博報堂生活総研、生活者の意識変化を読み解く定点観測を開始、結果を定期的に公表

「生活インデックスレポート」の名、4月の消費動向では新年度でも特別な気持ちなし

博報堂のシンクタンク、博報堂生活総合研究所は、生活者の意識変化を読み解くことを狙いに、複数の独自指数を開発し、定点観測を始めた、と4月9日発表した。調査結果は「生活インデックスレポート」と名付け、消費動向、生活感情、生活価値観の各領域に関して定期的に公表。消費動向は毎月上旬、生活感情が4月中旬と10月中旬、生活価値観は5月上旬と10月下旬に結果をウェブサイトで公開する。いずれも生活者が100点満点で回答し、平均点を指数にする形式となる。

今回、4月の生活者の消費動向(消費意欲・デフレ生活志向)の分析結果をまとめた。3月7~12日に、首都圏、名古屋圏、阪神圏の20~69歳の男女1500人を対象にインターネットで調べた。消費意欲指数は48.5点、デフレ生活指数は62.1点となった。先行観測していたため前月と比較でき、消費意欲指数は1.8点の微減、デフレ生活指数は横ばい。4月は新年度の始まりで新生活にあたって支出が見込まれるものの、指数に大きな変化はなく、消費者に特別な気持ちは働いていなかった。

指数は動いていない一方、生活者の声は4月らしく「春物の衣料、雑貨などが欲しい」「季節的な出費、購買意欲がアップ」「心機一転、お祝い」などが挙げられた。半面、「自分や家族の新生活、新年度でお金がかかるので、引き締める」という声も多く、結果として指数に変化がなかった。性別・年代別で最も消費意欲が高いのは女性の20代で56.9点。女性全体より5点以上高く、消費をけん引していた。男性の40、50代は堅調となり、「好景気」「株価上昇」の声が寄せられた。

博報堂
http://www.hakuhodo.co.jp/

博報堂生活総合研究所
http://seikatsusoken.jp/

生活インデックスレポート消費動向編4月
http://seikatsusoken.jp/pdf/RN_20130409.pdf

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