「ブランド・ジャパン2020」一般生活者のイメージで「YouTube」が初の1位、前年1位のAmazonは7位に後退【日経BPC調べ】

トップ10のうち5ブランドが入れ替わり。LINEは49位から2位にジャンプアップ、スタバは初のトップ10入り。

日経BPコンサルティングは、ブランド価値評価調査「ブランド・ジャパン2020」の結果を発表した。「ブランド・ジャパン」調査は、国内で使用されているブランドを、一般生活者とビジネス・パーソンが評価する調査プロジェクト。2001年に第1回調査を実施し、今回で20回目を迎える。

一般生活者編では、「フレンドリー(親近性)」「コンビニエント(利便性)」「アウトスタンディング(卓越性)」「イノベーティブ(革新性)」という4指標により、ブランド価値の「総合力」を算出。企業ブランドと製品・サービスブランド、総計1,000ブランドを対象に調査を行った。

ビジネス・パーソン編では、「先見力」「人材力」「信用力」「親和力」「活力」の5指標と5つの「企業評価項目」によりブランド価値の「総合力」を算出。500の企業ブランドを対象に調査を行った。

一般生活者のブランドイメージでYouTubeが初トップ

その結果、一般生活者編「総合力」ランキングで、前年2位の「YouTube」が96.8ポイント(偏差値)を獲得し、初の首位を獲得した。ブランド力を構成する要素のなかで、「イノベーティブ」「コンビニエント」への評価がそもそも高いことに加え、YouTube Premium、YouTube Musicなどのサービス拡大にともない、「アウトスタンディング」」「フレンドリー」のスコアが向上した。第2位には前年49位の「LINE」が大きくジャンプアップしてランクイン。第3位は前年4位の「無印良品」がランクインした。

今回の調査ではトップ10の5ブランドが入れ替わっている。新たにトップ10入りしたのは、「LINE」をふくめ、4位「パナソニック」、8位「カップヌードル」、9位「キユーピー」、10位「スターバックス コーヒー」の5社。「LINE」と「スターバックス コーヒー」は調査開始以来、初のトップ10入りとのこと。

ブランド力が上昇したトップ3はLINE、オリエンタルランド、ケンタ

総合力の前回との差分(偏差値)を見ると、もっとも上昇したのは「LINE」(49位→2位)。以下「オリエンタルランド」(183位→23位)、「ケンタッキーフライドチキン」(65位→13位)が続いた。

調査概要

ブランド想起調査(事前調査)

  • 【調査時期】2019年9月
  • 【調査内容】肯定的なイメージのブランドを12分野で各5つまで自由に記入。

ブランド・ジャパン本調査

  • 【調査期間】2019年11月6日~29日
  • 【調査対象】一般生活者(18歳以上の男女)とビジネスパーソン(18歳以上の有職者)
  • 【対象ブランド】一般生活者:企業、商品・サービスブランド1,000ブランド
    ビジネスパーソン:企業ブランド500ブランド
  • 【調査方法】それぞれのブランドに対する様々なイメージを、Yes/Noで直感的に回答
  • 【回収数】一般生活者:41,000サンプル
    ビジネスパーソン:21,000サンプル
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