動画コンテンツ本編内で商品・商材を入れる広告、視聴者の5割は「不快に感じない」【ガイエ調べ】

プロダクトプレイスメント(広告商品をコンテンツ内に入れ込む広告手法)は、視聴者が不快に感じづらい傾向にあるようだ。

カカクコムグループのガイエは、2022年5月に「嫌われない、新しい広告の形」をテーマに「プロダクトプレイスメントに関する認識、実態把握調査」を実施した。

5種類の広告への印象は?

まず、「テレビCM」「Web・インターネット広告(動画以外)」「動画広告(YouTube、TikTokなど)」「合成画像を広告要素として商品・商材をシーン内に入れる広告(以下、プロダクトプレイスメント)」「映画館などで本編前などに上映される広告」の5つの広告について、それぞれに対して視聴者が持っている印象を調査した。

その結果、「商品または企業の認知度が向上する」の項目では、「テレビCM(35.6%)」が最も高く、次いで「映画館などで本編前などに上映される広告(18.5%)」「動画広告(17.0%)」「プロダクトプレイスメント広告(16.5%)」「Web・インターネット広告(16.3%)」となった。

また「広告が不快である」の項目では、「プロダクトプレイスメント広告(10.4%)」が最も低く、次いで「テレビCM(11.2%)」「映画館などで本編前などに上映される広告(18.5%)」「Web・インターネット広告(22.7%)」「動画広告(32.3%)」となった。

プロダクトプレイスメントを詳しく調査

「プレイスメント化された動画」と「されていない動画」を視聴した上で、「プレイスメント化された動画を不快に感じるか」を聞くと、「不快に感じないと思う(15.5%)」「あまり不快に感じないと思う(37.7%)」という結果になった。

続いて、「プレイスメント化された動画を魅力的に感じるか」を聞くと、「魅力的だと思う(10.0%)」「やや魅力的だと思う(29.0%)」と回答。

「魅力的」だとする内訳として、「動画内に広告が含まれるので、動画を中断する広告が少なくなる(24.5%)」「動画内に広告が含まれることで、有料動画サービスを無料で見られるようになる(23.7%)」「商品・商材が自然に取り扱われているので、ストーリーを邪魔しない(17.4%)」「広告を強制的に見せられている気がしない(14.1%)」と回答している。

調査概要

  • 【調査対象】15歳~69歳の男女
  • 【調査方法】オンラインアンケート調査
  • 【調査期間】2022年5月18日~5月20日
  • 【有効回答数】1109サンプル
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