損保ジャパンと電脳交通・第一交通産業が安全運転支援ソリューションの実証実験開始
交通事故データとタクシー配車システムを連携させたソリューションをタクシーに導入
損害保険大手の損害保険ジャパンとタクシー配車システム開発・提供の電脳交通、タクシー・バス事業の第一交通産業は、安全運転支援ソリューションの実証実験を1月13日に始めた、と1月18日発表した。損保ジャパンが持つ交通事故データと電脳交通の同システムを連携させた同ソリューションを第一交通グループのタクシー車両に導入し、交通事故防止効果を検証する。
交通事故データをタクシーの配車システムに連携する実証実験は国内で初めてという。実験では、損保ジャパンが保有する数百万件の交通事故データを加工して事故多発地点統計データを作成。それを電脳交通の同システムと連携させて配車タブレット上に表示する。山梨県128台、愛知県180台、和歌山県214台のタクシー車両にタブレットを順次取り付け、通常運行する。
配車システムに登録されている事故多発地点周辺をタクシー車両が通りかかると、注意を促すアラート音が流れ、タクシードライバーの安全運転意識を高める。実証実験を通して交通事故防止の効果や、ドライバーの行動変容にどの程度寄与するのか調べる。3社は実験結果を踏まえ、安全運転支援ソリューションの開発と、それに連動した保険商品の開発を連携して進める。
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