広告をやめた企業は、どうやって売り上げをあげているのか。――ビルコム太田氏著の書籍、インプレスが1月31日発売

「企業からの発信ではないこと」「演出がないこと」「マイクロコンテキストをふまえていること」

書籍『広告をやめた企業は、どうやって売り上げをあげているのか。』を、インプレスが1月31日に発売する。著者はビルコム代表取締役兼CEOの太田滋氏。

Amazonなど主要オンライン書店で予約できる。

  • 書名: 広告をやめた企業は、どうやって売り上げをあげているのか。
  • 著者: 太田滋氏(ビルコム株式会社 代表取締役 兼 CEO)
  • 発売日: 2018年1月31日(水)
  • ページ数: 208ページ
  • 出版社: インプレス
  • 価格: 本体1,728円(税込み)
  • https://www.amazon.co.jp/dp/4295003085/

広告がかつてのようには効かなくなった。

かけた費用に見合うだけの効果が得られなくなった。

広告の炎上がおそろしい。

そうした、企業の担当者が広告にアタマを抱えるいまの状況は、なぜ起こっているのか。そんななかで企業は、どのように生活者に働きかけていけばいいのか。

著者の太田氏は、大切なこととして、次に示す3つの条件を満たしたところに、「つぎのコミュニケーション」があると説く。

  • 企業からの発信ではないこと
  • 演出がないこと
  • マイクロコンテキストをふまえていること

目次・内容

  • はじめに ── どうして「ちがい」が生まれたのか
  • 第1章 なぜ「広告をやめたい企業」が増えているのか
    • テレビCMは本当に必要か
    • 「短い尺」では難しい
    • 活動時間の約3分の1は「スマホ」
    • 「とりあえず、マス広告」の時代ではない 
    • 指摘される「広告のリスク」
    • 広告はそもそも炎上しやすい
    • なぜ、広告をやめられないのか
  • 第2章 広告は本当に効かなくなったのか
    • 社会が変われば、コミュニケーションも変わる
    • テレビCMとウェブ動画広告を比べてわかること
    • 「メガコンテキスト」から「マイクロコンテキスト」へ
    • 「仕事人生がすばらしい」の危険性
    • 「自己本位化」するコミュニケーション
    • 「広告のように見えるもの」すら見られない
    • 「6秒」の広告でなにを伝えるか
    • 生活者の最大の敵は「虚偽」
    • 広告は「遮断される」
    • ネイティブ広告は是か非か
  • 第3章 広告に代わる「つぎのコミュニケーション」
    • 「企業からのアプローチ」の3条件
    • 「PR」は関係性をつくるもの
    • PR的コミュニケーションは“郷”の現状にそっている
    • PR的コミュニケーションのリスク
    • じつは広告もPR化している
    • 「ファクト」が客観性をもたらす
    • 拡散するのは「利他」の気持ちから
    • 「だれ」には「場」と「人」がある
    • PR的コミュニケーションは「共創」
  • 第4章 広告をやめた企業はこうやって売り上げをあげる
    • 「モノ」から「コト」へ
    • モノを欲しがらない人たち
    • 「コト」で表現する
    • 仲間の存在をたしかめる「つながり消費」
    • 自分の幸せをたしかめる「幸せ確認消費」
    • 自分の可能性をさぐる「非日常消費」
    • 「いいね!」は主観的評価  
    • 「AIDMA」「AISAS」、そして……
    • ソーシャルメディア時代は「PLSA」モデル
    • 「Simulation (評価)」は4つの視点から
    • シャンパンタワー型コミュニケーション戦略
    • 肝心なのは「最初のグラス」の選び方
    • ホットセグメントを探す2つの手がかり
    • 「アンバサダー」ではなく「オピニオンリーダー」
    • 「3つの機会」で「コト消費」を起こす
  • 第5章 科学を武器にしたPR的コミュニケーションの可能性
    • 「3K」に「科学」が加わったPR
    • 「生活者の本音」はなかなか表面化しない
    • ソーシャルメディアは「声」の宝庫
    • メディア×生活者=検索数
    • PLSAモデルの効果を分析するには
    • 競合との比較は「Perception (認知・認識)」で分析
    • 検索するのは「興味をもったから」
    • 「Simulation(評価)」は4つの視点それぞれに分析
    • 「A」にいたる期間に注意
    • 「売れる“打ち手”」は予測できる
    • 世界の注目は「PR分析ツール」
  • おわりに ── 「信頼」が競争軸になる時代
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