電子サインの利用意向、コロナ禍を経ても日本は低め。安全性に懸念か?【アドビ調べ】

継続利用の意向、安全性への評価など、電子サインに対し日本は、世界平均よりネガティブな傾向。

アドビは、電子サイン使用に関する世界調査を実施した。過去一年間に電子サインを一回以上使用したことがある、18歳以上の男女計4,662人(日本:1,080人、US:1,030人、Euro:1,546人、日本を除くAPAC:1,006人)から回答を得ている。

継続利用の意向、安全性への評価、利用機会など、日本は世界平均よりネガティブ

まず「パンデミックが収束したあとも、電子サインを使い続けますか?」と聞くと、世界平均では76.3%が「使い続ける」と回答し、4人に3人が継続利用の意向を示した。一方日本は59.5%と、やや低調な数字となった。これは「日本」「US」「Euro」「日本を除くAPAC」の4地域別では最も低い値だ。

また、「電子サインは安全だと思いますか?」と聞くと、世界平均では66.8%が「安全だと思う」と回答したのに対し、日本は36.8%に留まっており、こちらも他地域に比べて大幅に低い。安全性への懸念ゆえ、継続利用の意向が低いことも考えられる。

そのほか、この調査では、以下のような結果が明らかとなっている。いずれも世界平均より日本の回答はネガティブな状態だと言える。

  • 電子サインの利用機会(過去半年間)
    「増えた」は世界平均で60.1%、日本も51.6%超。
  • 政府にもっと電子サインの導入をすすめてほしいか?
    「希望する」は世界平均で68.5%、日本は64.5%。
  • 民間企業にもっと電子サインの導入をすすめてほしいか?
    「希望する」は世界平均で71.5%、日本で64.7%。
  • 電子サインを導入していない企業は今の時代に合っていないと思うか?
    「合っていないと思う」は世界平均で59.9%、日本は48.1%。

調査概要

  • 【調査対象】過去一年間に電子サインを1回以上使用したことがある、18歳以上の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2020年12月7日~10日
  • 【有効回答数】4,662人(日本:1,080人、US:1,030人、Euro:1,546人、日本を除くAPAC:1,006人)
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