電通は、日本語を話したい外国人観光客へのやさしい日本語でのもてなしを推進する団体「やさしい日本語ツーリズム研究会」を8月18日付で発足させた、と同日発表した。日本語教師養成講座など教育事業運営のヒューマンアカデミー、外国人への日本語での対応を提唱する東京外国語大学の荒川洋平教授と共同で立ち上げた。語いを制限して分かりやすく表現するやさしい日本語を観光分野のコミュニケーションに適用し、自治体や観光・商業施設などに新たな訪日観光客対応を提言する。
やさしい日本語ツーリズム研究会は「やさしい日本語部会」と「日本語ツーリズム部会」で構成する。研究会全体とやさしい日本語部会の座長は荒川教授が務め、日本語ツーリズム部会の座長には、訪日観光客と現地の人との会話を研究する東海大学の加藤好崇教授が就いた。研究会は、口頭での日本語によるもてなしの意義と実践のあり方について提言し、従来のように日本人が英語で話すのではなく、地方の観光従事者や市民がやさしい日本語を使ってもてなしに参加する機会の創造を目指す。
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