SOMPOがワクチン接種履歴と陰性証明をアプリ化する「Light PASS」を徳島県で実証実験

クーポン配信でインセンティブ受け取りも、感染拡大防止と地域経済活性化の両立を支援

小島昇(Web担編集部)

2021年11月5日 7:03

損害保険大手のSOMPOホールディングス(HD)と、デジタル技術を活用した商品・サービス企画、開発、販売のSOMPO Light Vortex(ライトボルテックス)は、新型コロナウイルスワクチンの接種履歴や陰性証明をデジタル化するアプリ「Light PASS」のフィジビリティ(実行可能性)検証を徳島県と共同で行う、と11月4日に発表した。徳島県と包括連携協定を締結している損害保険ジャパンを通じて、同様の取り組みを他の自治体に広げる。

アプリのイメージ

 

Light PASSは、スマートフォンでワクチン接種の予定日や接種日を管理し、ワクチン接種証明証やPCR検査結果などを取り込んでアプリ上で簡易的にワクチン接種履歴や陰性証明を表示できる。感染拡大防止を普及啓発する公的・医療機関の発信する情報をコンテンツとして配信する。接種履歴か自治体の定める条件に合致した陰性証明を所有するユーザーはクーポンなどのインセンティブを受け取ることができる。

徳島県とのフィジビリティ検証では、デジタルを活用した地域経済活性化施策の効果や運用上の課題を調べる。第1弾として11月8日の徳島県主催イベントでアプリを活用し、ワクチン接種履歴や陰性証明を確認する。安心・安全なスキームを構築するため、事前案内や当日のオペレーションの有効性や課題を検証する。SOMPO HDとライトボルテックスは損保ジャパンを通じて多くの自治体にLight PASSの導入を積極的に推進する。

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