2018年もっともCM回数が増えたのは「ウォルト・ディズニー・ジャパン」、前年の約4倍に【サイカ調べ】
サイカは「2018年にテレビCMが増えた企業・商品TOP30ランキング」を発表した。1月1日~12月31日の1年間を通してのCM放送回数を集計し、前年比でCM放送回数の増加率が高い企業・商品をランキングした内容だ。
「ディズニー」のCM量は約4倍に、企業ジャンルでは「人材」「旅行関連」が伸長
2018年にもっともCM放送回数を増やした企業は「ウォルト・ディズニー・ジャパン」だった。2017年のCM放送回数と比較した増加率はプラス293.4%で、約4倍近い広告量となっている。以下、2位に「スマートニュース」(プラス257.7%)、3位に「リクルートキャリア」(プラス241.6%)が続いている。
ジャンルで見ると、人材(リクルートキャリア、パーソルキャリア、ビズリーチ)、旅行関連(オープンドア、エクスペディアジャパン)、買取サービス(デファクトスタンダード、BuySellTechnologies)といった領域の企業が複数ランクインしている。逆に、仮想通貨関連サービス、ファストファッションブランド、電機メーカーなどはCM放送回数を減らしていた。
![順位 企業名 前年比
1位 ウォルト・ディズニー・ジャパン +293.4%
2位 スマートニュース +257.7%
3位 リクルートキャリア +241.6%
4位 パーソルキャリア +176.4%
5位 くらコーポレーション +172.8%
6位 全日本空輸 +164.7%
7位 パフォーム・グループ +156.8%
8位 TBCグループ +154.1%
9位 さとふる +150.4%
10位 デファクトスタンダード +143.1%
11位 SKECHERSJAPAN +119.7%
12位 ビズリーチ +118.0%
13位 オープンドア +116.3%
14位 エクスペディアジャパン +115.1%
15位 エモテント +110.5%
16位 イオンモール +108.8%
17位 BuySellTechnologies +100.6%
18位 ACジャパン +98.1%
19位 カカオジャパン +97.5%
20位 協和 +97.4%
21位 SMBCモビット +95.6%
22位 ダイキン工業 +92.4%
23位 JXエネルギー +91.6%
24位 シオノギヘルスケア +90.1%
25位 アットホーム +86.4%
26位 日本郵便 +84.2%
27位 日本サンガリアベバレッジカンパニー +82.8%
28位 富士フイルム +81.8%
29位 北海道文化放送 +80.2%
30位 いすゞ自動車 +80.2%](https://webtan.impress.co.jp/sites/default/files/images/blank.gif)
「アサヒスーパードライ」が商品別で1位
個別の商品銘柄で、2018年にもっともCM放送回数を増やした商品は、アサヒビールの「アサヒスーパードライ」(プラス594.5%)。以下、2位にスズキ「スペーシア」(プラス542.8%)、3位にオリエンタルランド「東京ディズニーリゾート」(プラス377.4%)が続いている。ジャンルでは、ふるさと納税関連サービス、一般用医薬品、化粧品などが複数ランクインした。
![順位 企業名 商品名 前年比
1位 アサヒビール アサヒスーパードライ +594.5%
2位 スズキ スペーシア +542.8%
3位 オリエンタルランド 東京ディズニーリゾート +377.4%
4位 Cygames プリンセスコネクト!Re:Dive +351.2%
5位 武田コンシューマーヘルスケア アリナミンEXプラス +327.0%
6位 日本アルコン デイリーズトータルワン +321.5%
7位 龍角散 らくらく服薬ゼリー +321.3%
8位 トラストバンク ふるさとチョイス +301.6%
9位 ドクターシーラボ アクアコラーゲンゲルエンリッチリフトEX +271.2%
10位 P&Gプレステージ SK-IIフェイシャルトリートメントエッセンス +267.2%
11位 三井不動産レジデンシャル 企業CM +266.8%
12位 全日本空輸 企業CM +260.1%
13位 スマートニュース スマートニュース +257.7%
14位 富山常備薬グループ ヘルスオイル +256.0%
15位 アットホーム 企業CM +238.0%
16位 ACジャパン 全国キャンペーン・2020年に向け、日本を考えよう +218.8%
17位 大東建託 賃貸経営受託システム +203.1%
18位 アマゾンジャパン amazon +202.9%
19位 パナソニック 次亜塩素酸空間除菌脱臭機ジアイーノ +194.1%
20位 リクルートホールディングス ゼクシィ相談カウンター +184.1%
21位 参天製薬 サンテボーティエ +182.3%
22位 創味食品 創味シャンタン +179.5%
23位 シオノギヘルスケア パイロンPL顆粒 +173.5%
24位 小林製薬 パーシャルデント +165.1%
25位 リクルートホールディングス スーモ +159.3%
26位 岸和田グランドホール 岸和田グランドホール +157.8%
27位 パフォーム・グループ DAZN +156.8%
28位 バイエル薬品 エレビット +155.0%
29位 ガンホー・オンライン・エンターテイメント パズル&ドラゴンズ/パズドラレーダー +153.2%
30位 さとふる ふるさと納税「さとふる」 +150.4%](https://webtan.impress.co.jp/sites/default/files/images/blank.gif)
全体のCM放送回数は2017年から減少
全体のCM放送回数は、2017年の801万4,597回に対し、2018年は791万7,274回と微減した。地域別で見ても、CM放送回数は全地域で減少しており、とくに札幌は他地域の倍以上の減少率だった。
![](https://webtan.impress.co.jp/sites/default/files/images/blank.gif)
調査概要
- 【調査対象】1年間に放送されたテレビCM
企業別:対象期間内に1,500回以上CMが放送された企業
商品別:対象期間内に1,000回以上CMが放送された商品
調査対象企業数:4,275社
調査対象商品数:2万9,092商品
CM放送回数の総計:791万7,274回(2017年は801万4,597回) - 【調査方法】各企業・各商品の放送回数を、一定の計算方法により算出
- 【調査時期】2018年1月1日~2018年12月31日
※前年の2017年1月1日~2017年12月31日との比較
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