テレビの視聴スタイル、20代は他世代より「いつも決まったチャンネルを見ている」【CCCマーケ調べ】

「ニュース/報道」を見るのは、好きで無くても習慣になっているから。

CCCマーケティングは、テレビ番組の視聴に関する調査結果を発表した。ふだんテレビ番組を見ているT会員1,974人が回答している。調査時期は2021年9月下旬で、当時放送されていたドラマは『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』『ナイト・ドクター』など。

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10代・20代女性の視聴スタイルが特に個性的

まずテレビ視聴で「よく見ているジャンル」と「好きなジャンル」を聞くと、よく見ているのは「ニュース/報道」65.2%が最多で、「バラエティ(お笑い含む)」44.2%、「情報番組/ワイドショー」32.6%が続いた。一方好きなジャンルは「バラエティ(お笑い含む)」37.0%で、「ニュース/報道」27.5%を上回った。それに「国内ドラマ(刑事・ミステリー)」24.1%が続く。

ジャンルごとに「継続的・定期的に見ている」「たまたま」「家族など誰かと一緒に見る」について当てはまる状況を聞くと、「ニュース/報道」「ドラマ」「アニメ」は「継続的・定期的に見ている」という回答が高い。これらのジャンルは習慣的な視聴が定着していると考えられる。

逆に継続視聴が不必要な「情報番組/ワイドショー」「ドキュメンタリー」は「たまたま」が相対的に高い。誰かといっしょに見ることが多いジャンルは「ニュース/報道」「バラエティ」だった。また「あてはまらない」との回答が「家族など誰かと一緒に見る」は2割を超えており、特定ジャンルとの親和性はよくない。

最後に、「テレビ番組に対する意見や行動」を性年代別に見ると、10代・20代女性の行動パターンが比較的偏っており、「日中は見たい番組が少ない」「いつも決まったチャンネルを見ている」「家の中ににぎやかさが欲しくて、あえてテレビをつけていることがある」「家族などがつけていた番組なのに、自分が夢中になって見てしまうことがある」という意見が他より多かった。「いつも決まったチャンネルを見ている」は20代男性も多い。

また男女を問わず50代は「企業を採り上げた番組」、60代は「画面テロップ」への拒否反応が他より強い傾向が見られた。

調査概要

  • 【調査対象】T会員の全国16歳~69歳男女(ふだんテレビ番組を見ている人を事前調査にて抽出)
  • 【調査方法】Tアンケートによる実施
  • 【調査時期】2021年9月24日~30日
  • 【サンプル数】1,974サンプル
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