画の内容」では、就活生は「会社説明会・事業紹介」64.5%、「働き方(リモートワークなど)」47.3%、転職経験者は「1日のスケジュール」38.7%、「仕事内容紹介」36.9%が上位で、かなり傾向が異なる。

また「実際に視聴したことがある採用動画の内容」では、就活生は「会社説明会・事業紹介」61.8%が最多、転職経験者は「働き方(リモートワークなど)」44.1%が最多で、就活生は“どういう会社か”、転職経験者は“どういう職場か”を重視しているようだ。

なお「採用動画の内容について『身近さ』を感じる動画と『かっこよさ』を感じる動画ではどちらの方が志望度が上がることが多かったか」と聞くと、就活生は「身近さ」72.3%、「かっこよさ」14.5%、転職経験者は「身近さ」65.7%、「かっこよさ」25.8%で、いずれも「身近さ」を重視していた。

採用動画の視聴がきっかけで応募、半数を超える

より具体的に「採用動画を視聴したことが選考エントリー(応募)のきっかけになったことがあるか」と聞くと、就活生では「ある」54.5%、転職経験者では「ある」70.6%といずれも半数を超えた。

これらの人に「直近の、選考エントリー(応募)の決め手になった動画のテーマ」を聞くと、就活生は「会社紹介(事業内容、ビジョンなど)」33.4%、「会社紹介(人事制度、福利厚生、オフィスなど)」33.3%となったが、転職経験者は「会社紹介(人事制度、福利厚生、オフィスなど)」48.3%が特に多かった。

調査概要

  • 【調査対象】23卒の就活生、直近1年以内の転職経験者
  • 【調査方法】IDEATECの「リサピー」企画によるインターネット調査
  • 【調査時期】2023年1月5日~10日
  • 【有効回答数】221人(2023年卒の就活生110名、直近1年以内の転職経験者111名)
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

メールマーケティング
デジタルマーケティングの一種で、目的達成のためにEメール(電子メール)を用いてユ ...→用語集へ

連載/特集コーナーから探す

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]