ITエンジニアが仕事にやりがいを感じる瞬間、スキルアップや達成感より「感謝されたとき」【VSN調べ】

「やりがいを感じられない理由」では、「仕事のマンネリ化」と「昇進・昇格が望めない」が上位に。

VSNは、ITエンジニアを対象に「仕事に対する意識調査」を実施した。1,012名から回答を得ている。

仕事にやりがいを感じる理由は「感謝と向上」、感じない理由は「マンネリ化」

最初に「現在の仕事にやりがいを感じているか」を聞くと、「感じている」64.9%、「感じていない」35.1%となり、ほぼダブルスコアの差が付いた。そこで「やりがいを感じている」と回答した657名に、「どのようなときにやりがいを感じているか」を聞くと、「発注部門や顧客から感謝されたとき」48.4%、「自分のスキルレベルが向上したことを実感できたとき」48.1%がほぼ同数で支持された。

提案実現や納期順守、昇給や昇進といったビジネス的な到達より、“関わった人たちからの感謝”や“向上心の満足”といった感情面にこそ、やりがいを感じているようだ。

一方で「やりがいを感じていない」と回答した355名に、「やりがいを感じられない理由」を聞くと、「現在の仕事はマンネリ化しているため」41.1%、「昇進・昇格が望めない」39.7%がとくに多かった。その後も「現在の仕事には将来性がないため」28.5%、「スキルアップができないため」25.9%となった。業務面での不安不満が目立ち、やりがいを感じている層と対照的な回答となっている。

内面を探るため、「ITエンジニアとして働くうえで大切にしていること」を全員に聞くと、「自分のITエンジニアとしてのスキルアップの向上」29.7%、「1つの技術に捉われず、ITエンジニアとして幅広く活躍できること」26.5%が上位になるとともに、「与えられた業務を期限内に完璧に仕上げること」19.5%、「業務を通じて会社(組織)内の課題を発見し改善提案すること」14.6%といった、プロフェッショナルな意識を感じさせる回答にも票が集まった。

調査概要

  • 【調査対象】全国の20代~50代の正社員エンジニア男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2019年10月29日~30日
  • 【集計サンプル数】計1,012人
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

Python
「Python」(パイソン)は、プログラミング言語の1つ。プログラマのグイド・ヴ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]