
グーグル検索におけるURL構造のベストプラクティスのドキュメントが刷新
グーグル検索SEO情報②
グーグル検索におけるURL構造のベストプラクティスのドキュメントが刷新
日本語URLの扱いには注意 (グーグル 検索セントラル) 国内情報
URL構造に関するグーグル公式ドキュメントが刷新された。内容は変わっていないのだが、構成を改善しナビゲーションもわかりやすくなった。
Google検索におけるURL構造のベストプラクティスが書かれているドキュメントなので、読んだことがなければ必ず読んでおこう。読んだことがあっても再確認のため読むのもいいだろう。
注意点が1つある。日本語を含むURLの処理だ。
このドキュメントで推奨している項目の1つに、「ターゲットユーザーが使用する言語でURLを表示する」ことがある。たとえば、バナナスムージーの作り方を紹介するレシピサイトのURLなら次のようにするというものだ:
https://recipe.example.com/バナナスムージー
ドキュメントの例でも、上記のようにURL内にカタカナ(日本語)を記載している。
しかし、日本語(「非ASCII文字」という)を含むURLをGooglebotが確実に処理できるようにするには、文字列をUTF-8として扱ってURLエンコードすることが求められる(ドキュメントでも次の項目に記載がある)。
先ほどのURLをエンコードすると次のようになる:
https://recipe.example.com/%e3%83%90%e3%83%8a%e3%83%8a%e3%82%b9%e3%83%a0%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%83%bc
日本語が含まれるURLを適切にエンコードすると、人間にとっては意味不明な文字列になってしまい、ムダに長くなる。システムによっては二重エンコードの問題が発生したり、うまくデコード処理できなかったりする場合もあり、リンク切れの原因となる。
URLに日本語を採用する際には注意してほしい。
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noindexページでもGooglebotがJSを実行しレンダリングをするようになる
検証の結果から判明 (Tame the Bots) 海外情報
noindex
が設定されたページをグーグルはレンダリングしない。これは技術ドキュメントにも明記されている。
JavaScript を使用して robots meta タグを変更または削除しても、期待どおりに動作しないことがあります。初期状態のHTMLに
noindex
のrobotsmeta
タグが含まれていると、Google はレンダリングと JavaScript の実行をスキップします。ページをインデックス登録する可能性がある場合は、元のページコードで
noindex
タグを使用しないでください。
※Web担編注 上記は日本語ヘルプをもとに編集部がわかりやすく修正した文。要は「デフォルトでnoindexにしておいてJavaScriptでnoindex解除しようとしても、noindexがあった時点でJavaScriptの実行が止まるのでダメだよ」ということ。
しかし、この仕様の一部に変化があったようだ。デイブ・スマート氏が検証した結果、noindex
ページでもグーグルはJavaScriptをレンダリングすることが判明した(ただしインデックスの挙動は変わっていない)。
スマート氏の発見の主要点を簡潔にまとめると、次のとおりだ:
グーグルは現在、JavaScriptのフェッチリクエストの実行を含め、
noindex
ディレクティブを持つページでもレンダリングするレンダリングの結果、ページに
noindex
タグ(HTMLまたはHTTPヘッダー内)があれば、インデックスから除外されるJavaScriptを使用してページから
noindex
ディレクティブを削除しても、インデックスから除外される状態のままこの挙動により、検索エンジンにとってメリットのないページにレンダリングリソースを費やす可能性がある
404
ステータスコードを返すページは、これまでどおりGooglebotによってレンダリングされない
事実だとしてもほとんどのサイトには無関係だと思う。しかし大規模サイトの場合、重要なページに割かれるべきグーグル側のレンダリングリソースが消費されてしまう可能性がひょっとしたらあるかもしれない。
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2025年6月のオフィスアワー: AI Overviewの広告、サイトリニューアル後にアクセス数減少、サイトマップの毎日送信など
6月は質問少なめ (#Google検索オフィスアワー on YouTube) 国内情報
2025年6月のGoogle検索オフィスアワーがYouTubeに公開された。今回、あんな氏が回答したのは次の質問だ:
AI Overviewに関する質問が出たのは初めてかもしれない(もっとも試験運用中の機能ということで明確な回答は提供してもらえていないのだが)。そのほかは、過去にもあったかもしれないよくある質問が多い。
6月のオフィスアワーの質問は合計で6件とやや少ないように感じる。どんな些細なことでも構わないので、SEOに取り組んでいるなかで気になる疑問が浮かんだり、トラブルが起きたりした場合は質問フォームから送っておこう。あんな氏が丁寧に回答してくれる。
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グーグル、「2025年6月のコアアップデート」を展開開始。順位変動は発生しているのか?
1週間経過時点では穏やか (Google Search Central on LinkedIn) 海外情報
「2025年6月のコアアップデート」の展開を、グーグルは2025年6月30日(太平洋時間)に開始した。
前回のコアアップデート開始は3月13日だった。3か月半の間隔は一般的なパターンだ。
リンクトインでは検索セントラル公式アカウントが次のようにアナウンスしている。
本日、Google 検索の 2025 年 6 月のコア アップデートをリリースしました。
これは、あらゆる種類のサイトから、検索ユーザーにとって関連性が高く満足のいくコンテンツをより適切に表示できるように設計された、通常のアップデートです。
ロールアウトが完了したら、ランキングのリリース履歴ページを更新します。
https://status.search.google.com/incidents/riq1AuqETW46NfBCe5NT
内容に関しても、特筆するような特徴のない一般的なアップデートのようだ。検索ステータスダッシュボードには、展開完了までには最大で3週間かかると記載されている。たいていは2週間なので、期間に関しては多少の違いが見られるといえば見られる。
さて、ランキングに与える影響だが目立った変動は起きていないようだ。SEO界隈も静かだ。
辻氏も次のようにコメントしている。
コアアップデート開始後6日経過してここまで動きが小さいのは珍しいなあ。
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) July 6, 2025
もっとも最大3週間なので、今後大きな変更が発生する可能性はゼロではない。それでも、ここ数年のコアアップデートの傾向として、全体的な変動幅は小さくなってきたように感じる。
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