サイバーエージェントの「AI Lab」が慶応大の統計学・行動経済学教授と共同研究開始

広告クリエイティブの新たな選択アルゴリズムを開発、広告配信AIの最適化技術を確立

インターネット広告事業のサイバーエージェントの人工知能(AI)技術研究開発組織「AI Lab」は、広告クリエイティブ(制作物)の新たな選択アルゴリズム開発に向け、慶応大学経済学部の星野崇宏教授(統計学・行動経済学・マーケティングサイエンス)と共同研究を始めた、と12月11日発表した。広告配信AIを最適化する。

DSP(広告主向け広告配信プラットフォーム)にはそれぞれのユーザーに適した広告クリエイティブ選択機能が求められる。アルゴリズム設計では機械的に決めるのではなく、各ユーザーの興味・関心や心理状態などに配慮する必要があるため、専門家の星野教授とともに広告クリエイティブ選択アルゴリズムの最適化を図る。

共同研究では、限られた情報から最適な選択肢を効率的に探すアルゴリズムを意味するバンディットアルゴリズムをマーケティングサイエンスや経済学の知見で拡張し、選択アルゴリズムを最適化させる技術を確立。サイバーエージェントのダイナミックリターゲティング広告「Dynalyst(ダイナリスト)」などに実装する。

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