「不要と思うビジネスマナーがある」7割、最も不人気だったのは「名刺交換」にまつわるアレコレ【Biz Hits調べ】
ビズヒッツが運営するメディア「Biz Hits」は、「不要だと思うビジネスマナーランキング!」を発表した。10代~60代男女500人に対し、「ビジネスマナーを知らずに恥ずかしい思いをしたことがあるか」「不要と思うビジネスマナーがあるか」などを聞いている。
ビジネスマナーに「自信がある人」「自信がない人」はちょうど半々
まず「あなたはビジネスマナーに自信がありますか?」と聞くと、「ある」5.4%、「多少ある」44.4%で合計49.8%がある派、「全くない」9.8%、「あまりない」40.4%で合計50.2%がない派と、ちょうど半分ずつに自信あり・自信なしが分かれた。
若手(10~20代)・中堅(30代)・ベテラン(40代以上)の3世代ごとに集計すると、あまり大きな差はなかったが、意外にも、30代で「自信あり」が最も少なく、若い10~20代で「自信あり」が最も多いという結果になった。
次に「ビジネスマナーを知らずに、恥ずかしい思いをしたことがありますか」と聞くと、28.0%が「ある」と回答した。なお「ビジネスマナーを知らなくて恥ずかしい経験をした」人のうち44.3%が、現在では「ビジネスマナーに自信がある」「多少ある」と回答している。
さらに「不要と思うビジネスマナーがありますか」と聞くと、69.2%が「ある」と回答した。3世代ごとの集計では、若手で67.6%、中堅で69.5%、ベテランで69.8%と、これも意外と世代ごとの差はあまりない。
具体的な「不要と思うビジネスマナー」の回答を集計すると、最多は「名刺交換の所作」84人だった。2位以下は「上座・下座の席次ルール」56人、「言葉づかいや呼称のルール」55人がほぼ並ぶ。この3つが、“不要なビジネスマナーの代表格”と言えそうだ。
一般的に名刺交換では「相手が読める方向で差し出す」「相手よりも低い位置に差し出す」「机の上に置かず名刺入れの上に載せる」(諸説あり)といったマナーがあるとされている。一方、「譲り合いがわずらわしい」「時間のムダ」といった声もあがっている。
上座・下座の席次ルールについては、茶道や武士道に源流を持つだけに、ケースによって細かく位置が変わったり解釈が異なったり、これも煩雑なだけという意見が多い。会議や宴会の席ならともかく、Zoomに画像の位置調整機能が搭載されたときには、「理解できない」と話題になった。
言葉づかいや呼称のルールは、かなり範囲が幅広いが、「メールに入れる決まりきった挨拶文は不要」という意見が特に多かったという。
調査概要
- 【調査対象】全国の働く男女
- 【調査方法】インターネットによる任意回答
- 【調査期間】2021年1月16日
- 【調査人数】500人(女性307人/男性193人)
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