2021年「貯金」最新事情:社会人の7割超が貯金中、しかし額面は「50万円未満」が最多【LINEリサーチ調べ】

コロナ禍のご時世では、貯金・節約だけでおカネは増えない? 資産運用/投資を考える人が増加。

LINEの調査サービス「LINEリサーチ」は、全国の15~69歳男女約56万人を対象に「貯金と資産形成」について調査した結果を発表した。調査時期は2020年12月21日~12月25日で、有効回答からランダム抽出した4万8,648人が対象。2019年12月に実施した同種調査との比較を行っている。

おカネを増やすにはまず「貯金」だが、資産運用/投資を考える人が増加

まず「現在、貯金をしているか」を聞くと、「貯金している」としたのは72%。「答えたくない」16%という回答がそれに続き、「貯金していない」としたのは9%だった。

「貯金額」(貯金している3,4925人が対象)については、「50万円未満」とした人がもっとも多く29%。60代以外のすべての年代で「50万円未満」の割合が一番高い。また60代以外の年代は「300万円未満」が過半数を占めている。

やはり若年層ほど貯金額は少ないが、10代は「しているが金額はわからない」が特に他年代より多い。“お年玉貯金”など、親が管理しているケースが多いと思われる。また社会人になる20代は、貯金額が増えるが、30代・40代・50代では、ほとんど年代差が見られないのも特徴的だ。

資産形成への意識については「お金や資産を増やしたいと思う」という人は、全体の8割を占めており、若い人ほど多い。ただし、具体的な「資産を増やす方法」を聞くと、「貯金をする」51%と「節約をする」51%が同率トップで、投資や副業などについては受け身な状態が垣間見える。ただし、前年調査と比べると「資産運用/投資をする」は25%から29%と上昇しており、コロナ禍などの社会不安が背景にあると考えられる。

男女別の傾向を見てみると、「貯金をする」が男性1位・女性2位、「節約する」が男性2位・女性1位だったが、「資産運用/投資をする」は男性3位・女性5位と、やや人気がわかれた。

調査概要

  • 【調査対象】日本全国 男女
  • 【調査方法】LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
  • 【調査期間】2020年12月21日~12月25日
  • 【有効回答数】56万0,620サンプル。そのうちランダム抽出した男女15~69歳の4万8,648サンプルで集計
  • ※2019年12月度調査は2019年12月21日~12月25日。57万6,670サンプル。そのうち4万8,851サンプルで集計
     
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