MAツール導入から実運用開始までの期間、「3か月以内」と「1年以上」が前年より増加【エムタメ!調べ】
Mtame(エムタメ)は、マーケティングオートメーション(MA)に関する意識調査の結果を発表した。マーケティング部門・営業部門の担当者に対し、マーケティング施策やMAツールについて調査を行ったもので、調査時期は2019年10月。
MAツール導入から実運用開始までの期間、「3か月以内」と「1年以上」が前年より増加
まず「マーケティングオートメーションを導入している」と回答したのは、全体(1,941名)の13%(256名)。「導入していたことがある」3%(60名)と合わせて、MAツールの導入経験がある企業の割合は、16%だった。同社が2018年10月に行った「BtoBマーケティングオートメーション意識調査」の13%からわずかに上昇した。
「MAツール導入から実運用開始までの期間」について聞くと、「1年以上」25%が最多で、前年の17%から大幅に増加した。一方で、「3か月以内」という回答も前年の20%から28%と大きく上昇し、二極化の傾向が見えた。
MAで使いこなせない機能、「スコアリング」が1位に
MAツールの使いこなしについて聞くと、「完璧に使いこなせている」という回答は26%。「メール配信程度の運用になっている」47%が圧倒的に多い。
そこで「MAで難しい(使いこなせない)と感じる機能」を具体的に聞くと、1位は「スコアリング」、次いで「シナリオ設計」となった。2017年調査から3年連続で、この2つの機能がツートップだという。また“メール配信程度の運用”とする一方で、使いこなせていない機能の3位に「メール送信」が入っており、企業が苦心している様子が伺える。
なお「MAを難しい・使いこなせていないと感じる理由」では、「費用対効果の計測方法がわからないから」、次いで「機能が使いこなせないから」が多かった。「MAツール運用中(利用中)に専門家の意見が必要と感じた場面はありましたか?」という質問には、MA導入者全体の94%が「必要」と回答。コンサルティングや運用支援の検討を進めている企業も多そうだ。
調査概要
【調査方法】インターネット調査
【調査期間】2019年10月1日~31日
【回答社数】3,078社のうちマーケティング部門・営業部門の担当者に限定した632社
回答者の属性
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