先輩・上司とSNSでつながった! Instagramは「良かった」けどFacebookは「良くない」の感想【SKIMA調べ】
ビジュアルワークスが運営するイラストマーケットプレイス「SKIMA」は、「10代・20代・30代のSNSに関する意識調査」を実施した(調査対象者は非SKIMAユーザー)。複数アカウントの所持状況、先輩・上司とSNSでつながること、上司のSNSアカウントへの感想などを聞いている。
すべての世代でTwitterが使われているが、「複数アカウント」の状況は複雑
まず、18歳~39歳の男女10,000人を対象に「もっとも利用しているSNS」を聞くと、10代:54.6%、20代:53.1%、30代:41.2%と、すべての年代で「Twitter」がトップで、2位は「Instagram」だった。3位には「Facebook」が続くが、10代:1.5%、20代:10.3%、30代:27.1%と、上位2つに比べ世代差が激しい。
続いて世代別に、各SNSについて「複数アカウントを持っているかどうか」を聞くと、「Facebook」は10代・20代・30代すべてで9割以上が単一アカウントでの利用だったが、「Twitter」だと10代の6割以上が複数アカウントを所持していた。基本的に若い層ほど複数アカウントを使っており、10代は、Instagramで37.4%、mixiで36.6%が複数アカウントを所持している。
逆に「TikTok」の複数アカウント所持率は、20代・30代より10代のほうが低い。この1点だけで見ると、10代においてTikTokは、InstagramやTwitterより、Facebookに近い扱いを受けていることになる。理由についてはさまざまな考察が有り得るだろう。
複数アカウントを持つ理由、各年代で大きな違い
そこで「複数のアカウントを持つ理由」を聞くと、10代は「趣味のジャンル分け」、20代は「知り合いに見られたくない発言がある」「本音や愚痴と使い分け」、30代は「自分のキャラクターが複数ある」が他年代に比べ突出していた。
「リアルな知り合いに見られたくない発言がある」という回答が全体的に多く、「自分のキャラクターが複数ある」という回答が、上の年代ほど増えている傾向も見られる。複数アカウントの存在を「絶対にバレたくない」と回答したのも、30代が最多だった。
職場の先輩・上司とSNSでつながるのはイヤ?イヤじゃない?
“アカウントがバレたくない存在”としては、とくに職場の先輩・上司が考えられる。そこで、「先輩・上司とSNSでつながっている人」「一方的に先輩や上司のアカウントを知っている人」を対象に、先輩・上司とSNSの関係性について聞いてみた。
まずは相互フォローしている694人に、「どういった経緯で先輩・上司のSNSアカウントと相互フォローになったか」を聞くと、「会話の流れでつながった」がいずれのSNSでもトップ、以下「上司に発見された」「自分が上司を発見した」が上位になった。
続いて、一方的に先輩や上司のアカウントを知っている300人に、「どうしてアカウントを知っているのか」を聞いたところ、「会話の流れ」が1位、「連絡先を同期したら出てきた」が2位だった。そして3位に「アカウント、投稿を見たくて探し出した」がすべてのランクインしている(その他を除く)。これはほぼ6人に1人が、上司のSNSアカウントを探し出していることとなる。
そこで相互フォローしている694人に「SNSでつながって良かったと思うか」と聞くと、Instagramは「良かった」50.0%だが、Twitterは45.0%、Facebookは39.0%だった。この点についてSKIMAでは「Facebookは複数アカウント所持者がもっとも少ないので、それも関係しているのかもしれない」と考察している。
調査概要
- 【調査対象】18歳~39歳の男女
- 【調査期間】2019年5月24日~27日
- 【調査方法】MMD研究所によるインターネット調査
- 【設問数】予備調査11問、本調査9問
- 【有効回答】689人(予備調査10,000人)
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