ブラックな働き方への不満、福祉・介護を超えた“納得の業種”1位は?【アラームボックス調べ】
ネット上で投稿された企業の働き方・待遇面への不満16万8,192件を集計。
2022/11/14 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
アラームボックスは、「2022年度上半期 ブラックな働き方への不満が多い業種ランキング」の集計結果を発表した。2022年4月~9月にネット上で投稿された不満投稿168,192件を、抽出・分析している。8,214社が対象。
人手不足、職場の人間関係、過酷な労働条件、給与の低さといった普遍的な不満が山積み
この調査によると、慢性的なエッセンシャルワーカーの低待遇、コロナ禍によってブラック化した企業の存在、働き方に対する考え方の変化などが、企業に対する不満の背景にあるという。
集計の結果、1社あたりの平均不満投稿数の割合がもっとも高かった業種は、「鉄道業」(平均1.82件)だった。基本給の低さに対する不満が多いとともに、コロナ禍によって賞与が半減したといったという投稿も見られた。拘束時間の長さによる体調不良、社内風土への不満などの意見もあがっていた。
以下、2位「社会保険・社会福祉・介護事業」(平均1.29件)、3位「銀行・協同組織金融業」(平均1.21件)、4位「その他の教育,学習支援業」(平均1.06件)、5位「各種商品小売業」(平均0.90件)が続いた。「社会保険・社会福祉・介護事業」では離職率の高さによる慢性的な人手不足、「銀行・協同組織金融業」では人間関係の悪さといった不満をあげる人も多かった。
いずれの業種においても、人手不足、職場の人間関係、過酷な労働条件、給与の低さといった普遍的な不満が積み重なっており、コロナ禍で加速した現場も多いと考えられる。
調査概要
- 【調査対象】アラームボックスでモニタリングしていた企業のうち、8,214社
- 【調査方法】アラームボックスで配信されたアラーム情報を集計
- 【調査時期】2022年4月1日~2022年9月30日
- 【対象データ】168,192件
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