異なるアプリケーションやソフトウェアの間で情報やシステムの一部を連携できる仕組みをいう。アプリケーションAからリクエスト(要求)された機能や情報を、アプリケーションBがレスポンス(提供)するための、共通するプロトコルや接続上の仕様(インターフェース)。APIは「Web API」「OSが提供するAPI」「ランタイムAPI」の3つに大別される。
Web APIは、HTTP/HTTPSプロトコルを用いて、異なるアプリケーション間で情報やシステムを利用できるインターフェースをいう。それによって、自作のWebサイトやアプリケーションに、他サービスのデータや機能を組み込むことができる。例えば、Google Maps APIを使うことで、自分のWebサイトやアプリケーションにGoogle Mapを表示することができる。主にクラウドサービスを中心に多くの企業、サービスが提供している。
OSが提供するAPIは、OS上でプログラミングを行うためのもので、代表的なものにWindows APIがある。
ランタイムAPIは、アプリケーション開発をするためにランタイムが提供するもの。例えば、Javaの開発に必要な標準機能はAPIとして提供されており、APIを介して開発を行う。
APIの利用に際しては、サービス提供者に登録し(サービスによっては審査がある)、APIキーとシークレットを受け取り、各種設定をした後に利用可能になる。
APIの利用によってサービス提供者のデータが二次利用できるほか、開発効率の向上、セキュリティの向上、ユーザービリティの向上などのメリットが見込める。その一方、サービス提供者の不具合がダイレクトに影響するというデメリットもある。