日本語版「YouTube」が開設15年、日本で生まれたカルチャーが海外に広まるケースも

スキル習得や学び、ニュース解説…、YouTube発エンターテイナーなど15年を振り返る

米国Googleの日本法人グーグルは、「YouTube」日本版開設が15年を迎えた、と6月20日に公式ブログで公表し、2007年6月19日の日本語版ホームページを開設から15年の歩みを振り返った。「表現する場所をあらゆる人に提供し、その声を世界中に届けること」という開設当初の使命のとおり、今ではYouTubeにさまざまなコンテンツをクリエイターやアーティスト、企業が日々投稿するようになった、としている。

HIKAKINさんや、はじめしゃちょーさんなどのYouTube発のエンターテイナーが登場。料理研究家が教えるレシピなどスキル習得や学びのコンテンツ提供が増えた。コロナ禍でニュースコンテンツの視聴も増え、その日のニュースのダイジェストや深堀解説も視聴できる。日本から生まれたカルチャーが海外で広まるケースでは、16年にバーチャルクリエイターのKizuna AIさんが登場。英語で海外ファンへ発信するクリエイターも増えた。

日本語版を開設して間もなく、著作物を検出して権利者が動画利用をコントロールするツール「Content ID」を導入。音楽アーティストのライブ配信機能は11年に開始。17年にはクリエイターと視聴者間のコミュニケーション機能「Super Chat」を導入した。18年に定額制サービス「YouTube Premium」と音楽配信サービス「YouTube Music」を同時に発表。21年はスマートフォンで撮影・編集できる縦型短尺動画サービスも開始した。

チャンネルを収益化する「YouTubeパートナープログラム」は08年に開始。世界中で200万人以上のクリエイターが参加する。20年11月までの3年間にクリエイター、アーティスト、メディア企業に300億ドル(4兆523億円)以上支払った。15周年を記念して過去15年間に人気を集めた動画をランキングも公表した。07年から年度別に投稿された動画について、22年5月までの国内の再生や評価の数をもとにさまざまな要素で選出した。

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