緊急事態宣言下のLINE、グループ通話の利用回数が3.5倍に増加【LINE調べ】

2月と5月で比較。1対1のビデオ通話の利用回数も2.4倍に。

LINEは、緊急事態宣言期間中におけるコミュニケーションアプリ「LINE」の利用状況レポートを公開した。新型コロナウイルスに対し、外出自粛要請や緊急事態宣言が出される前の2月と、それらの動向後の5月について、LINEの利用状況を比較している。

グループコミュニケーション/ビデオコミュニケーションが急激に浸透

まず、LINEの多人数コミュニケーション機能である「グループ通話」について聞くと、3月以降「グループ通話」の利用回数が増加しており、2月(750万回)に比べて5月(2,600万回)は347%に増加していた。年代別で見ても、幅広い年代で大きく増加している(20代:377%増、30代:418%増、40代:361%増)。

 

グループにおけるテキスト+スタンプ+画像の送信数も増加しており、緊急事態宣言が発令された4月は過去最大となる56億4,100万回のテキスト+スタンプ+画像がグループコミュニケーションで使用されたという。2月・5月比では全体で141%増だった。

 

1対1の「ビデオ通話」も増加傾向にあり、5月のビデオ通話の利用回数は9,400万回。2月・5月比の利用回数は、全体で240%に増加。年代別では10代:282%増、40代:261%増、50代以上:247%増が大きく伸びた。

 

「LINE NEWS」や「LINE Search」の利用も急増

コミュニケーション以外の機能についても、LINEの諸機能の利用が増加。「LINE NEWS」は、4月末時点で月間アクティブユーザー数7,500万人、PV数165億超で、過去最高の数値を記録したとのこと。「LINE Search」の利用も、男性・女性ともゴールデンウィークで急増し、高水準を維持している。

 
 

企業向けの「LINE公式アカウント」も新規開設数が大幅に増加(認定セールスパートナー経由で開設されたアカウントは除外)。4月は3月比140%、5月は3月比130%増だった。業種別では「教育・習い事」「飲食店・レストラン」「美容・サロン」「保育・学校」「医療機関・診療所」「スポーツ施設・教室」など、対面コミュニケーションが重視される業種で、増加率が特に大きかった。

 
 
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