日本の消費者、広告は気軽にクリックするがCVしない「2017年 日本版 インターネット消費者動向調査」【Appier調べ】
AIプラットフォームを提供するAppier(エイピア)は、日本市場における消費者の行動データをまとめたレポート「2017年 日本版 インターネット消費者動向調査」を発表した。
このレポートは、2017年にアジア市場を対象に実施されたマーケティング・キャンペーンから入手した5兆以上のデータポイント(うち、日本の消費者を対象としたものは9,500億以上)の分析に基づいて作成されている。
マルチデバイスユーザーの58%は3台以上のデバイスを保有
複数のデバイス(PC、スマートフォン、タブレット)を利用する消費者が、何台のデバイスを利用しているのかを示した図がこちら。
*単一のデバイスのみを利用する消費者はこの図に含まれない
日本のマルチデバイスユーザーのうち、58%が3台以上のデバイスを保有している。また、日本とAPAC(アジア太平洋地域)で同じような傾向を示している。
AIを活用したデバイス横断キャンペーンでコンバージョンが平均315%増加
AIを活用し、デバイスを横断するかたちで日本で実施した広告キャンペーンは、シングルデバイスでのキャンペーンと比較して平均で4倍以上のコンバージョンを獲得した。これはAPAC(2.5倍)と比較しても高い数値となっている。
Appierは「オンラインの消費者行動は、モバイルデバイス利用の急速な普及とさまざまなデバイスにわたる利用の多様化によって、かつてないほどに複雑なものとなっている」と指摘。クロスデバイスジャーニーでのターゲットオーディエンスへのリーチ支援におけるAIの優位性を訴えた。
日本の消費者: 広告はクリックするがなかなかコンバージョンしない
広告をクリックするまでのインプレッション数や、コンバージョンに至るまでのクリック数を日本とAPACで比較したのが下図。
日本の消費者はアジアの平均的なユーザーより広告への反応性が高く1/3以下のインプレッションでクリックする一方、コンバージョンまでに必要な広告クリック数はアジアの4倍程度となっている。
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