Perl とは 意味/解説/説明 (パール)
「Perl」(パール)は、プログラミング言語の1つ。プログラマ・言語学者であるラリー・ウォールにより、1980年代に開発された。ラリー・ウォールはUNIXのテキスト差分適用ソフト「patch」を作成したことでも知られている。
C言語やawkなどを参考とした、強力で柔軟な言語処理を特徴としており、日本語にも対応している。事前のコンパイル不要で実行可能なスクリプト型言語であり、Webサービス・Webアプリケーションが広がるにつれ再注目されるようになった。「Movable Type」「openssl」「DuckDuckGo」などのサービスがPerlを採用している。近年はIoT機器のシステム開発にも利用されている一方、Webに特化した言語ではないため、Web系での利用機会は減っているという説もある。
「CPAN」(シーパン:Comprehensive Perl Archive Network)と呼ばれるアーカイブには、Perl関連のモジュール、ソフトウェアが多数登録されており、これらを利用することでユーザーはさまざまな機能を追加できる。
もともとは真珠を意味する「pearl」という名称が考えられていたが、すでに同名のプログラミング言語が存在したため、「Perl」と表記された(そのため正式には、何かの略称というわけではない)。また厳密には、プログラミング言語自体のことを「Perl」、Perlを実行できる処理系のことを「perl」と区別する。
The Perl Programming Language - www.perl.org
https://www.perl.org/
The Comprehensive Perl Archive Network - www.cpan.org
https://www.cpan.org/