「意識高い先進派」「凡男凡女身の丈派」など、多様化する中高生世代を5つに類型化【NII・大広調べ】

中高生世代の手本は、両親や先輩・友人。一方でタレントやYouTubeやSNSユーザーも。

日本インフォメーション(NII)と大広は、「18才前後の若者世代」に注目した共同調査の結果を発表した。中高生の購買行動、生活の過ごし方、消費の情報源、手本とする人物などについて分析している。

日本インフォメーションでは、18才以下の若者(中高生)を対象としたクラスター分析手法「U-18クラスター」を開発。一方の大広は、2018年6月より「次世代ロールモデル研究プロジェクト」を立ち上げ情報発信サイト「18カラ~ノ、」を運用している。

中高生は収入も支出も減少、お金を手元に残すのに苦慮

まず中高生に対し、「毎月の平均収入額」(親からのこづかい、バイト代、その他収入を合算)を聞くと、中学生は平均総額5,923円、高校生は平均総額15,481円。中高生ともに2016年調査と比べて1,500~2,000円程度減少した。内訳では、「毎月定額のこづかい」に変化はない一方「親が毎回払ってくれるお金(スマホ代など)」がかなり減少した。

 

「毎月の平均支出額」は、中学生は平均総額4,055円、高校生は平均総額11,286円で、こちらも2016年調査と比べて減少している。内訳では、「友だちとの遊び・つきあい」が増える一方、「ためておき、まとめて使うためのお金」が大きく減少した。「スマホ・タブレット利用料、アプリなどの課金、ネット用プリペイドカード」も減少傾向があり、お金を手元に残すのに、中高生も苦慮している様子がうかがえる。

 

平日はネットで交流、休日はリアルで交流

次に、生活時間の内訳を見ると、「リアルタイムでテレビをみる」が減少、逆にスマホ・タブレットの操作時間が伸びている。前回になかった「スマホ・タブレットで動画をみる」が1時間前後増えても、「スマホ・タブレットでネットを見る」「スマホ・タブレットでSNSをする」の時間は高止まりしており、中高生の生活環境に、スマホが大きく食い込んでいる。

ただし「友だちと遊びにでかける」「買い物にでかける」が休日に増えており、平日はネットで交流、休日はリアルで交流という生活スタイルが明確になってきている模様。

 

消費の情報源|中高生に見るロールモデル消費

「参考にする情報源」を、「遊び・付き合い」「趣味関連」「ファッション関連」「体のケア関連」「飲食関連」の5ジャンルで聞くと、どのジャンルでも圧倒的に「友人や知人の話」「友人や知人のSNS」が高い。相対的な比較だが、体のケア関連は「家族の話」が「友人や知人のSNS」を上回る一方、趣味関連は「YouTuber」が「家族の話」を上回る。

旧来のマスメディア、さらにはWebニュースメディアも、情報源としてSNSやYouTuberに負け始めていると言える一方、ファッションや飲食についてはYouTuberを上回っているなど、中高生も情報源をかなり吟味していると思われる。

 

手本とする人物も多様化、家族・友だち・スポーツ選手・YouTuber・SNSユーザーなど

最後に「手本とする人物像」を聞くと、男子は「父」「母」「学校の友だち」「部活の先輩」の順、女子は「母」「学校の友だち」「父」「部活の友だち」の順だった。一方で「スポーツ選手」「モデル・タレント・アイドル」「俳優・女優」といったスポーツ・芸能関係、「YouTuberなど、ネットで活躍している人」「SNS発信の多い同世代」などネットで活発に情報発信する人物もあがった。女子では「マンガ・アニメ・小説のキャラクター」もあがるなど、ロールモデルも多様化している。

 

U-18クラスター、5つの類型、主流は「凡男凡女身の丈派」

こうした結果を踏まえ、同調査では、U-18クラスターとして、中高生を代表的な5つに類型化している。主流は「凡男凡女身の丈派」34.3%。先日話題となった“身の丈”という単語が含まれるが、「実は賢い生き方」「バランス」「敵をつくらない」といった特徴があげられており、“功利的な戦略で成功を最大化させている派”と見ることもできそうだ。

  1. 意識高い先進派(15.6%)
    新しいこと好き・カーストトップ・冒険者・先進的
    トップランナー・ファッション性・とがった感じ
     
  2. 内輪受け協調派(27.6%)
    空気を読む・同調的・協調圧力
    トレンドに高関心・流行を探している
     
  3. 凡男凡女身の丈派(34.3%)
    平凡/普通であることが最大の幸せにつながる
    実は賢い生き方・バランス良く・目立ち過ぎない
    敵をつくらない・実は自分中心・習慣的
     
  4. ヲタク系個性派(14.9%)
    ヲタク・ネット系・文科系部活・趣味第一
    マイウェイ・狭い関心領域で突き詰めるタイプ
    フィクション・想像の世界に遊ぶ
     
  5. 堅実系伝統派(7.6%)
    優等生・大人とコミュニケーション
    いい子ちゃん・良き家庭人・女子は良妻賢母
    成長志向・学校や社会で良いとされていることをクリアしようとする
 

調査概要

  • 【調査対象】全国の中学生・高校生の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2019年8月(前回調査:2016年8月)
  • 【集計サンプル数】1,200サンプル(各学年・男女ごとに100サンプルずつ、均等割付)
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